TV Watching (テレビ観戦、時々サーキットにて・・・)

motoGP 2005'
  Round-17

バレンシアGP (コミュニタ・バレンシアナ)

 



ノブ…やっと映ったと思ったらコレかよ…

 あー、終わったねー…
 開幕戦の予選のトコにも書いたけど、基本的に去年から勢力図が変わってなかったような…というか、ロッシが走ってる限り変わらないような気もするけど  

 そんな訳で、印象の薄いシーズンだったなぁ…ラグナ・セカのニッキー以外は、どのレースで誰が勝ったとかいう記憶がほとんど残ってないんだなぁ…ま、トシのせいかもしれないけど

 そんな’05シーズンだったけど、終盤になってメランドリ、ニッキー、それにエリアスなんかの成長は確かに見られた反面、ビアッジ、バロス、チェカあたりはそろそろ…なんていう雰囲気が漂ってたりで、あと1ヶ月くらいして’06の体制が見えてくると、『あー、今年が世代交代のシーズンだったんだなぁ…』なんて思うかもしれない(93〜94年あたりのように)

 で、その来シーズン限りで終わりの990ccマシンだけど、ここへきて『なんだ、スーパーバイク出身者より250上がりの方が速いジャン』ってなことになってきたのが興味深い
 エドワーズ、ベイリス、ザウス(チャウス?)がダメの烙印を押され(笑)、マルコメ、エリアス、それに中野あたりがそこそこの適応能力を見せているのは、やっぱりmotogpマシンが基本的に”レーサー”だということをあらためて示してるんだと思う


 ということで、ガゼン来年のバーミューレンvsペドロサ、ドピュニエ、ストーナーあたりバトルが楽しみである。できりゃバーミューレン側に清成の名前があるとイイんだけどねぇ…

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Winner Marco Melandri H
2nd Nicky Hayden H
3rd Valentino Rossi Y
PP Sete Gibernau H
Fastest Lap Marco Melandri H
motoGP 2005'
  Round-16

トルコGP (イスタンブール・パーク)

 なんか拍子抜けのレースだったなぁ…ロッシの新記録の期待はあっさり消えちゃうし、伊藤真一は早々にジャンプスタート→失格になっちゃうし
 あのイトシンが「フライングじゃない」と言ってるんだから、確かにジャストスタートだったのかもしれない。千載一遇のチャンスにこれ浮かばれないだろう。来年の日本GPに、全日本のSB王者としてワイルドカード参戦があることを期待したい…けど、無理かなぁ

 ほかにも、玉田もダメ、中野はイマイチ、セテに至っては実況のアナウンサーにまで「何でいつもこうなってしまうのかぁ〜!」とか言われる始末のしまらないレース…
 そんなお約束のレースの数少ない見せ場がレース後のロッシとメランドリの微妙な緊張関係だった

 意外なほど冷淡に見えたロッシのメランドリ初優勝に対する祝福…トラックで、ウィナーズサークルで、何度も無視した後、やっとイタリアのテレビ局の前で抱擁をした二人だったけど、すぐに離れてしまった…

 つい思い出したのが、岡田が優勝したときのドゥーハンの態度だ
 チェッカー直後、熾烈なバトルを繰り広げたチームメイトに握手を求めた岡田に対し、ドゥーハンは”卑猥なポーズ”で侮辱したのだ
 勝利者インタビューで「あんまり気分は良くない」と怒りに震えながら語っていた岡田の姿… 

 さすがにそこまで露骨な感情表現はなかったけど、この先のメランドリの出方しだいでどう転ぶかのか…G+のアナウンサーが紹介したエリアスのコメントでは「最近、2人は仲良くない」とか言ってるらしいし…

 でも、コレが最終戦の見所というのも何だかなぁ…

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涙目…

Winner
Marco Melandri
H
2nd
Valentino Rossi

Y

3rd
Nicky Hayden
H
PP
Sete Gibernau
H
Fastest Lap Marco Melandri H
motoGP 2005'
  Round-15

オーストラリアGP (フィリップ・アイランド)

 



直前にバーンアウトしてたの見ただろ!

