最終更新日
08/06/20

歩く遍路のへんろ道情報

(へんろ道 のお知らせ)

 

 

四国遍路ひとり歩き同行二人「解説編」「地図編」 

2004,4、1 (第6版)改定増補(第三刷)できました。

 791−8075 松山市ひばりヶ丘5−15

へんろみち保存協力会 代表 宮崎 建樹

TEL出版案内  089−952−3820

TEL 一般    089−951−2506

FAX       089−951−2506

振替      01640−5−34780

 

 

へんろ道保存協力会情報

平成16年度 9月期の草刈り奉仕は実施しました。

平成16年9月26日(日)〜10月3日(日)の予定で9月26日から、

始めましたが、9月30日夜半から10月1日にかけて台風21号の襲来で

西条〜川之江間の道路が全面断絶され進退ままならず、途中

解散しました。 草刈りはこれで終了します。

へんろみち保存協力会 代表 宮崎建樹。

歩く遍路の遍路道情報

去る5月9日、本会の手により次の2箇所に鋼鉄製遍路橋をかけました。

鉄工所に製作、架設を依頼したもので安心して歩けます。ぜひ通過して

みて下さい。

@焼坂遍路橋

地図編P38、地図番号029

第36番青龍寺から30、2キロ

の地点。須崎市安和、国道56号

JRあわ駅西の高架をくぐり抜け

右折、1、2キロ先の焼坂遍路道

登坂口の木橋が腐り不安定の

状態でしたので、H鋼3本を渡し、

長さ5メートル、幅95センチ、厚さ

5ミリの鉄板で覆いました。

A市ノ瀬遍路橋

地図編P39,地図番号030、

第37番岩本寺から約6キロ

佐賀町市ノ瀬里道の地点。

片坂遍路道を下る途中、国道56号

二つのトンネルの間に出る手前か

ら緩やかな歩道下り20メートルを

降りた排水溝に、軽量鉄骨2本を

渡し、長さ7メートル、幅90センチの

網状鉄板で覆い、脱落防止の手摺

を設置しました。これで排水溝を歩

かずに通過でき、雨天流水の懸念

もなくなりました。

この2橋を掛けた道は、古来、土佐中央と西南地方足摺岬を結ぶ幹線道

「土佐往還」と呼ばれました。修行にいそしまれる青年空海も歩かれたでありましょう。

本会が架設した遍路橋はこの2橋と、平成14年3月土佐清水市の以布利遍路橋

(地図番号034)、平成12年10月徳島市名東町地蔵越遍路橋(地図番号006)の

4橋となりました。歩いた遍路仲間から、本会に寄せられた浄財が支えとなっています。

 


納め札の金札、錦札を ちらつかせる手口にご注意!

 最近、本会に寄せられた次のような、「疑問、非難」の訴えが二、三ありましたのでご注意ください。

「霊場から出ようとしたら、錦札をさりげなく、ちらつかせていた巡拝者恰好の人が、お接待だといって

その一枚を手渡して下さった。自分は今、百五回目を巡っていると言っていました。そのままでは悪い

と思い、お礼のしるしに○千円差し上げました。ゆっくり見直すと署名も何も書いていない錦の納め札

でした。」

 人の欲心につけこみ、お接待の恰好をして礼金をせしめようとする新たな手口です。

 錦札があふれる時代になりました。金、錦の納め札は、昔から「呪力」があるとあがめられてきまし

たが、それは50周、100周という困難な歩きの道中修行に裏打ちされたものでした。自己申告の回

数と、道中修行欠略の霊場めぐりの金札、錦札には「呪力」を期待することが無理でしょう。

 本堂、大師堂の「納札箱」に腕を突っ込み、かき回して金札、錦札を探し回る人の「物」を漁る姿も

哀れで、ご本尊様も、お大師様もお顔を曇らされることでしょう。

 金札、錦札という「物」にこだわらず、礼拝と道中修行に心を込めることが、何よりも勝ることを銘じ

て、歩かれることを期待します。

 


最近、迷惑メールが増えて困っています。お便りコーナーは

お休みさせていただきます。

 


 

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