Field Note 2012  

 





本当の”渓流マジック”
 

 普段はくるぶしのあたりまでしか水のない浅瀬、1メートルもないような狭い川幅…

 ”いかにも”な人気ポイントの混雑を避けて入った川
  ダメもとでキャストして、やっぱりダメで、それでも懲りずにまた次の週末もやってきて、またダメで…

 でも次の年もやってきた。雨上がりの5月…ちょっとだけかさを増した流れからは、美しいアマゴが次々と飛び出した
 いつもはハヤしかいない細い流れでは、野性味あふれるイワナが力強いファイトを味わわせてくれた

 まるで帽子からハトが飛び出すマジックのような一瞬…
 あの日かかった”魔法”は、20年経った今も解けないでいる


February
月21日(火曜日) 寒狭川上流(愛知県)

 久しぶりに無視したね、寒狭中部を

 っていうか、新聞ってモンをとるのをやめちゃったんで、解禁がいつかもよくしらなかったんだけどね
 おかげで肝心の上寒狭の解禁がここ数年より1週間遅くなったのも知らなかった。アブネーー!

 ということで今年も解禁日から数日遅れでやってきた橋下プール。とりあえず川の中の石の上に立ってキャスト…と、ここでバランスを崩したんだが、瞬間凍ったウェーダーのフェルトが石に張り付いて開始1秒で沈没…するところだった  


 そう、さすがに2月の夜明け。やたら寒かった
 久しぶりに凍るガイドと格闘しながらのシーズンインとなった



解禁恒例、大量虐殺の痕跡


シャクさんは動画で見てね

 久しぶりといえば、この日はほんとに久しぶりの友人との釣行であった

 思えば何年か前までは天竜もイトシロもワイワイと何人もの友人たちと出かけたもんだったが、さすがにクソガキ…もとい、お子様2名がそれなりに大きくなると、思うように時間もとれず、あまり先の約束もできないこともあって、空いた時間に一人でサッと出かけるような釣りばかりしていた

 そんなお楽しみを前に、運よくプールを回遊してきた群れに当たったようで、なんと尺(計ったよ、マジで!)まで釣れてしまったのだ

 んー、やっぱり心のユトリみたいなものが、釣果には関係あるのかもしれない

 

 さて友人が到着するころにはだいぶ日差しもあったかく感じられるようになったので支流に移動…ところが、この数十メートルの標高差が結構なシビアで、現地には氷はもちろんところどころに雪が…

 それでもしばらく粘ったてはみたものの、なんとか(子供の)手のひらサイズのアマゴ1匹がやっと…時間も迫ってきた(もちろん保育園のお迎えだよ!)ので、本流まで戻ったところで当方は終了、となった
(自分よりもはるかにエキスパートの友人は、その後自分が荒らしまくった本流プールでビシビシと釣ったとのこと。参りました…)

 こんなワケで今年も無事解禁。とりあえず今年の目標は…『10回は行きたい』というところだったのだが、今コレを書いてる5月時点でまだ達成率1割なんだな。はぁ〜



久しぶりに盛り上がる話、ありがとうございました
(もちろん楽しい釣りも!)


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