 まぁスカパーのG+のGP中継も残すところあと2戦…結局、放送は大半が投げやりの録画&深夜枠。おまけに途中からmotoGPクラスの中継を最後にしやがったんで、丑三つ時に起きない限り、先に新聞等で結果を知ってしまうハメになった

 さらに何人かでローテーションしている実況アナ&解説陣…
アナウンサーに関しては、それなりに勉強した気配は感じられたが、レースを重ねるごとに馬脚が見えてしまっている。おそらく日テレアナウンス部では、GP中継は箱根駅伝の実況担当のイスをめぐるトライアウトとしての位置付けなんだろうと思う

 そして解説者…宮城光、辻本聡、青木琢磨、原田哲也、阿部典史など、壮々たる面々を毎回招いてきたが、勝手に格付けさせてもらうと、ノリック=A+、辻本・原田=A、宮城=B、でもってこのオーストラリアGPを担当した青木はF(落第)である

 あのさ、テレビなんだからさ、スポーツなんだからさ、もうちょっとテンション上げようよ…
 『ま、実際走ってたオレから見れば驚くほどのことじゃないんだけどね…』とクールにキメてるつもりかもしれないが、この競技の凄さを伝えるのがアンタの役目なんだからさ…
 それに”説明になってない明快な言葉”が多すぎるよ。もうちょっと実況の言ってることをちゃんと聞こうよ
 それからさ…レース後にアップになったロッシのマシンのリアタイヤ…
 アレは「左右のコンパウンドの違い」じゃなく、単にバーンナウトした痕跡だよ…

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Nicky Hayden H
3rd Carlos Checa D
PP Nicky Hayden H
Fastest Lap Marco Melandri H
motoGP 2005'
  Round-14

カタールGP (ロサイル)

 どう見てもロッシはメランドリに遠慮してたよなぁ…前回パスするときもそうだったし、今回も随分長い間引っ張ってたし
 きっと、彼なりの謝罪だったんだろうね。でも最後はキッチリ締めてたけど  

 それにしてもBS勢有利のハズだったんじゃなかったんかい?ここ数戦で見せた圧倒的なアドバンテージはどこへ消えたんだ?


 結局、ロッシがちょっと調子悪かったり、無難に走ったりしたんでカピロッシが目立ってただけだったのかなぁ…気が付けばロッシの後ろは211Vばっかりだったし、結局今シーズンも何も変わってなかったということか… 

 いや、劇的に変わったコトがあった。メランドリと玉田の”顔”だ
 今まで「あのさ、もしかしてそれファッション?」ってくらいふざけた顔だったメランドリは、いつのまにか風格さえ漂わす精悍な顔つきになっていた
 それに比べ玉田…去年あれほどまでに自信に満ちていた表情が、なんとも言いようのないフヌケた顔に…

 速さが、強さが、ライダーの顔を変えていくってコトをあらためて感じたレースだった

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『さて、どっちが”速い”ライダーでしょう?』

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
Marco Melandri

H

3rd
Nicky Hayden
H
PP
Loris Capirossi
D
Fastest Lap Nicky Hayden H
motoGP 2005'
  Round-13

マレーシアGP (セパン)


きっと、またセテは宣篤のときみたいに「ナカノがぶつかってきた」って言うんだろうな…
国際映像もわざわざ同情させるようなシーンを流しっちゃってさ…ったく…

 なんか、扱い小さかったね。次の日の新聞
 モータースポーツに強いのが売りだったハズの中日スポーツでさえ、ロッシの5連覇はベタ記事。で、その横にデ〜ンと『アロンソ、タイトルに王手』とか『琢磨、来期に向けてアピール』とか、予選の記事をデカデカと写真入りで載せてやがる  

 ま、なんだかんだ言ってもモータースポーツの雄はF−1だということを思い知らされたワケなんだけど、こうなると心配なのが『F−1みたいにヘンなレギュレーション改正に走らないだろうか…』ということ
 今やFIM、DORNAにとってドル箱なのがスペインマネーである。それがアロンソ人気でF−1に流れてしまったら(現にテレフォニカ・モビスターがF−1に流れるとか…)、せっかく軌道に乗ってきたマーケティングがチャラになりかねない


