学びつつある者のみが、教えることができる。
学校現場の教育研究はとても大事です。(自主的研究であれ、指定研究であれ)
しかし、むだな、むらな、むりのある研究は、子どものために百害あって一利なしです。
学校(小・中)現場で教育研究をするに際しては、次のことに十分留意しましょう。
@ 子どもの目線に立つ
・先生同士の自己満足に陥ることなく、子どもや保護者が「ああ今、先生たちはこんなことに取り組んでいてくれるんだな」と肌で感じられるような研究をしたいものです。
・研究のための研究(空虚な概念的議論)に陥ることなく、子ども(心・頭・体)の健やかな成長を、子ども自身や保護者が肌で感じられるような研究をしたいものです。
A 先生自身が満足(喜び)を感じる
・多くの先生は、学校が研究指定を受けると口には出さないが「やれやれ!」と思うのではないでしょうか。転任が決まったとき、「新しい学校は研究指定を受けていないこと」を願うのではないでしょうか。それは心の片隅に、指定された研究がむなしいことを感じているからです。
・建前(格好付け)にとらわれたむなしい研究をさけ、研究した結果、子どもがぐんぐん変わり、保護者や校区民が子どもを見て喜んでくれ、先生自身もやりがいのある研究をしたいものです。