27 教育研究に思う(3) ー子どもの目線でー
子どもの目線に立ってホンネで、学校現場の教育研究について考えてみましょう。
医学関係の研究と比較した場合、学校(小・中)が取り組んでいる研究は、建前(格好付け)になっている場合が多い気がします。
子どもと向き合う大切な時間を削って、忙しい忙しいと言いながら研究したにもかかわらず、子どもの目線に立ったとき、あまり成果が上がっていないのが実状ではないでしょうか。
・教育関係の研究では、研究した教師が「かくやりました。かく成果が出ました」と言っていても、その研究は果たして普遍性があるだろうか。
・水越某教授の提唱した発見学習にしろ、大野某教授の主張したプログラム学習にしろ、それらの理論は不滅であるが、それを取り入れた学校現場での研究結果は、数年でお蔵入りしてしまった例が多く見られた。
医学関係の研究では、北里柴三郎博士の理論や、ルイ・パスツール博士の理論をふまえたそれぞれの研究は、現代医学に引き継がれ、多くの人命を救っています。
学校現場の教育研究は科学になっていないのでは。
「マイナス面をなくする配慮をすれば、教育研究はとても意義がある」
あまり無理することなく、日常の授業に生かすことができる成果を目指す教育研究こそ、望まれます。
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