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第25回吉田文楽保存会定期公演

11/4(水) 10:00〜

豊橋市向山大池町にある豊橋市民文化会館で1日、「吉田文楽保存会」定期公演が開かれました。

豊橋市を拠点に活動する「吉田文楽保存会」は、1956年・昭和31年に結成され、今年で59年を迎えています。そして、平成2年に豊橋市無形民俗文化財にも指定され、毎年定期公演を行っています。今回25回目となる定期公演には、豊橋市民文化会館に多くの来場者が訪れました。舞台は、「寿式三番叟」で幕が開きました。これは、天下泰平、五穀豊穣を祈願する御祝儀曲です。三番叟の舞は、賑やかな曲にのって軽快な踊りやユーモラスな場面もあり、一体の人形を3人がかかりで動かす人形師たちは息の合った動きで操り開幕を飾りました。二幕目は、「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」。これは、阿波の十郎兵衛の女房「お弓」が、巡礼娘「お鶴」を我が子と知りながら名乗らずに別れるという、お芝居では有名な場面です。そのお弓を遣うのが、吉田文楽保存会の鈴木会長です。母と子の、切ない心情が人形の仕草からにじみ出てくる場面では、ピンと張りつめた雰囲気に包まれていました。この日の公演では、太夫と三味線に徳島県徳島市の阿波人形浄瑠璃 平成座の会長であり太夫の竹本友幸さんら3人が賛助出演し舞台を盛り上げました。この吉田文楽保存会定期公演は、古典芸能の火がいつまでも灯るようにと願う観客と演者が一体となった素晴らしい公演となりました。

取材場所 豊橋市民文化会館/向山大池町

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