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新刊案内

くるまえび  平成30年11月号

  


                          くるまえび
                  (明生会館情報誌)
                        平成30年11月号(第28号)

      点字図書館「明生会館」
      郵便番号 440-0874
      愛知県豊橋市東松山町37番地
      電話番号 0532-52-2614
      メールアドレス asv60960@siren.ocn.ne.jp

内容
  つぶやき
  お知らせ
  トピックス
  気になった本の紹介
  サピエ図書館より図書の紹介
  サピエ図書館より新刊図書の紹介
  くるまえびに掲載する原稿を募集しています


つぶやき
 日に日に日没が早くなり、何となくせわしくなってきました。今年は全国各地で、地震や大雨など大きな災害がありました。こちら明生会館でも台風24号の影響で停電し、電話が使用不能となりました。私の自宅では2日半停電し、静岡県では県内全域が大規模停電となり、なにもかもが麻痺状態でした。停電のみで断水しなかったことが幸いでした。夜は懐中電灯とロウソクでの生活。子供の頃停電した時には、ロウソクの火でも明るいと感じた憶えがありますが、実際はかなり暗いですね。テレビも見れない、暗くて本も読めない、やることがないので早寝早起きの健康的な生活を送ることができました。
 今回の停電で、電気が来なくなった時、何が困り何が必要なのか体験できました。実際にそんな状況で生活してみないと、なかなかわからないものです。それとともに大地震に襲われ、長期間ライフラインがストップした時のことを考えると、恐ろしくなりました。
 たかが停電でも、流通にかなり影響が出たようで、スーパーやコンビニからは食べ物が綺麗サッパリ消えていました。ホームセンターやドラッグストアでは、カセットコンロ・ガスボンベ・レトルトご飯などが無くなっていました。私が欲しくて買いに行った物は、全てありませんでした。自分が必要だと思う物は、まず間違いなく他の人も必要としていると言うことを、つくづく思い知りました。
 東海地方で予想されている地震が起きた場合、それぞれの復旧には、電気1週間、都市ガス2カ月、水道1カ月とのデータもあります。都市部や山間部、住んでいる場所の条件でもだいぶ違ってくると思います。広範囲が被災した場合、復旧や支援のめどは立たないので、普段から非常持出品や備蓄などは少し多めに用意しておいた方が良さそうです。


お知らせ
1 紹介されている図書のリクエストは、ご希望の媒体(点字/テープ/CD)と番号(11の○○)をご連絡ください。

2 明生会館では中日ドラゴンズファンのための雑誌月刊ドラゴンズのデイジー版・テープ版を毎月上旬に発行しています。ご希望の方は明生会館までご連絡ください。

3 発送物は「テープからCDへ」などの変更が可能です。変更される場合は、明生会館までご連絡ください。CD版も返却の必要はありません。

4 新型の音声読書器、プレクストークPTN3を寄贈いただきました。興味のある方、触ってみたい方は明生会館までお問い合わせ下さい。

5 明生会館の開館時間は9時から17時です。12時から13時は休憩時間のため、職員不在や食事中で電話に出られないことがあります。電話等はなるべく休憩時間外にお願いします。

6 くるまえびCD版には終了後、50代からの旅と暮らし発見マガジン「ノジュール」10月号抜粋版が収録されていますので、そちらもお楽しみ下さい。ボリュームの関係でCD版のみ収録となっていますので、ご希望の方は明生会館までお尋ねください。


