31 研究をするなら(2) 
  

  およそひとの子の師たる者は、不断に研究・研修を行うことがとても大事です。

 ただし、学校(小・中)現場で教育研究をするに際しては、次のことに十分留意しましょう。

   B 研究に費やす時間を十分確保

・ネバーギブアップで、がんばればいいというものではありません。ゆとりを持って研究してこそ充実した成果が得られます。

・研究に際しては、全ての学校教育活動を見直し、例年行っている活動でも、精選・整理・割愛し、研究の時間を生み出してから実施に入るべきです。(それをしないから、建前の研究になるのです)

・遅くとも、20:00には、先生方全員が学校を離れることを鉄則とすべきです。(できたら、18:00下校を目指す。それでも違法ですが)

 C 子どもと向き合う時間を削らない

・研究を始めるとどうしても話し合い(研究協議)やパソコン(文書作り)に時間をとられ、学級指導・授業・行事・クラブ活動等の指導がおろそかになるが、子どもたちの指導が主役で、研究は脇役であることを忘れてはなりません。

・いじめ・不登校・学力低下・規範意識の欠如等に対する指導を、研究のためになおざり(手抜き・後回し)にすると、子どもの不幸は言うに及ばず、先生にも必ずそのつけが回ってきます。

    研究に費やす時間を十分確保
 
    子どもと向き合う時間を削らない


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