「昭和のこころ」ノスタルジー世界のブログ
古い奴だとお思いでしょうが

【発達障害】
 


もどる
三河武士がゆく
 

■アスペルガーは知的障害か? 2012/08/08

■アスペルガーは怒りやすいのか? 2012/08/08

■おとなの発達障害・・・おとなのいじめ 2010年08月05日

■おとなの発達障害・・・耐えるおとなたち

■精神科医、後藤健治氏 2010年06月20日

■おとなの発達障害・・・(6)おとなはどこへ相談しますか? 2010年06月17日

■『そだちの科学』13号、「おとなの発達障害」  2010年06月07日

■おとなの発達障害・・・(5)おとなはどこへ行きますか? 2010年06月05日

■おとなの発達障害・・・(4)納得いくまで 2010年05月31日

■おとなの発達障害・・・(3)周囲も自分もわかりにくい2010年05月28日

■おとなの発達障害・・・(2)発達障害かも 2010年05月27日

■おとなの発達障害・・・(1)病気になる前に 2010年05月24日

■親の転勤と発達障害者への配慮 2010年01月13日

■発達障害者への行政やマスコミの対応 2009年11月25日

■精神科医への過度の期待

■大人の発達障害。ダイヤルを回す勇気を

■発達障害といじめ
 

 
■アスペルガーは知的障害か? 2012/08/08

「アスペルガーという知的障害があるのです」という方がいました。

できることとできないことの差があまりにも大きすぎることはあります。

学校・職場・家庭のなかで苦手なところだけを求められるような役割を与えられたとしたら、客観的な評価が悪くなるのは当然です。

逆に、できる面だけを評価されていて、当然できるだろうという事ができないとき、ふざけている、わざと、怠慢だという誤解も受けやすいのです。

普段の学力は悪くないのに、板書を写すのが遅い、課題が出せない、一番始めの問題で躓いて0点(次に進めない)に近い点数になる

教師から見ると、なぜやらない? なぜできない? なぜわかる問題からやらないのか?

なぜなぜだらけで、教師が混乱してしまうでしょう。言われた人はもっと・・・

教師がこのような認識や理解力だとしたら、ぞっとしますね。

人の特性は一律ではないのです。

自分がアスペルガーではないのかと感じて悩んでいる人の数は増えていると思います。

みんなおしなべて同じようにできるという《偏った》考え方が強く支配する社会であればあるほど、生きにくさを感じる人が増大するのはあたりまえのことなのです。

 
■アスペルガーは怒りやすいのか? 2012/08/08

アスペルガーは怒りやすいという偏見を持っている人がいました。
その人は、自分が知っている範囲の情報で判断をしているだけなので、ある意味仕方がないことなのです。

アスペルガーでなくても短気の人がいるのでは?
たいていの人は思い通りにならないことに対して腹を立てるのです。
あなたはどうなのでしょうか?

これが答えなのです。

そして、怒りを表に出す人ばかりが短気な人というものでもありません。


 
■おとなの発達障害・・・おとなのいじめ 2010年08月05日

いじめられる子どものひとつの傾向として、
嫌なことをされたときの対応がわからないということがあげられます。

変わった反応・違った反応をしたために、
さらにいじめを受けるということもあります。

しかし、保護者・教育者が適切なアドバイスをしていくことで、
徐々に適応することがあります。

おとなの場合も同じです。いや、おとなのいじめの方が、巧妙で陰湿です。

それだけに、いじめに気付かなかったり、ショックが大きかったりすることもあるでしょう。

おとなだから嫌なことに対応できるという考え方は間違っています。
適応ではなくただ耐えていることもあるからです。

周囲の人、上司・同僚が気をつけて声をかけてみてください。
それだけでも違うと思います。
さらに適切なアドバイスができればよいと思います。

 
■おとなの発達障害・・・耐えるおとなたち

おとなだけとはいえませんが、経験を経るにしたがって、
徐々に周囲の状況に合わせることを学習します。

必要に迫られて、そうせざるを得ないと言った方が正解かもしれません。

しかし、これが発達障害の発見を遅らせることにもなります。

周囲に馴染んでいるわけではなく、合わせているだけの場合、苦痛を伴います。

口の中が血だらけ、指や腕・足が傷だらけになりながら必死に耐えている人もいます。

これはなかなか周囲には理解できないことです。

誰かに話すと少し楽になります。

 
■精神科医、後藤健治氏 2010年06月20日

ご自身がADHDである、沖縄県の精神科医、後藤健治氏のホームページとブログです。
沖縄県の精神科医、後藤健治氏のホームページとブログです。

自分の行動に悩み、理解ができないとき、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


■自分を変えたい人自分で治したい人のためのページ
from やんばる
http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/