 そこで、スペイン人の若手をスターにするために、125で実施されている”年齢制限”を250やmotogpにも広げたりするんじゃないだろうか?
 もしかしたら、ロッシが独走してるときには、やれ転倒車だ、やれゴミが飛んできただのの理由をつけて、セーフティー・カーが入るようになるかもしれない。で、セテが追いついてきて、ロッシをかわした瞬間に赤旗になったりして(笑)
 

 そんなコトはないだろうけど(たぶん…)、最終戦のバレンシアが心配になってきたなぁ…客席ガラガラだったりして…
  

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Winner
Loris Capirossi
D
2nd
Valentino Rossi

Y

3rd
Carlos Checa
D
PP
Loris Capirossi
D
Fastest Lap Nicky Hayden H
motoGP 2005'
  Round-12

日本GP (ツインリンクもてぎ)



中野はこのままカワサキから
逃げていきそうな気がする

 なんか、結構人入ってたね。ちょっと驚いた
 やっぱり地上波で放送があると違うのかな?ま、ウチ(愛知県)には関係ない話なんだけど…

 日テレ褒めておいてこんなこと言うのもナンだが、motoGPのスタート前の15分間くらい、現地音声だけで放送してたが、コレがすっごくよかった
 何故か大歓声のジベルノーとメランドリ(グレシーニの応援シートの仕業か?)や、悲しいくらい客の反応の薄いヤマハのBチーム…そんな様子がすごくよくわかっておもしろかった

 ところがレースは日本人が次々ツブれ、ロッシとマルコメは絡んで共倒れするは、玉田はトップから置いていかれるは(ま、表彰台だからホントは褒めなきゃいけないんだけど、やっぱり…)、周回を重ねるごとに妙に冷めていく不思議なレースだった

 そのかわり250で青山が勝って大いに盛り上げてくれたけど、勝てる体制で2年走ってやっと…という感がしないでもない

 そろそろ
”勝ってアタリマエ”の日本人が見てみたいなぁ…レプソルに清成とか、キャメルに出口とかどうなんだろ?

 でも…ホントは伊藤真一に211V乗って出て欲しいなぁ…なんで今回宇川だったんだろ?(笑)

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Winner Loris Capirossi D
2nd Max Biaggi H
3rd Makoto Tamada H
PP Loris Capirossi D
Fastest Lap Loris Capirossi D
motoGP 2005'
  Round-11

チェコGP (ブルノ)

 久しぶりに震えるような感動を味わった
 また勝ったのはロッシだったし、クレイジーなバトルだったわけじゃないけど、このドラマチックな幕切れは何なんだ?!  

 最終ラップ、残り1/3週でのマシントラブルの原因は、どうやらインジェクションらしい。しかし…紛れもなく今シーズンベストの走りをしていたジベルノーのマシンに、この数年GPでは
聞いたことのないトラブルが起きるとは…

 ピットに戻ってくるジベルノーの姿が、89年のアンダーストープで飛んだレイニーの姿とダブった
 チャンピオン争いで決定的なダメージとなるクラッシュを喫しながらも、凛とした表情でピットに戻ってきた彼の姿…それは”敗者の美学”を絵に描いたような光景だった 

 レイニーは翌年、驚異的な速さと強さを発揮しタイトルを獲得し、3連覇の偉業へと繋げた
 ジベルノーがこの日見せた”強い”走り…ロッシの一極支配の終焉は案外近いのかもしれない

 さて、次はもてぎの日本GP…あれ、日本人ライダーって、走ってたっけ?

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あんた、予言の本書いたほうがいいよ…
(予選終了後のインタビューにて)

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
Loris Capirossi

D

3rd
Max Biaggi
H
PP
Sete Gibernau
H
Fastest Lap Valentino Rossi Y
motoGP 2005'
  Round-10

ドイツGP (ザクセンリング)



お約束!

