23 学校行事に思う(3)ー子どもの目線でー 

 学校行事は、子どもの健やかな成長のためにはとても大事ですが、
 精選・整理・割愛をしなくては、「過ぎたるは及ばざるがごとし」、
子どもにとっても、教職員にとっても、学校生活を超多忙にし、トータルとしての学校教育のマイナスになることを心する必要があります。

 例えば、学習発表会(学芸会)についてはどうでしょうか。
・ 準備のために、算数や国語などの授業時間が当てられることはまれではありません。
・ ただでさえ授業時間が少ないと言われているのに、子どもによっては教科の力が十分付きません。
・ 子どもができないと、できない子どものせいにされやすいのですが、授業時間が減らされて学習するのでは、できるはずの子も十分理解できない場合があります。

 学習発表会の意義は十分認めますが、意義のあると言われる学校行事がめじろおしでは、子どもの目線に立ったとき、子どもはたまりません。

 いっぱい油の入った革袋にさらに油を注げばあふれ出るだけです。

 

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