17 子どもの実態をふまえて(2) 

 実態把握は、言うは易く行うは難し。

心に関することは、漠然と主観的に把握するしかすべがありません。しかし、それでいいのです。子どもが好きで、子どもと向き合っている先生なら、ほぼ間違いなく子どもの様子をとらえているものです。

・体に関することは、漠然とした主観と、体力テスト記録・身体検査簿等から、把握することができます。

・頭に関することは、漠然とした主観では許されません。頭に関する実態把握には、医者が患者に対して行うのと同等に力を入れなくてはなりません。(特に、算数・数学は、一人一人のカルテがなくては、効率的な学習指導はできません)

 算数・数学嫌いは、子どもの実態(レディネス)を把握せず指導をするからです。


 

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