この切り絵の個展は、デザイン切り絵作家の榊原司郎さんが制作した作品で、地蔵菩薩や観音菩薩などをかたどったデザイン切り絵、およそ60点が展示されています。榊原さんが手がける「おじぞうさま」は、微笑ましく、安らぎと、愛(いと)おしさを感じさせる作品で、訪れた人の目を楽しませています。榊原さんの切り絵は、「輪郭線を全て繋げて切る」という、従来の切り絵の作法にとらわれず、構図を通して必要な部分は、別の紙を切って張り合わせるなど工夫されています。他にも、今回は、江戸時代中期に活躍した、近世日本画家の1人「伊藤若冲」の鳥獣画をモチーフにした作品なども展示されています。この「おじぞうさまの個展」は、豊橋市呉服町の「ギャラリー48」で2月12日(日)まで開催されています。
取材場所 | ギャラリー48/豊橋市呉服町 |
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