昭和56年(1981年)より前に建てられた家に住んでいる方は、専門家の耐震診断を受けましょう。各行政では、昭和56年5月31日以前着工された木造住宅の無料診断を実施しています。その診断等を受け「倒壊の可能性がある」と診断された木造住宅を対象に、耐震改修費の一部を行政が補助しています。詳しくはこちらから。
家具の固定
ポール式器具はタンスの奥の方(壁側)で、天井や家具の硬いところに取り付けます。また、天井側だけでなく床の側もストッパーなどで固定し、上下に分かれている家具は連結しておきましょう。
食器棚の本体はタンスと同じように金具などを用いて固定します。また、開き戸が開かないようにとめ金を付けたり、ガラス部分にガラス飛散防止フィルムを張ったりして、ガラスや食器が凶器にならないように工夫しましょう。
タンスと同じように、壁の中の硬い所や下地材のあるところを探して、金具やワイヤーなどで固定します。また、本棚の端の硬い部分にヒモやベルトなどを取り付けて中の本が飛び出さないようにしましょう。
テレビの取扱説明書に転倒防止方法についての説明がある場合は、それに従いましょう。テレビをテレビ台に固定するには、粘着マットやストラップ式の固定器具などを使う方法があります。テレビを壁などに固定するには、ベルト式器具やヒートンとロープを組み合わせて使う方法があります。
家具の配置
寝室や子ども部屋など、家族やお子さんが長時間を過ごす部屋には、できるだけ家具を置かないようにしたり、背の低い家具だけを置くようにしたりして、工夫しましょう。
万が一家具が倒れてきたときに、寝ている人や、座っている人に家具が直撃しないように、また、出入り口をふさいでしまわないように、家具の向きや、配置を工夫しましょう。
内閣府(防災担当)発行「みんなで減災」パンフレットより引用
内閣府(防災担当)発行「みんなで減災」パンフレットより引用
住宅の耐震性【昭和56年(1981年)より前に建築の家に住んでいる方はここからスタート】
家具の固定等【昭和56年(1981年)以降に建築の家に住んでいる方はここからスタート】
内閣府(防災担当)発行「みんなで減災」パンフレットより引用