トピックス お着きのお茶とお菓子
 段々と寒くなり、お風呂が恋しい季節となりました。
 私、9月には新潟県の栃尾又温泉と月岡温泉、岩手県花巻温泉郷の鉛温泉へ行ってきました。どの温泉も個性的で素晴らしい温泉でした。そんな温泉、いつも気になっていたアレに注目してみます。
 温泉旅館に着いてホッと一息ついたら、まず口にするのが「お茶」と「お菓子」ですよね。どの旅館でも、だいたいご当地ならではのお菓子が用意してあります。これはお土産にお菓子を買わせるための試食品で、旅館の作戦だと思っていました。しかし、このお着きのお茶とお菓子に、大きな意味があるんだそうです。実はこのお着きのお茶とお菓子、温泉に入るための準備運動的な意味を持ち合わせているようです。私、全然知りませんでした。
 その理由は、極端な空腹状態で入浴すると、貧血に陥りやすいからです。 人によっては低血糖状態になることも。 温泉入浴によるカロリー消費は案外大きく、42度の湯に10分入ると、ウオーキングを10分したのと同程度のカロリーを消費するといわれています。
 そこで、お着きの菓子程度の糖分を含んだものを少し食べるといいわけです。また、お茶を飲むのは、入浴前の水分補給になるほか、お茶に含まれているビタミンCが湯あたりを防ぐ効果もあるとされています。
 では、このお着きの菓子とお茶を、いついただくのがいいのか?そりゃ、お着きのお菓子っていうくらいだから、宿に着いてまずいただくものでしょう。と思うかもしれませんが、それはそれで正解です。実際、部屋にはいるとすぐにお茶を出してくれますからね。正解はと言うと、「入浴前にいただく」というのが正しいようです。
 宿に到着して部屋で一服、 お菓子を食べながら一息つく。旅の話などをして、浴衣に着替えていざ温泉へというと、だいたい15分は経過しているはずです。入浴前の水分補給は15分から30分前に行うのが望ましいと言われているので、その理屈にこのお着きのお菓子とお茶が一役かっているというわけです。


気になった本の紹介 日刊ゲンダイデジタルより
 和田秀樹著 「病院のやめどき」
 定期的に健康診断を受け、数値が標準より高いと、医師に言われた通りに薬を飲む。多くの日本人が当たり前にしていることだが、和田秀樹著「病院のやめどき」では、患者が医療を“自己決定”する重要性について説いている。
 医師である著者は、日本の医療にはエビデンス(科学的根拠)が非常に乏しいと言う。欧米では今、「科学的根拠に基づく医療」という考え方が主流になり、大規模な臨床調査により効果の確実性を確認できた治療のみが行われるようになっている。日本でも薬の服用で数値が変動することは明らかになっているが、5年後、10年後に防ぐべき病気にならなかったというエビデンスはほとんどない。つまり日本人の多くは、数値は下がるがその先に求める効果があるかどうか疑わしいまま、大量の薬を飲まされているわけだ。
 将来的な効果がないうえ、副作用により「生活の質」が下がる場合もある。アメリカの調査では、高血圧治療に用いられるクロルタリドンという薬には、脳卒中の発生を遅らせる効果があるものの、服用しないグループと比べるとその差はわずか1~2年程度で、脱水やめまいなどの副作用に苦しめられることが明らかにされている。脳卒中の発症をわずかに遅らせるか、それを捨てて副作用なしで快適に生きる道を選ぶか。これは患者自身が選択すべきことで、薬を処方する医師が勝手に決めていいことではない。
 本書では、待合室を観察する、看護師やケアマネジャーの話を聞くなど、患者がいい医者を見極め医療を自己決定するためのヒントも紹介。健康で長生きしたければ、医療を漫然と受けるのはやめるべきだ。


サピエ図書館より図書の紹介
 サピエ図書館で人気のある図書を、デイジー図書・点字図書それぞれ5タイトルご紹介します。読書の参考にご利用ください。デイジー図書・点字図書と分けて紹介していますが、点字図書で紹介された本のデイジー版はないか、そのような問い合わせも受けますのでお気軽にお尋ねください。

デイジー図書
11-1 大沢 在昌 爆身 13時間37分
 凄腕のボディガード・キリ。警護を依頼されたニュージーランド在住のフィッシングガイドが目前で爆死した。謎のフィクサー・睦月の依頼で、キリは事件の真相を追うことになるが…。

11-2 池井戸 潤 下町ロケット3 ゴースト 9時間27分
 ロケットエンジン用バルブシステムの納入先・帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして番頭・殿村に訪れた危機。予期せぬトラブルにより窮地に陥った佃製作所で、社長・佃が下した意外な決断とは-。