■意味不明な人々−発達障害(ADHD、アスペルガー)と
人格障害に取り組む Doctors Blog 医師が発信するブログサイト
http://blog.m3.com/adhd_asperger_etc/

 
■おとなの発達障害・・・(6)おとなはどこへ相談しますか? 2010年06月17日

私は現在愛知県豊橋市に住んでいます。
たとえば、豊橋市に住む大人が発達障害の相談をする場合、
どうしたらよいのでしょうか?

そこで、公的な機関からの道筋を調べてみました。
調査日は2010年6月4日です。
内容について、以下の人からお話を聞き、HPからも情報を得ました。

・豊橋市保健所の人とHP
・豊橋市のこども発達センターの人とHP
・あいち発達障害者支援センターのHP

 ※ホームページにつきましては2010/06/13現在での情報す。

★長くなるので、別のページに移動します。
■おとなの発達障害・・・(6)おとなはどこへ相談しますか?


 
■『そだちの科学』13号、「おとなの発達障害」  2010年06月07日

『そだちの科学』13号、特集「おとなの発達障害」(2009年)

世間では、発達障害がこどものものであるという思い込みがあると思うのです。
発達に関わる問題なのですから、当然、こどもの延長線上にあるおとなの問題でもあるのです。
これは、単純にこどもの人口よりもおとなの人口の方が多い事を考えると、
問題の深刻さが見えてくるのではないでしょうか。

しかし、その対応は、どうなっているのでしょうか?

『そだちの科学』13(2009年11月15日発行)では、
「おとなの発達障害」を特集しています。

最前戦の専門科たちによる内容読んで、より深刻さを感じると同時に、
ここから解決の糸口を見つけられるのではないかという希望も少し感じました。


※『そだちの科学』を所蔵する公共図書館は少なく、
雑誌として貸出禁止扱いとなれば、
読む機会がさらに少なくなるのが残念です。


編集人と執筆者、執筆の時点で勤務していた病院などの機関を書いておきますが、
昨年のデータですので、現時点(2010年6月7日)で所属しているかどうかはわかりません。

そのなかで、執筆者が確認ができた機関のホームページのみ掲載します。
私は病院で選ぶのではなく、医師で選びます。

ただし、HP作成時には在籍していても、現時点でどうなっているかは、
わかりません。該当の病院へ直接おたずねください。


 
■おとなの発達障害・・・(5)おとなはどこへ行きますか? 2010年06月05日

こどもの発達障害に対応する施設が増えているのは良いことです。

豊橋市でも今年、ほいっぷという医療・福祉複合施設内に、
こども発達センターができました。同施設内には保健所もあります。


【ほいっぷ】

■豊橋市保健所・保健センター
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/hokenjyo/index.html


■こども発達センター
http://www.hattatsu-center.jp/


1.発達・子育て相談相談部門

2.発達に関する診療・訓練診療

《診療部門》

[診療科目] 小児科 発達に関する全般的なこと
★児童精神科 ことば・発達の遅れ、集団行動、対人関係の問題など
★整形外科 運動器疾患の問題など
★耳鼻いんこう科 聴こえに関することなど
★歯科 障害児歯科一般

《リハビリテーション》 (理学療法・作業療法・言語聴覚療法)

3.障害のあるお子さんの通園療育


しかし、おとなの発達障害を専門にしている専門機関や医師はきわめて少ないようです。

豊橋市民病院では、成人の一般精神科外来診療は、平成19年4月から休止して診察はしていません。(平成22年6月5日現在)

以前は、完全予約制の児童外来があり、
発達障害の相談にあたっていましたが、
こども発達センターへ移行したということなのでしょうか?
小児科の対象疾患のなかに発達障害がありますので、
小児科で対応するということなのでしょうか?
よくわかりません。

大人になってから、発達障害の相談をしたいとき、
どこへ行けばよいのでしょうか?

