16 子どもの実態をふまえて(1) 

 (9 子どもをよく知って)でも述べましたが、子どもの様子を知らずして、指導はできません。
 先生は、毎日子どもを見ているので、何となく分かった気がしていますが、本当に子どもの実態が分かっているでしょうか。

 医者が何となく分かった気分で、治療していていることは絶対にあり得ません。(命に関わるから)

 医者は、患者の様態をきちんとチェックし、正確なカルテを作っています。そして、そのカルテに基づいて、薬を調合し、治療を施しています。

 先生は子どもの正確なカルテを作成しているでしょうか。医者と比べて、先生はとてもおおらかだと思います。(命に直接関係がないから)

 頭に関すること ー 知識・知恵・技能等

 心に関すること ー 優しさ・思いやり・親切等

 体に関すること ー 体力・健康・身体状況等

 子ども一人一人の様子を知らずして、一人一人を伸ばすことは不可能です。
 

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