11-3 YUKARI すごい足指まわし 2時間17分
 冷え、むくみ、ひざ痛、腰痛、肩こり、姿勢…。「足指まわし」が体のさまざまな悩みを一気に解決! 「足指まわし」を中心に、誰でも簡単にできる足マッサージ法を紹介する。

11-4 若月 ヒカル あきんど姫様 6時間5分
 二条院家の姫、桜子は世間知らずだったが、家に百二十両の借財があることを知る。やくざに借りた六十両を返せない場合は自身が遊女になることを承知してしまい、金策に窮した桜子は「商人」になることを決意するのだが…。

11-5 八神 淳一 甘く危険な誘惑 6時間27分
 さびれた温泉宿で仲居として働く女は、コワモテの客たちから同僚を守るため裸に剥かれ、女体盛りをされ…。

点字図書
11-6 柚月 裕子 盤上の向日葵 7巻
 山中で発見された白骨死体。現場に残された唯一の手がかりは伝説の名駒だった。4か月後、2人の刑事が竜昇戦の会場である天童に降り立つ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは

11-7 	磯崎 文雄 痛み・コリ・シビレをとる本 4巻
 やってあげよう、やってもらおう。この方法を選んでください!!筋膜マッサージ。―こんな簡単なやり方で、全身の健康がとり戻せる。ガンコな腰痛・肩コリ・神経痛もスッキリ。 

11-8 川口 俊和 コーヒーが冷めないうちに 5巻
 とある町の、とある喫茶店の、とある座席には不思議な都市伝説があった。その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという噂を聞き、訪れた四人の女性たちの心温まる四つの奇跡の物語。

11-9 飯嶋和一 神無き月十番目の夜 7巻
 慶長七年(1602)陰暦十月、常陸国北限、小生瀬の地に派遣された大藤嘉衛門は、野戦場の臭気が漂う中、三百名以上の住民が消えるという奇怪な光景を見る。長く歴史の表舞台から消されていた事件を掘り起こし、その真実の姿をミステリアスかつ重厚に描いて大絶賛された戦慄の巨編。 

11-10 小池 真理子 感傷的な午後の珈琲 3巻
 生と死とエロスの世界を描き、読者を魅了し続ける著者、十年ぶりのエッセイ集。人生の輝き、ときめきを瑞々しい言葉で紡ぐ46篇。


サピエ図書館より新刊図書の紹介
 サピエ図書館に登録された新刊図書を著者とタイトルのみ紹介します。利用希望の方は番号をリクエストしてください。
デイジー図書
11-11 青井 夏海 あかつき球団事務所へようこそ

11-12 沢村 鉄 あの世とこの世を季節は巡る

11-13 川村 隆枝 「夫の介護」が教えてくれたこと

11-14 高橋 洋一 「官僚とマスコミ」は嘘ばかり

11-15 日本文藝家協会編 時代小説ザ・ベスト 2018

11-16 中尾 彬・池波 志乃 終活夫婦

11-17 椎名 誠 旅先のオバケ

11-18 岸本 葉子 俳句、やめられません 季節の言葉と暮らす幸せ

11-19 谷川 俊太郎 星空の谷川俊太郎質問箱

11-20 車 浮代 落語怪談えんま寄席


点字図書
11-21 白石 一文 一億円のさようなら

11-22 神凪 唐州 大須裏路地おかまい帖

11-23 荻原 浩 海馬の尻尾

11-24 萩本 欽一 人生はおもしろがった人の勝ち

11-25 松生 恒夫 腸はぜったい冷やすな!

11-26 西田 亙 糖尿病がイヤなら歯を磨きなさい

11-27 西川 昭幸 美空ひばり最後の真実

11-28 加瀬 英明 小池百合子氏は流行神だったのか

11-29 森見 登美彦 太陽と乙女

11-30 小路 幸也 駐在日記


くるまえびに掲載する原稿を募集しています
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