設楽ダムの建設中止を求める会 公式サイト

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  設楽ダムの建設中止を求める会  

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≪会の目的・規約・参加要領等≫

=呼びかけ=

設楽ダムの建設中止を求める会の会員になってください !!

正念場を迎えた設楽ダム問題

 設楽ダム問題は今、最大の正念場を迎えつつあります。

振り返ってみますと、特定多目的ダム・設楽ダム建設の最初の申し入れは1973年になります。初めは水没予定地域やダム直下流

地域の住民を中心に設楽町当局(町長・町議会)を含めて「設楽ダム絶対反対」であった水源地域の人々も、長年にわたる国・県の

“生殺しのヘビ”に鞭打つような様々な行政圧力の中で、故郷を喪うまいとする長く苦しい闘いに疲れ、表向き絶対反対を貫くことが

できなくなり、条件付きながら「調査」を受け入れていきました。「調査と建設は別だ」というはかない約束に甘えて…。

 しかしながら、事態は深刻化する一方でした。「過疎化と高齢化」(政治により倍加された)が急速に進むなか、国・県の執拗な後押

しでダム容認の町長を押し立て、“ダム・インパクト”なる旗の下、実施計画調査(航空測量、ダムサイト地質調査、湛水線の標示、つ

いで一筆調査など)を強行し、他方で設楽ダム対策協議会なるダムの“受け皿”を作らされ、国・県はダム建設容認を執拗に迫ってき

ました。そして、性根つき果てた末、設楽ダム対策協議会も建設協力を確認するに至ったのでした。

ダム建設は著しい環境破壊をもたらす

 この間、住民参加によるチェック機能の期待された豊川流域委員会が河川法改正(1997)の下、豊橋市で23回にわたって開かれ

ましたが、本格的な議論もないまま設楽ダム建設を中心とした豊川の河川整備計画を決定してしまい、続いて出来上がった環境影

響評価法(2001)に基づいて、ダムでは全国第1号の環境アセスメントを、それこそ“事業アワセ”的にこなすところまできました。この

段階で、設楽ダムができると水没予定者が故郷を喪うばかりか、ダムの湛水域を中心に集水域62平方キロにも及ぶ貴重な自然や

かけがえのない生態系(その象徴が国指定の天然記念物ネコギギ、絶滅危惧種のクマタカ、全国一のオシドリの里)を持つ清流・寒

狭川流域の環境が激変し、更にそれが豊川中下流域全体に及ぶこと、あまつさえ三河湾の海水交換が悪くなり汚濁が進むこと,豊

川河口の六条潟で採れてきたアサリの稚貝が絶滅しかねないこと、などが専門家の中からも指摘されています。

水余りの中での巨大ダム計画

 問題のもう一つは、設楽ダムの規模が当初4千万トン(1961年の電源ダム)、ついで8千万トン、更に1億トンと、どんどん拡大され、

しかも昨年閣議決定された「豊川フルプラン」でも明らかなように、豊川総合用水事業の完成(2001)によって、豊川用水では年間

1億トンもの水が使われない状況となっており、2015年の予想でも過去20年に2番目の渇水を見込んでも“水余り”になるというので

す。それかあらぬか、1億トン規模のダム容量のうち、実に2/3近くが用途を決められないまま「不特定容量」として計画のうちに取

り込まれているのです。

ダムなしで可能な洪水対策

 設楽ダムには治水機能も付加されている、と言われています。洪水調節容量が1千9百万トン予定されているからです。しかし、豊

川の治水については下流の遊水地(霞堤)をどう活用するかを含めて再検討し、計画通り堤防・河道の整備を国が行えば第二次大

戦後の最大規模の洪水には耐えられること、そもそも国が予想している150年に1回の洪水ピーク流量(河川整備基本方針で決め

られた「基本高水流量」)自体が過大であること、また集水域の森林の状態により変化する“緑のダム”の働きが全く無視されている

こと、などが専門家によって指摘されています。

ダム建設を強行する国と県

 こういう理不尽なダム計画について、私たちは長年にわたり諸種の疑問点を指摘し、国や県にも見直しを求めてきました。しかし、