通常、普通の精神科か心療内科を考えると思いますが、
初診で何ヶ月も待たなくてはならなかったり、
新規の診察を停止している病院もあります。
こどもの発達障害限定の病院もあります。

一つずつしらみつぶしにしていけば、
予約なし又は短期間で診察可能な病院が見つかるかもしれません。
とにかく、やってみることです。

また、内科・小児科の医師のなかには発達障害に取り組む医師もいると聞きます。
こどもであれば、小児科医から専門医へ紹介されるケースもあるようです。
しかし、おとなが小児科に行くのも気が引けます。
行くことができる人は行った方がよいかもしれません。

そうなると、まず、内科医に相談してみる。内科医で対応ができないときは、専門医を紹介してもらう。これが、専門医の診断を受ける早道かなとも思います。

自分がかかった医師がどれだけ学んでいるかはもちろんのことですが、

必要な人脈をもっていること
他の医師と情報を多く共有していること

これらは、運命を左右するほどの条件になります。

(つづく)
 
■おとなの発達障害・・・(4)納得いくまで 2010年05月31日

Aさんのことで、とても疑問に感じたのが、
最初に検査をしたときの医師の対応です。
患者が発達障害ではないかと訴えてきているのに、
なぜ、成育歴の調査をしなかったのでしょうか?これは重大なミスです。

この医師は、精神科の看板を掲げているのです。

表面に現れた症状だけを対処していると、
発達障害を見つけるのが困難になるそうです。
強迫性神経症の治療を受けていたが、
不登校になってから発達障害だとわかったという話を聞いたことがあります。

経過をみていくうちに医師の判断が変わるのは間違いではありませんが、
発達障害の可能性を考えずに検査をしないのは、
医師のミスなのです。

Aさんのように検査をしても、見つからない場合もありますが、
疑問に感じたらどんどん検査をしてもらい、
納得がいかなければ、医師を替えましょう。

その時は必ず、紹介状を書いてもらうことです。

紹介状があれば、数ヶ月も待たなくても診察をしてもらうことができる病院もあるのではないでしょうか。
探してみることです。

医師に話す自信がないときは、家族に相談して一緒に行ってもらうことです。
自分だけで解決しようとしないことです。
もちろん泣き寝入りなどあってはなりません。

医療安全支援センターという機関があります。

私は利用したことがないので、よくわかりませんが、HPから抜粋してみました。

「こんなときご相談ください」

医療安全支援センターでは、さまざまな医療に関する相談について、解決の糸口を探すお手伝いをしています。

1.多くの検査を受けたが、検査の必要性が理解しづらい
2.主治医以外の先生の話も聞きたいのだが、主治医にどう切り出してよいかわからない。
3.手術後の経過が思わしくないのでカルテの開示を求めたいが、お願いできるのか。
4.院内処方と院外処方とは何か違いがあるのか。
5.医療費の請求内容にわからない点がある。
6.現在使用している薬の服用について詳しく知りたい  など

★医療安全支援センター
http://www.anzen-shien.jp/aboutus/index.html


患者が医師に対して受け身にならないことです。

 
■おとなの発達障害・・・(3)周囲も自分もわかりにくい2010年05月28日

Aさんは治療の過程で、以前、検査を受けたことを医師に話しました。
そして、アスペルガー症候群と診断されたそうです。

発達障害を周囲が理解をすることで、ものすごく楽になります。
ストレスが軽減され、対人関係が楽になることで、
性格が外向的になったり、才能が発揮されることもあります。
誰も気付かない、相談もできないまま大人になると、
病気になるまでわかってもらえず苦しむことになりかねません。

いや、病気になっても、表面的な症状に対処するだけで、
その奥にあるものを見つけられないこともあるでしょう。こうなると、
何度も、繰り返す危険性が高いのです。

Aさんは、幼い頃から、何を聞かれているのか、
どのように話したらよいのか、
何を求められているのかがよくわからないことがあったそうです。
ただ、全体的に成績が良く、学校生活に大きな問題もなく、
明るくユーモアがあり、周囲から好かれるタイプだったので、
しんどい部分が表面に出る機会が少なかったのだと思います。
部活動に打ち込んでいたのも良かったのでしょう。

