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フライドエッグ
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| スペイン料理の世界には、日本や中国又その他の国々のように「炒める」という調理法は存在しないと言っても過言ではない。つまり、スペインでは「炒める」と言うには多すぎるほどの油を使うのである。しかし「揚げる」には少な過ぎるため「炒め揚げ」とう言葉が一番ぴったりだ。(「揚げ炒め」とどちらの表現が適切かは皆さんの見解におまかせするが、、。)スペインの料理番組を見ていると炒めるを意味する単語「saltear」は使っているものの、鍋に注いだオリーブオイルの量を見るとやはり「少量の油で揚げる」つまり「炒め揚げ」をしている場合がほとんどだ。さすがオリーブオイル生産王国。オリーブオイルの使い方はかなり寛大である。 | |
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ところで、「目玉焼き」と聞いて多くの日本人が想像するものは、フライパンの上で蒸し焼きにされて黄身の上にうっすらと白い膜の張ったあの目玉焼きだろう。しかし、スペインのものは似ているようで少し違う。フライパンを使って作るということに関しては日本と同様だが、とにかく油の量が違う。「少量の油で卵を揚げる」といった感じだ。もっともスペイン語では目玉焼きのことをHuevo
Frito (フライドエッグ/揚げ卵)というから理にかなってはいるのだが、、。そして出来あがった目玉焼きには当然あの白い膜など出来ず、揚げるだけにかなり香ばしく仕上がる。たいてい、黄身は半熟の状態に残す。パンのかけらで黄身をつついて破り、中から流れ出すドロドロとした黄身にパンを浸して食べるためである。塩のみの味付けが多いが、フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、香りを出してから卵を加える場合もある。軽い夕食時によく登場するが、いずれにしても調理現場に居合わせてしまうと、いくら体に良いオリーブオイルを使っているからと言えども、その油の量(目玉焼きを作るための)に圧倒されてしまい、ケーキを食べた後のようなあの罪悪感さえ感じざるを得ないのである。 フライドエッグのレシピへ エピソード/豆知識のもくじへ |