くるまえび (明生会館情報誌) 令和6年9月号(第63号) 点字図書館「明生会館」 郵便番号 440-0874 愛知県豊橋市東松山町37番地 電話番号 0532-52-2614 メールアドレス asv60960@siren.ocn.ne.jp 内容 つぶやき お知らせ トピックス サピエ図書館より新刊図書の紹介 図書の紹介 くるまえびに掲載する原稿を募集しています 賛助会費のお願い つぶやき 今年の夏は暑かったですね。7月号でつぶやいたとおり、昨年以上の暑さとなりました。毎日、熱中症警戒アラートが発表され、日中はもちろん、夜になっても気温が下がらず、エアコンもフル稼働。日中は外に出ると身の危険を感じるほどでした。梅雨の雨も少なく、今後は水不足や野菜などの高騰が心配です。 8月8日には日向灘を震源とする地震に伴い、「巨大地震注意」が発表されました。翌9日には神奈川で震度5弱の地震。人間、こうなると慌てますよね。お店からは「水」や「米」が消え、日頃からの準備が大切だと、つくづく感じました。 最近では、「災害は忘れる前にやってくる」と言われています。毎年毎年大きな災害が発生しています。いざという時のために、自分自身や家族を守るためにも事前に準備しておきましょう。 お知らせ 1 紹介されている図書のリクエストは、ご希望の媒体(点字/テープ/CD)と番号(9の○○)をご連絡ください。 2 「令和5年度 愛知県福祉ガイドブック」のデイジー版をご希望の方は明生会館までご連絡ください。 3 発送物は「テープからCDへ」などの変更が可能です。変更される場合は、明生会館までご連絡ください。CD版も返却の必要はありません。 4 明生会館では中日ドラゴンズファンのための雑誌、月刊ドラゴンズのデイジー版を毎月上旬に発行しています。ご希望の方は明生会館までご連絡ください。 5 明生会館の開館時間は9時から17時です。12時から13時は休憩時間のため、職員不在や食事中で電話に出られないことがあります。電話等はなるべく休憩時間外にお願いします。 6 くるまえびCD版には終了後、50代からの旅と暮らし発見マガジン「ノジュール」8月号抜粋版が収録されていますので、そちらもお楽しみ下さい。ボリュームの関係でCD版のみ収録となっていますので、ご希望の方は明生会館までお尋ねください。 トピックス ソーセージ、ウィンナー、フランクフルトは何が違う? 多少過ごしやすくなり、バーベキューの季節ですね。肉や野菜を焼くだけでなく、ウィンナーやソーセージ、フランクフルトなども焼きませんか?ふと考えると、どれも同じような気がしますが、何が違うんだろう?そこで調べてみました。 ソーセージは挽き肉に調味料を混ぜて動物の腸に詰めた料理全般を指す言葉で、ウィンナーはその中の1種類。材料によってウィンナー、フランクフルト、ボロニアと呼び名が変わります。 材料と言っても中身でなく、包んでいる「皮」の種類です。羊の腸に詰めたものをウィンナー、豚の腸に詰めたものはフランクフルト、牛の腸に詰めたものはボロニアと呼ばれるそうです。 現代では動物の腸の代わりにコラーゲンやセルロース(植物繊維)などの素材を使う場合もあるそうで、その場合は、直径20ミリ未満のものは「ウィンナー」、20ミリ以上36ミリ未満のものは「フランクフルト」、それよりも太いものは「ボロニア」と呼ばれるそうです。 名前の由来は、「ウィンナー」はオーストリアの首都ウィーン、「フランクフルト」はドイツの都市のフランクフルト、「ボロニア」はイタリアのボローニャだと言われています。 単純に太さで区別していると思ったら、違ったんですね。 サピエ図書館より新刊図書の紹介 サピエ図書館に登録された新刊図書をご紹介します。利用希望の方は番号をリクエストしてください。 デイジー図書 9の1 万城目学 六月のぶりぶりぎっちょう 6時間11分 密室で織田信長の死体を見つけた主人公は、本能寺の変の謎に挑むことになり…。表題作など、京都を舞台に不思議な出来事を綴った、全2編を収録。 9の2 中山七里 鬼の哭く里 9時間17分 終戦直後、岡山で起きた惨殺事件。その犯人の呪いにより、今も犠牲者が出ているという。ある男の移住をきっかけに、呪いの犠牲者と思しき死者が出て…。 