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渥美図書館講座 明平さんの短歌と女性観

3/21(火) 10:00〜

渥美図書館講座「明平(みんぺー)さんの短歌と女性観」が18日(土)に 渥美文化会館で行われました。

この渥美図書館講座は、毎年2回行われているもので、今回は渥美が生んだ作家、杉浦明平氏の「短歌」と「女性観」をテーマに開催されました。この日は、元愛知大学の教授で江戸後期、明治前期の文化・思想史を専門とする別所興一さんが講師をつとめました。1913年に、現在の田原市折立町に生まれた杉浦明平氏は、現在の時習館高校である豊橋中学校卒業後、第一高等学校、東京帝国大学文学部国文学科に進学したため、東京で文学活動を行っていました。第二次世界大戦後は故郷(ふるさと)の渥美地区に移り住み、作家活動の他、町会議員も務めました。小説家の他、評論家、イタリア文学者としても知られ、その著作は、毎日出版文化賞を受賞した「小説渡辺崋山」や「ノリソダ騒動記」「農の情景」など多数あります。今回の講座で、講師の別所さんは、様々なエピソードを交えながら、明平氏の「短歌」と「女性観」を戦前、戦中、戦後の渥美半島と東京での生活を関連付けて解説をしました。なお、渥美図書館には、「杉浦明平寄贈図書室」があり、明平氏から寄贈された貴重な資料が数多く所蔵されています。講座の後半には、短歌雑誌「アララギ」に掲載された明平氏の短歌に関して、別所さんと32人の受講者が意見交流をし、様々な解釈ができるその作品について議論を交わしていました。受講者は、この講座を通して、郷土が誇る作家・杉浦明平について知識を深めることが出来たようです。

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