18 子どもの実態をふまえて(3) 

 
子どもに適した指導をするためには、医師と同じでカルテの作成が不可欠です。
 しかし、学校(特に小・中学校)は、とても多忙であり、しかもクラス30〜40人を受け持ち、(教科担任だと100〜150人の担当)一人一人のカルテを作成することは至難の業です。

しかし、

 せめて算数・数学についてのカルテは作成したいものです。

・九九を覚えていない子に、「2桁×2桁」を指導することは不可能です。

・かけ算のできない子に、正負の計算を指導することは不可能です。

・正負の計算ができない子に、文字計算を指導することは不可能です。

・文字計算ができない子に、方程式を指導することは不可能です。

なるべく早い段階で、リカバリーしてやらなくてはなりません。

 そのためにはどうしてもカルテが必要です。

(先生は多忙ですから、全員は無理です。
 低学年7割、高学年5割、中学生3割のカルテを)

 
 

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