9の3 池井戸潤 俺たちの箱根駅伝 上 9時間24分 2年連続で箱根駅伝の本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。4年生の主将・隼斗にとって、10月の予選会が最後の挑戦となる。絶対に負けられない戦いが始まる! 9の4 井沢元彦他 史実は謎を呼ぶ 9時間4分 菊池寛から、風野真知雄、上田秀人まで。出世作、隠れた名作など、戦国から明治の実在の人物・史実に依拠した時代ミステリ全7篇を精選。 9の5 嵐山光三郎 老人は荒野をめざす 7時間57分 すぐ隣にある死を意識し、亡くなった多くの友を悼み、生きている者は、いっそ「死ぬ気」で生き切ってみようと自身も読者も励ます老年エッセイ集。 9の6 今野 敏 夏空 6時間12分 高齢者の運転トラブル、半グレの取り締まり、悪質なクレーマー。守るべき正義のため、揺るぎない眼差しで安積は事件を解決に導いていく。警察官たちの矜持が光る「安積班」シリーズ。 9の7 漆畑 修 しっかりわかる帯状疱疹 3時間29分 帯状疱疹は、早期に見つけて適切に治療すれば、後遺症である帯状疱疹後神経痛を避けることができる。帯状疱疹の発症から治療、痛み対策、予防ワクチンまで、専門医が症例を多数紹介しながら、Q&A方式でわかりやすく解説。 9の8 垣谷美雨 墓じまいラプソディ 8時間28分 義母の遺言から始まった墓問題。それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。現代の墓事情を描く小説。 9の9 桜井真琴 おいしい混浴温泉 4時間53分 カノジョが欲しい奥平純平は、占い師から「温泉で混浴した女性と幸せになれる」と言われてその気になり、混浴可能な温泉地をめぐることに。 9の10 蒼井凛花 欲情のリモート会議 5時間56分 会議の最中にHなことしても、PC画面に映らなければ大丈夫!?スポニチ好評連載に大幅加筆修正、明るく楽しい官能エンタメ! 点字図書 9の11 講談社編 10人のお坊さんにきいてみた 2巻 他人の些細なことにイライラ、承認欲求が満たされない、生きる意味を見いだせない、過去を忘れられない、自分の見た目が嫌…。説法が得意なお坊さんが5つのモヤモヤを解決する。 9の12 木戸清三 妻の三味線 2巻 仙台市で税理士として働く繁。妻・けい子との間にもうけた一人息子の徹は、税理士を目指して受験勉強をしながら同じ事務所で働いていた。コロナ禍に振り回されながらも、穏やかな日々を送る繁とけい子だったが…。 9の13 篠田節子 田舎のポルシェ 4巻 実家の米を引き取るため大型台風が迫る中、強面ヤンキーの運転する軽トラで東京を目指す女性。波乱だらけの強行軍を描いた表題作ほか、心躍るロードノベル全3篇を収録する。 9の14 原田ひ香 喫茶おじさん 4巻 松尾純一郎、57歳。早期退職し、現在無職。妻子はあるが現在は別居中。純喫茶巡りを趣味にしようと、コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡るが。 9の15 白蔵盈太 関ケ原よりも熱く 4巻 本能寺の変後。腹心に支えられ、知略を尽くし、命を賭けて睨み合う豊臣秀吉と徳川家康。天下人となるのはどちらか。関ケ原の戦いよりもずっと熱い小牧・長久手の戦いを描く。 9の16 辻村深月 琥珀の夏 9巻 かつてカルト集団として批判された団体の敷地から子どもの白骨が発見された。弁護士の法子は、遺体は自分の知る少女ではないかと胸騒ぎを覚える。30年前の記憶が蘇り、忘れて大人になった者と取り残された者はやがて法廷へ。 9の17 鳥集 徹 医者が言わない薬の真実 2巻 軽度高血圧に降圧薬は意味がない、コレステロール低下薬で心筋梗塞を予防できるのは100人飲んで1人だけ。25年以上にわたり医療業界を取材し続けるジャーナリストが、製薬会社の“本性”と薬の真実を明かす。 9の18 中央公論新社編 午後三時にビールを 3巻 求めたものは一杯の冷たい麦酒(萩原朔太郎)、おしまいにひと口ライスカレー(向田邦子)。酒友との語らい、行きつけの店、思い出の味など、酒と酒場にまつわる26人のエッセイ&短篇を収録する。 