草刈奉仕

(へんろみち保存活動のボランティア)

平成13年6月 草刈り奉仕の記録写真

平成14年9月 草刈り奉仕の記録写真

 平成15年6月 草刈り奉仕 日記


 へんろみち保存協力会の活動として、毎年6月と9月に草の繁茂する
遍路道の草刈を施行しています。
この奉仕活動に皆さん(全国から)参加されます。

 参加資格は、68歳までの作業に従事できる体力、気力、行動力の
ある人。参加費用は、実費負担、全区間(四国一周)で13泊14日
かかります。

 皆さんは、遍路道にあった、道しるべ、標識、へんろみち保存協力会
の山中杭に、「助けられた」「お陰で歩くことが出来た」「有り難かった」
の感謝の気持ちから、草刈に参加して、汗まみれになっても
いい汗をかいたと、感動体験を嬉しそうに話されます。

 私自身も、予備知識なく四国へ来て、お遍路の真似をしての歩き旅
でした。 歩いているうちに、自分一人の力で歩いているのではない。
皆さんのお陰、お大師様のお導き、宇宙の中の一つの命として
生かされている。そんな思いで歩くうち、道しるべに感謝、合掌していました。

 それから、感謝を体で表したいと考え、草刈に参加させて頂いています。
感謝の気持ちから、草刈に参加させて頂いてからは、やる気が沸いて、
何か小さいことでもよい、人のためになることをしたい、今は、その気持ち
の毎日です。                 (H,K 記)

 

(アルバムは、2000年9月の草刈奉仕団の記念写真。)

 

四国霊場遍路道 草刈奉仕団案内

 四国霊場八十八ヵ所を結ぶへんろ道はおよそ1200キロあります。そのうち、自然豊かな
徒歩道路は約2割ですが、中でも、春、夏に草木枝葉が茂り、倒木などで通行しにくくなる所
が、六十余箇所その距離は110キロにのぼり、遍路は難渋を強いられています。
 本会では、全国各地から徒歩巡拝に来られる遍路さんが、安心して歩けるように、平成8年
から毎年2回「四国一周の遍路道草刈奉仕団」のボランティア活動に取り組んでいます。
 
 四国では、お遍路さんを支える「お接待」と言う美しい習慣がありますが「草刈は人目に
つかない最高の「お接待」と言えましょう。
この素晴らしい行事を、今後も続けてまいりたいと願っています。四国の地を愛する
皆様方の、ご支援とご参加を、心からお待ちしています。

 

〒791−8075 松山市ひばりケ丘5−15
  へんろみち保存協力会

電話 089−952−3820

世話役代表  宮 崎 建 樹 

(次に草刈奉仕の写真を紹介します。)

 

 

  大鎌で葛(くず)のつるを切り、へんろ道に被さっている木の枝を払い、

刈り払い機で、かや等の雑草を刈り取ります。倒木は、大鋸やチエンソー

で撤去します。  上の右下、写真は、雨の大阪峠の草刈です。

道がきれいになり、雨も上がっての記念写真です。今日もよく汗を流した、

後は、風呂へ入って・・・・・を飲む?満足感だけがのこる.幸せの一日です。

作業後、宿へついたら先ず、鎌研ぎをします。

女性の方たちは、皆さんの洗濯をしてくださいます。

(感謝 合掌)

 


へんろみち保存協力会だけでなく、地元有志の方たちも草刈りをされています。

屋島寺からの下りへんろみち
中山峠へんろみち
柏坂へんろみち

草刈るや 慕う大師の 道なれば

             美鮮

(神奈川県から参加された加々美さんの俳句です)  

 

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