国も県も頑として聞く耳を持たず、「自然に優しい設楽ダム」などと囁いて一途に建設めざして突き進んできました。そして、今春以降、

特定多目的ダム法に基づく「基本計画」の策定により事業費や費用負担割合(アロケーション)を決めて設楽ダム計画がいよいよ確

定されることになる、と言うのです。また、水没予定者、地権者への「補償基準」の提示が今秋にも予定される、と言います。

住民としての意見表明と公金支出差し止め請求

 だとすれば、私たちとしては「基本計画」が策定される前に、設楽ダム建設を中止させるための手立てを早急に打たなければなりま

せん。冒頭に「最大の正念場だ」と言ったのは、今がそういう時期にあたるからです。差し当たり、第一歩として1月28日に私たちは

「設楽ダムの建設中止を求める会」を設立し、2月7日に公金支出差し止め等の措置請求(第1陣)を愛知県監査委員会に提出しま

した(愛知県はこれまでに設楽ダム建設にかかわる費用の一部、数十億円を負担しています)。監査請求が棄却されれば、時をおか

ず抗告訴訟に取り組む覚悟です。幸い、9人の弁護士が協力してくれています。むろん、裁判は長期間を要しますし、費用も馬鹿に

なりません。

中止を求める会への参加・ご支援を!

 以上の点をご斟酌願い、つきましては、「設楽ダム計画はどこかおかしい」「桁違いの借金財政を抱える中、ムダな公共事業はどん

なものか(政・官・業の癒着構造が“談合”や高級官僚の“天下り”として常に糾弾されつつあります!)」とお感じの皆様、名前は出せ

ないけれど資金援助なら出来るとお考えの皆様も。どうか私たち「求める会」の会員(別記の規約により「一般会員」と「財政支援会員

」とがあります)になって下さり、物心両面で継続的なご支援ご協力を心よりお願い致します。また、一時的なカンパならできる、とお考

えの方も大歓迎します。どうかよろしくお願い致します。 (松倉)

 訴状  

規約  

設立経過

「設楽ダムの建設中止を求める会」の設立に向けての経過

 設楽ダム計画の最近の推移

200411月に環境影響評価方法書縦覧 → 住民意見1月 → 愛知県知事意見4月末

20066月 環境影響評価準備書縦覧 → 住民意見8月 → 愛知県知事意見12月末

200612月末 設楽ダム環境影響評価準備書についての愛知県知事意見が事業者に送付

20071月〜  事業者による環境影響評価書の作成  →  環境大臣の意見を求める

            → 環境大臣の意見を踏まえて評価書の確定 2007年?月

事業者による設楽ダム建設事業基本計画策定 → 愛知県議会(20076月/9月の承認)

建設費、費用負担、国による補償基準の提示が同時に行なわれて、

                        → 事業の実施へ

                          

中止を求める会の設立までの経過 

以上のような経過で、今後急速に設楽ダム建設の事業化に向けて進むことが見込まれます。

2006122日に在間弁護士を講師として、法律的側面から設楽ダム問題の勉強会を「見直しを求める市民フォーラム」が行ないました。 

20061220日に、愛知県弁護士会環境専門委員会の弁護士の皆さんと相談をいたしました。1月早々から請求人集めを始めて、年度末には行政訴訟を始められるように準備しようという結論になりました。

以上のような経過で、不要不急な巨大公共事業による環境破壊を未然に防止するために、愛知県に対して費用の支出を差止めることを求めるべく、愛知県弁護士会環境専門委員会の弁護士の応援を得て、住民監査請求手続きを開始することにしました。

2007111日に新城にある設楽ダム建設事務所を(市野・松倉が)訪れて副所長から今後の予定について聞き取りをしました。訴訟に踏み切る時期については、大まかには決まっていますが、状況を見ながら今後の検討になります。

在間弁護士に準備していただいた監査請求文書を、1月中旬から、有志が手分けして請求人なっていただけるようお願いしつつ、本日を迎えたしだいです。

今後、27日に県の監査委員会に監査請求をする予定ですが、2ヶ月間は、追加の請求人を募ってさらに輪を広げていく予定です。