9の19 薬丸 岳 罪の境界 9巻 「約束は守った…伝えてほしい…」。それが無差別通り魔事件の被害者・飯山晃弘の最期の言葉だった。明香里は自分の身代わりとなって死んだ飯山の言葉を伝えるために、彼の人生を辿り始める。 9の20 小坂流加 余命10年 memorial edition 4巻 20歳の茉莉(マツリ)は不治の病にたおれ、余命10年であることを知る。未来に対する諦めから、淡々とした日々を過ごしていく茉莉は、恋はしないと心に決めていたが…。2022年3月公開映画の原作。 図書の紹介 第171回 芥川賞・直木賞の受賞作が決定。芥川賞ダブル受賞。朝比奈 秋さん、『サンショウウオの四十九日』、松永K三蔵さん、『バリ山行』。 直木賞、一穂ミチさん、『ツミデミック』。今回は3人の作品を紹介します。 朝比奈 秋 9の21 サンショウウオの四十九日(芥川賞受賞作) 私のすぐ隣にいる、もう一人のわたし。気鋭の作家が、医師としての経験と驚異の想像力で、二人で一つの身体を生きる姉妹の人生と命の普遍を描く。 9の22 あなたの燃える左手で ハンガリーの病院で手の移植手術を受けたアサト。だが麻酔から醒めると、繋がっていたのは見知らぬ白人の手。アサトは他人の手を受け入れられず…。身体を、国を奪われる意味を問う傑作中篇。 9の23 植物少女 植物状態になった母とその娘。成長するにつれ、母の存在も大きく変化し…。「生きるとは何か」を問う、現役の医師だからこそ描けた真摯な母娘の物語。 9の24 私の盲端 人工肛門により生活が一変した女子大生の涼子。新たな穴と付き合いながら暮らすうちに、同じ境遇の男との奇妙な交流が始まり…。表題作のほか、第7回林芙美子文学賞受賞作「塩の道」も収録。 松永K三蔵 9の25 バリ山行 転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた男は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その社内登山グループの中に、あえて登山路を外れる難易度の高い登山「バリ山行」をしている社員がいた。会社も人生も山あり谷あり、バリの達人と危険な道行き。圧倒的生の実感を求め、山と人生を重ねて瞑走する純文山岳小説。 一穂ミチ 9の26 ツミデミック 大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗る女が現れ…。「違う羽の鳥」「憐光」など、全6編を収録。鮮烈なる“犯罪”小説集。 9の27 恋とか愛とかやさしさなら プロポーズしてくれた翌日、恋人が盗撮で捕まり…。男女の欲望と愛情のままならさを描く。 9の28 砂嵐に星屑 舞台は大阪のテレビ局。腫れ物扱いの独身女性アナ、ぬるく絶望している非正規AD。一見華やかな世界の裏側で、それぞれの世代に悩みがあり…。ままならない日々を包み込み、前を向く勇気をくれる連作短編集。 9の29 青を抱く 海辺の街で暮らす泉。散歩中に、水難事故に遭って2年間目を覚まさない弟そっくりの男・宗清に出会う。彼の率直な好意に反発しながらも、泉は惹かれていき…。 9の30 スモールワールズ 夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。向き合うことができなかった父と子…。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描く連作集。 くるまえびに掲載する原稿を募集しています ご意見・ご要望・感想などの投稿を募集しています。ただし、お寄せいただいた原稿は添削させていただく場合や、掲載できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。 賛助会費のお願い 本年度も賛助会費にご協力をお願いします。本連合会並びに点字図書館「明生会館」では、活動の一層の充実を図って参りたいと考えております。皆様のご協力をお願いし ます。 社会福祉法人 愛知県盲人福祉連合会 電話 0532-53-5855 以上で「くるまえび」令和6年9月号を終わります。 「くるまえび」は返却する必要はありません。