Field Note 2005(part 1) | *下へ行くほど最新です |
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新しいシーズンを迎えるたびに、ひさしぶりにやってきた川の景色の変化に驚かされる |
February | What's "解禁日"? |
2月13日(日) 男川
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何を隠そう、自宅からイチバン近いトラウトフィールドがこの男川である。じゃ、なんで今まで釣りにきたことがなかったのか?…それはどう優しく見ても釣れそうもないからである |
【去年の】あぁ…もうダメポ【100倍】 |
うちの近所の「山中川」とそっくりだ。ハハ |
そこは思ったとおり釣れそうもないところだった こんなところでちゃんとした毛針を使うのもどーかと思い、10年くらい前に毛糸を適当に丸めて作ったエッグフライでシーズンをスタートする 釣れない。というか、魚の気配ゼロ。30分ほどで見切りをつけ車に戻ると、漁協のオヤジが待ちかまえていた 漁券確認の後、情報を収集しようとすると… 「ここらは朝2人入ったからダメだよ」 「そうなんすか。ところでいつ放流したんですか?」「あー、去年。」「…(メ-_-)」 一気に下流へ移動。そこでも漁協のオヤジがいて、「あそこの堰堤のところに1匹いたよ!」と嬉々として教えてくれた そこでも30分ほどやってみたけど、結果は同じだった アマゴの10倍、釣り人の20倍ほどの監視員を動員している男川漁協。 その”解禁日”に対する概念は、他の漁協とは2万光年ほど離れている |
2月22日(火) 寒狭川上流 |
待ちに待った寒狭川。「花粉に悩まされずに釣りができるのはおそらく今日まで」と思い来てしまったのだが、まーそこらじゅうで工事してやがる。いつもなら1時間で着く加藤力三商店まで1時間半。おまけに川もあちこちほじくり返してやがる。ったく年度末を実感する |
工事大杉 |
魚の写真は…いつになったら撮れるのか… |
だんだん気温も上がってきたので、もちょっと標高の高い栗島川へ行ってみると…入ろうと思っていたポイントはミキサー車が思いっきりコンクリを流し込んでた しょうがないのでその上から釣り上がる。すでにヤケになっているので、フライも盛夏時に使うでかいパラシュートに変更した 当然のように何の反応もないワケだが、誰もいない川で毛針が水面を流れる様子を見てるだけで、だんだん心穏やかになってきた すると…「こんな毛針で釣れるワケねーじゃん」と冷静な判断能力も復活。#20ほどのものに変更したこんなところ、”ぱちゃ”と小さな反応。その後もアマゴが何度か毛針を見に来た…けど釣れなかった 「最初から小っちゃい毛針にしとけば…」と思う反面、適度に脱力した釣りが心地よかったりした不思議な1日だった |
March | 春よ来い! |
3月5日(土) 寒狭川上流
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「どうせメチャクチャ寒いんだろう?山の方は昨日は雪降ってたみたいだし」
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忍び寄る魔の手… |
ちょっぴりサビの残る早春の魚体 |
いつも車を止めるポイントに置かれた”測量中”のパイロンに一抹の不安を感じながらも川に降りる。ためしに水に触れるとさすがに冷たい |
やや釣り上がったところで、遂に待望のファーストトラウトがヒットした。手前に寄ってきたとき、その茶色の魚体を見て、一瞬「え、ここでアブラッパヤ?」と思ったが、ネットに収まったのはまぎれもないアマゴだった |
ちょっと眠そう… |
3月8日(火) 寒狭川上流 |
滝に打たれて厄でも落とすべきか… |
今日は子供の検診日。それにかこつけて仕事休んじまった |
「ボクはいば、はながつばっていばす」…いきなり武田鉄矢のモノマネになってしまったが、何しろ愛知県衛生研究所の花粉予報では「今週末が飛散のピーク」だそうだ |
山野一のマンガに出てきそうだ… |
おなかパンパン! |
そこは例年なら5月以降に入るポイント。さすがにこれだけ寒いとなぁなんて思ってたけど、釣り始めて5分ほどで小さなアマゴが出た。が、フッキングしない。その後も姿は見えるものの反応がない |
堰堤下の小さなプール…普段はこういう「大場所」は避けている。どうせエサやルアー、それに上級フライマンがさんざん攻めてるだろうから… |
痛々しい… |
April | 釣り、釣られ… |
4月13日(水) 根羽川 |
記事にライズしてんじゃねぇ! |
夜明けと同時に出発のつもりが、ついつい寝坊してしまった。しかしアセることはない。なぜなら今日は平日、余裕でモーニングを食べながら今日の行き先を考える |
そこにも出来たての足跡が…半ばヤケでハイスピードで釣り上がる |
「ボ」のフラッシュ作らなくてすんだ… |
なかなかの体高 |
大急ぎで合流点に戻り、左の沢をそそくさと釣り上がる |
4月16日(土) 寒狭川上流 |
死ぬほど補正しました |
「さて、どこに行こうか…」 |
川で使っている『Che-ez!