そして、なんとか対応することができたこと、表面的に周囲に合わせることができたことが、皮肉にも発見を遅らせたことになりました。

(つづく)

※このお話は、フィクションですが、個人を特定できないように、
いくつかの話をまぜて書いたものです。

 
■おとなの発達障害・・・(2)発達障害かも 2010年05月27日

じつは、Aさんは精神科は初めてではなかったのです。
以前も睡眠障害になり、通院経験がありました。

Aさんは以前から集団の中での違和感や
対人関係での意志のすれ違いなどを感じておりましたが、
なんとか適応していたので、
誰にも相談する機会がなく大人になりました。
しかし、職場や仕事上の付き合いでのストレスは非常に強く、
もっともつらかったのは、周囲が理解していないことでした。

周囲の見方と本当の自分とのギャップが、
どんどん彼を追い詰めていったのです。
そんなときに、発達障害のことを知り、
自分もそうではないかと、いくつかのサイトを調べたそうです。
そこで、自己診断をしたところ、多くの項目で該当しました。

通院している機会を利用して心理検査をうけ、
発達障害であるのか確認をしたのです。
ところが、医師による問診や成育歴などの調査がなく、
臨床心理士による検査だけだったそうです。

検査の結果、発達障害とは認められなかったのです。
納得がいかなかったので、他の病院を考えましたが、
通院のことは誰にも話しておらず、新規の診察でまた、
二ヶ月も待つことを考えると、とても行く気はしなくなったそうです。
(つづく)

※このお話は、フィクションですが、個人を特定できないように、いくつかの話をまぜて書いたものです。


 
■おとなの発達障害・・・(1)病気になる前に 2010年05月24日


たとえば、ノーが言えない社会人Aさんがいるとします。
まったく言えないわけではないけれども、
頼まれると断ることができないのです。
厳密に言うと、どうやって断っていいかがわからないのです。

明るく、ユーモアがあり、仕事もこなすことができる(ように見える)ので、
上司のおぼえがよく、自然と困難な事も集まってくる。
ノート言えないから、必死になってこなしていく。

ある日、全身が鉛のように重く、体が動かなくなり、
そのまま起き上がれなくなってしまう。

それでも、責任感が強く、次の日から会社へ行くのですが、
眠れなくなります。疲れもとれません。
睡眠不足と疲労から、仕事がはかどらなくなります。

行きつけの内科で、軽い睡眠導入剤を処方してもらい、
仕事を続けます
(病院へ行くことができる人はまだ良いほうのかもしれません)。

しかし、ストレスの要因がなくなったわけでないので、
結局からだも心もダウンしてしまうわけです。
動けなくなってしまったら病院にいくしかないのです。

心配したAさんの家族は行きつけの内科へ連れて行きます。
内科医が紹介してくれた精神科か心療内科では、
仕事のストレスによる適応障害とか、
パニック障害などと診断して睡眠導入剤を処方したり、
軽い精神安定剤も処方するかもしれません。

早めに医者にかからなければ、うつ病になるかもしれません。
もしかしたら、うつ病へ一歩ずつすすんでいる情況であったかもしれません。

つづく
 
■親の転勤と発達障害者への配慮 2010年01月13日

人事異動による転勤で、子どもの通学区が変更になる場合は、
転居先を決める前にぜひ調べておきたいことがあります。

該当都道府県または市町村教育委員会が、
発達障害をもった児童・生徒に対して
どの程度の支援態勢を整えているのかということです。

教員の確保:学習補助員、学習支援員、教員介助員
学級の規模:少人数学級

それぞれの自治体・教育委員会によって違います。

とくに、教員の確保には人件費が必要です。
自治体が自腹を切ってでも力を入れているかどうかは、
ここを見るだけでも違います。

子どもにとっての数年間は人生を左右するに十分な時間です。
学校でどのような教師と出会い、友人と出会うのか。


 
■発達障害者への行政やマスコミの対応 2009年11月25日

独居老人が公的な保護を受けずに、
病死したり餓死したりすると、マスコミが取り上げます。

公的機関を批判的に報道するだけで、
本質的な問題には迫っていません。

いっぽう、公的機関は、説明した、確認したといって、
落ち度はなかったかのような言い訳をします。

説明しても理解出来ない、手続き自体ではなく、
その前の段階がわからない、気力がない、意思が萎える、
さまざまな方法があることをわかっていないということがあるのです。