 絶対やると思った。セテのオーバーラン
 もう、残り3ラップくらいから「頼む〜!速くチェッカー振ってくれ〜!!」って叫びが聞こえてきそうだった。スペイン語で

 で、そのセテが今回もホンダのトップ。ニッキーこそ最後まで食らいついていったけど、バロスとビアッジは競り合いながらフェイド・アウト、メランドリや玉田はテレビにまったく映らない…もう、8耐で勝った清成の含み笑いが目に浮かぶ

 昔から思うんだけど、バロスと競り合うと必ず前のライダーから置いて行かれる気がする
 古くはノリックや岡田が、いつもいいところでジャマされてた気がするし、最近はビアッジあたりが餌食だ

 そういえば90年代に世界GPの125で走ってた斉藤っていう選手がその典型だった
 1位が見えてるのに、3位のブロックに熱心過ぎて2位すら逃す…ひどいときには絡んで共倒れ(それも日本人同士)というシーンを何度も見せてくれた選手だ

 別に”反ロッシ同盟”とか”ホンダラインで共闘”ってなコトを望むわけじゃないけど、あまりにも露骨なポジションキープが横行してないだろうか?トップを獲りに行く、という目的をあまりにもカンタンに放棄していないだろうか?

 タイトルの行方が見えてしまった今、「ロッシが前じゃしょうがない」じゃなく、「一泡吹かせてやるぜ!」へとシフトアップするライダーはいないのか?

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Sete Gibernau H
3rd Nicky Hayden H
PP Nicky Hayden H
Fastest Lap Sete Gibernau (Race 1) H
FIM 世界耐久選手権 
  Round-3

鈴鹿8時間耐久ロードレース (鈴鹿サーキット)

 1985年からずーっと8耐を見てきた。7月の終わりを何の迷いもなく鈴鹿で過ごした
 さすがに最近は予選だけ現地観戦&決勝はテレビ観戦のスタイルだったけど、そんなこんなで見てきた20数年の8耐。その中で、今回のテレビ中継は間違いなく最悪だった  

 八代の解説はまぁ許す。現地映像用のカメラが少ないのもしょがないだろう
 しかし、”昔取った杵柄”のアナウンサーのダメさ加減は、現地アナのピエ〜ルと実況スタイルこそ真逆に位置しながらも、糞さ加減は寸分違わず一緒だった、というかMAXなので計測不能につき両者同タイムだ


 とにかく、1時間に1回しか順位表示をしない。その情報も30分遅れだ
 スズキのサイトが気合いの入ったタイミング表示を公開していたので、なんとか状況把握が可能だったが、2100円払って雑談と何位だかわからないバイクが走ってる姿を見せ続けられるとは思わなかった 

 もう来年は絶対PPV買わない。っていうか、スカパー放送しないと思う。だって、レース面白くないもん

 あ、レースの感想?
 出口はイイライダーだね。徳留も。清成はすげー成長してる。イトシンはやっぱカッコイイ。ハルチカはもったいない。モリワキ復活オメ!北川のチームはレギュレーション勉強不足。で…宇川はラクしすぎ


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左がスズキのサイトのタイミング画面
コレ見ただけで、ヨシムラ応援する気になった

Win
7
宇川・井筒(SevenStars)
2nd
11

バーミュレン・藤原(SevenStars)

3rd
73
青木・安田(オートレースHARC-PRO)
4th
55
出口・手島(TSR Dy-Do MIU)
5th
4
山口・徳留(仮面ライダー)
PP
778
伊藤真一(TSR Zip-FM)
motoGP 2005'
  Round-9

イギリスGP (ドニントン・パーク)



あのさ、レンズくらい拭こうよ…

 「よかったなー、ケニー…」とか、「ロッシやっぱりすげーよ」とか、オレが言いたいのはそんなコトじゃないんだよ!

  「おい、G+!なんで125ccのレースから放送するんだよ!」てコトなんだよ!

 さて、ドニントンは大雨。近年は雨でもヒザ擦りアタリマエというレースを見慣れたせいか、浅いバンク角と泥まみれの転倒者が妙にほほえましい。思えば87年の日本GPがこんな感じだったよなぁ…

 その87年の鈴鹿で、オヤジに連れられてサーキットホテルのレストランで飯食ってたケニーJrが久々の気合い十分の走りで見事2位ゲット!
 そのままキープの走りでも表彰台なのに、バロスを差しに行ったのには正直驚いた

 ラグナでは拒否した星条旗ランも笑顔でこなし、3年ぶりのシャンパンファイト!そして歓喜の共同インタビュー!のハズだったのに…

 
「久しぶりの2位は天気のおかげ?」だとぉ?
 (*`皿´)ムキー!!

