9 子どもをよく知って

子どもの指導には、子どもの現状(実態)把握が何より大切です。子どもの実態把握をしないで指導するのは、羅針盤を持たずに大海を航海するのと同じです。

@ 授業では、子どもの実態(レディネス)の把握がとても大切です。

・かけ算の九九を全て暗記していない子に、「 2桁 × 2桁 」の指導をすることは、とても無理です。

・正負の計算ができない子に、一次方程式の指導をすることは不可能です。

A 子どもの体力・健康状態の把握も欠かすことはできません。

B 子どもの心のあり方を把握することは生徒指導にとって何よりも大事です。

・「思いやりの心」が全く育っていない子に、いじめられている子のつらさ・悲しさを分からせることは、至難の業です。


C 子どもを取り巻く学校での人間関係(先生や友達と)の実態把握をなおざりにはできません。

D 子どもを取り巻く家庭(地域社会)での人間関係の実態把握もなおざりにはできません。

 子どもの実態把握が教育の要諦です。 

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