Tinio』っていう安物のデジカメにはフラッシュが付いていない。露出やシャッタースピード調節なんていう機能はカケラもない… |
「お絵かき」も苦手なんで… |
この艶だよ! |
心に余裕ができたので、その後はのんびりと釣り上がる。いつもは相手にしてくれない堰堤のプールや大岩の淵のアマゴまで、サイズは小さいけれど、たくさんのアマゴが相手をしてくれた |
最後まで魚影を確認できないまま、旧道にかかる橋のところで川から上がった |
もう来ないよ…きっと |
4月26日(火)
大入川〜下伊那〜根羽川〜寒狭川上流 |
完全無欠の里川!イイネイイネ |
久しぶりの平日一日フリー!おまけに花粉も一段落の気配とくれば、これはもう行くしかない |
やって来たのは相互リンクさせてもらってる”流離の渓流師”さんから情報をいただいたところ。流離さんところの釣行記に掲載されていた写真がいかにも里川!というステキな風景だったので、一度来てみたかったのである |
なかなかスタイルの良いアマゴ |
ゴールデンウィークまでの命か… |
新野峠を越え、売木に入ったあたりで漁券を購入。早木戸川とかにも心を動かされるが、やはり里川で釣りたいので、そのまま”峰竜太のふるさと”(しっかしこの看板はいつ見ても哀しい…)下條村へ |
この時点ですでに釣果には充分満足していたので、根羽へ向かう途中に考えたのは「イワナの顔が見たいな」ということ |
小さいけどキレイな色と艶 |
レンズ曇っちゃった |
そろそろ上がろうか…と思ったら、前方でガテン系のアンチャンがこっちを見てた。どうやら、ここの別荘地を造成してる作業員のようだ |
久しぶりに訪れたポイントは、水量も充分でなかなかのコンディションなのだが…いかんせん寒い。おまけにまた雨が降ってきた |
イワナじゃなくても大満足 |
May | イワナを求めて… |
5月8日(日) 寒狭川上流 |
ちょっと目がコワい |
例年、ゴールデンウィークやお盆なんかはあんまり釣りに出かけない。そもそも長く平日休みの仕事をしていたので、スキ好んでわざわざごった返す川なんぞに出かける必要もなかった…のに… |
川から上がる頃になると、ハラがゴロゴロ言い出した |
*イメージ画像 |
今シーズン初イワナ! |
当然のように反応はなかった。やがて、小さな堰堤を越え、水深10センチもないような瀬に何気なく流した毛針に何かが反応した |
最初に |
鉄ヲタ感涙!らしい |
ワザとかどうかは不明です(念のため) |
「釣りの話はどうした?」って? |
でも、釣れないのはやっぱりシャクだ |
ナイスシェイプ!小さいけど |
5月20日(金) 寒狭川上流 |
小さくて綺麗なら…でも、できれば大きい方が… |
最近、やっと定時で仕事が終わるようになった |
せっかくのイブニングなので、普段はスルーする小さな滝の下のプールにやってきた |
現場ではもうちょっと大きく見えたような… |
朱点のない精悍なアマゴ |
やがてハッチする虫のサイズが一回り小さくなった |
5がつ26にち(木) かんさがわ |
きょうは、おとうさんとおかあさんと3人でかんさがわに行きました。 |
あーあ、あんなところにいっちゃった… |
5月30日(月) 下伊那〜根羽川 |
西野の川幅はこの10倍、いや20倍くらいか? |
今日は来月の西野川遠征に備え、キャスティング練習をしに下伊那へやってきた
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木の枝や雑草をかきわけキャストするも、一向に反応しない。そんなことを繰り返しながら釣り上がり、2段の小さな堰堤を越えると養魚場があった |
奇跡の1匹! |
気を付けてくれよ… |
まずはいつも入るポイントへ。すると足下に稚魚(4〜5センチ)が群れている。なんとしても『ボ』は避けたいので、心を鬼にしてフックを#22まで落とすと…『バシャ!』…なんと20センチちょっとのアマゴが釣れてしまった |