行政は、生活弱者を積極的に見つけて入り込んでいくことをしなければならないのです。

普通の対応をしてこない人は、わざとではなく、
意地を張っているわけでもなく、何が何だかわからない、
よく理解出来ていない人もいるのです。

とくに、大人の発達障害者は表面に出にくいことが多いので、
理解されないことが多いのです。

何回も説明しました。
相手もそれで納得していました。

本当に理解出来ていないことが多いのです。

社会全体というとぼやけてしまいますが、子どもにおいては教育機関
、大人においては行政機関がもっと、予算を増やして、
人材を育てる必要があります。
マスコミのなかには、どれだけこの状況を理解している人がいるのか?
早く気付いて欲しい。
 
■精神科医への過度の期待

精神科でも、自分が経験していないことは、
本当はわからないものだと思います。発達障害を持った精神科医なら
、自分が経験した障害は理解出来ると思いますが、
全部に対応できることはありません。

そのことを、受診する側が理解することです。

何も聞いてくれない。対処方法を示してくれない。アドバイスが少ない。

経験が浅ければ、あたりまえのことです。
それだからと言って、信頼関係を疑ってはいけません。
あの医者は・・・と言って、通院を辞めてしまうのはどうでしょうか?
本当に信頼できない医者を変えることは良いと思います。
しかし、医者は本来、病気を治し、
ひとの為になることを目指して医師になった人が多いと思います。

医師に期待しすぎるのではなく、勇気を持って、
自分の意見を積極的に言ってみたり、
状況や気持ちを一方的に話してもいいではありませんか。

その中から、医師が治療のヒントを得ると言うこともあると思います。

 
■大人の発達障害。ダイヤルを回す勇気を

独居老人が餓死したり、老老介護家族が心中をしたり、
明るくひょうきんな人が自殺したりします。

何で?どうしてあの人が?

特に知的レベルが高かったり、
芸能芸術の世界で活躍している人がそうなると、
なぜということがよく言われます。

私は何の確証も持っていませんが、そういう人たちが、
高機能自閉症やアスペルガー障害やADHDなどの発達障害を、
持っている可能性を指摘します。
そして、うつ病・躁鬱病・統合失調症・行為障害・人格障害や神経症
と言われていたような症状が複雑に作用し重なり、
不幸な状況に追い込まれていくのだと考えます。

幼いうちに、大人が発達障害に気付くことはもちろんですが、
大人が自分自身の発達障害に気付いて、
早く対応していくことも重要な課題です。

私の認識では、現在、精神科や診療内科は3年くらい前から、
急激に受診ができなくなり、二ヶ月三ヶ月待ちはあたりまで、
初診の受け入れを停止している病院もあります。

しかし、あきらめずに、電話をすること、予約をすること、
探すことです。古い表現ですが、
ダイヤルを回す勇気や気力だけをまず持ってください。

内科であっても、軽い睡眠導入剤や、精神安定剤を投与してくれます。睡眠と食事は大切なことです。

精神科や心療内科の診察を予約しておいて、
それで一時的にしのいでおくのもひとつの方法だと思います。
 
■発達障害といじめ

以前、いじめ問題に取り組んでいましたが、
発達障害を持った人の場合、
障害そのものの発見や自他の理解が困難であることが、
より問題を深刻化していることにショックを受けました。

よほど大人が正しい知識と認識力を持って接しなければ、
その発見と対策は困難です。精神科医や心理学者であっても、
問診でも気付かないことがあります。

発達障害者がいじめられるのは、最初はその言動にもありますが、
本人の対応が大きくかかわってくると思います。

対応の仕方がわからないのです。
これは本当に深刻です。

親や教師が早く気付くことです。

ふざけていたり、反抗していたりしているのではありません。

普通、この状況ではこのように対応するというセオリーがあてはまりません。

Aの状況下では、Bという反応をするのが普通であっても、
CやDの反応をしたときには、叱るのではなく、疑ってみてください。

すきで、そうしているのではないのです。
 
【発達障害】

もどる
三河武士がゆく