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新城市竹広区・信玄原の火おんどり

2012/08/20

 今日は、お盆の8月15日、新城市、長篠・設楽原決戦場跡にある信玄原で「火おんどり」が行なわれました。
 愛知県指定無形民俗文化財にも指定されている「信玄原の火おんどり」は、毎年8月15日の夜に、設楽原決戦場跡(あと)にある信玄塚で行なわれています。信玄塚とは、天正3年・1575年に、織田・徳川連合軍と武田軍の間で行なわれた長篠・設楽原の戦いの戦死者を葬った塚のことで、その供養として始まったのが「火おんどり」です。
 夜9時、火打ち石で起こした火を「お種」と呼ばれる3本の松明に点火。代々その火元の役を担う峰田家の峰田幸弘さんが掲げた提灯を先頭に、区長、お囃子、松明と行列を作り、信玄塚に向かいました。
 一行は大塚・小塚の周りを3周した後、太鼓や笛の音のテンポが早くなったのを合図に、火の点いた松明を大きく動かし始めると、会場は一気に熱気に包まれました。 松明は、大きいものでは長さ3m、直径80cmあり、「ヤーレモッセ モッセモセ」という独特の掛け声を掛けながら8の字を描くように振り回す姿は勇壮で迫力満点です。この日のために半月ほど前から用意してきた50本から60本近い松明を次々に持ち上げ、火の粉や灰を 浴びながら、短くなるまで振り回す姿は圧巻で、遠方から訪れた大勢のアマチュアカメラマンたちも、夢中になってその様子をカメラに収めていました。
 今日まで400年以上、地区の人たちによって守られ、継承されてきたこの「火おんどり」。これからも末永く続いていくことでしょう。

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