38 部活動の功罪(6) 
  
 HIDEの卓球部は、市内5中学の内いつも2位か3位でした。教員チーム優勝者が顧問の南中学校には、どうしても勝てません。

・ある年、技倆のある部員が3人そろいました。
(団体戦は、個人・個人・ダブルス・個人・個人で、ダブルスは、重複可)
・3人を特訓すれば、南中学校に勝てます。
・そのときばかりは、朝練で汗臭くなるのもかまわず、早朝6:30頃からHIDEもラケットを持ちました。

優勝したときの感動は今も忘れません。(地区大会はやぶれ県大会には出られなかった)

・補欠も、応援部員も肩を抱き合って喜びました。

・夜、部員の保護者から飲み会へのご招待もありました。

 
今、冷静に当時を振り返ってみると、どこか異常だったような気がします。

・数学担当でしたので、「少なくとも下位30%の生徒については、必ず個人カルテを作る」という誓いも、そのときはおろそかにしていました。

・6:00前には必ず家を出ましたので、家内は5:30起きです。

・宿直の先生を6:20にはたたき起こしました。(宿直:若い先生はお分かりかな)

・家庭生活にも、学校生活にもかなりの無理や手抜きがあっただろうと、思い出しても冷や汗がでます。

 でも、そのときはどうしても勝ちたかったのです。
 そのときはどうしても勝ちたかったのです。

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