「月の沙漠を はるばると
旅の駱駝がゆきました
金と銀との鞍置いて
二つならんでゆきました」
この歌詞は千葉県御宿の浜の砂丘を見て
作られたと聞きました。メロディと歌詞がとても
ロマンチックで沙漠植林に行くと決まった時、
私は、この歌を口ずさんでいました。
「広い砂漠をひとすじに
二人はどこへゆくのでしょう
朧にけぶる月の夜を
対の駱駝はとぼとぼと
砂丘を越えて行きました
黙って 越えて行きました」
実際に沙漠へ行ってびっくりした。
現在、道路があっても、行けども行けども
沙漠である。月明かりでも動くことは遭難する。
とても歌など歌っているような気持ちになれなかった。
作 原田 一美
この本は、一人の残留孤児がたどった軌跡が歴史の
貴重な証言として書き残されたものです。
8月の夏休みに小、中、高校生が参加しました