 おいコラ!インタビュアー!!オマエの一言でまたケニーがヤル気をなくしたらどう責任をとるんだ!

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Kenny Roberts S
3rd Alex Barros H
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
motoGP 2005'
  Round-8

USGP (ラグナ・セカ)

 誰だよ。レース前のアメリカ国歌唄ったヤツ。ヒドかったよ。台無しだよ。いつかのサッカーの試合の堀内孝雄よりはマシだったけどな…  

 それはさておき、表彰式での国歌は感動的だった
 かつてウンザリするほど聞かされた『Oh, say, can you see』 のフレーズがこれほど感動的だったのは、きっとプレゼンターで表彰式にいたシュワンツやローソンの時代を思い出すからなんだろうナ…レイニーも来てたみたいだし…(涙)


 ま、世間では「ロッシの体調が悪かったから…」とか「ココのコースは特殊」とか言ってニッキーの初優勝に水を差す輩も出てくるんだろうけど、この日のニッキーの気迫に満ちた走りは、勢いのある頃のミック・ドゥーハンのように力強かった
 だからこそ、GPでは「ニッキーなんざアメリカじゃいつもオレがコテンパンにしてやってた」と公言していたコーリンも満面の笑顔(でもちょっとコワい)で祝福したんだろう  

 それにしても、ラグナ・セカは予選からスタンドぎっしり。どんなPR作戦があったのか知らないけど、これには正直驚いた
 「これでF1よりもカナリ好感度アップだな…」などとDORNAの役員のように喜んでいるんだけど、その反面「なんで日本GPはあんなに盛り上がらないんだろう…」と思ってしまう

 やっぱり…ライダー…かな…


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ローソン変わってない…
今走っても、この3人に割って入るんじゃないか?

Winner
Nicky Hayden
H
2nd
Colin Edwards

Y

3rd
Valentino Rossi
Y
PP
Nicky Hayden
H
Fastest Lap Nicky Hayden H
motoGP 2005'
  Round-7

オランダ ダッチTT (アッセン)

 「ビアッジは悪くない!」


 
さて、今回は本サイト始まって以来の長編で、今回の騒動についての”マックス・ビアッジの無実”を証明してみせよう!  

 まずはバッタイーニとの接触の件から
Part 1 , MAX vs FRANCO

 

 これは問題のシケインへの進入のシーンである。ご覧のとおり、アタック中のビアッジがバッタイーニのインを差している。この両者のフォームを見てわかるとおり、バッタイーニはアタック中でなく、このシケイン前にビアッジに譲るべきだったのである
 しかし、レコードラインを抑えたままシケインにアプローチしていたため、ビアッジはかなり無理なラインでシケインに飛び込まざるを得なかったと思われる

 そして、ダートに飛び出した

 なんとか体制を立て直そうとするものの、この区間のダートは狭く、多少減速するのが精一杯の状況でコースに戻ってきてしまう
 グリップが効く舗装路に入ると同時に、足を出しマシンの向き変え、なんとかバッタイーニを避けようとしている

 オレはここで一言言いたい。「おい宮城(TV解説)、いくらなんでもビアッジだってちゃんとバッタイーニが来てることぐらい知ってるよ!ビアッジなりに避けてるんだよ!!」

 そんな回避行動も実らず、激しく衝突!
 が、写真ではわかりにくいのだが、このときのバッタイーニは結構ものすごいスピードで突っ込んでいる。いくらなんでも、目の前でマシンがダートから飛び出してきそうなのに(バッタには当然見えているはず)、あのスピードはないだろ。だから…

 この衝突も、バッタがラインを譲らず、おまけに減速せずにシケインを走ってくるから悪い!と思う
Part 2 , MAX vs MARCO

 何しろ情報が少ないので詳しいことはわからないが、予選終了間際、アタックしたはずの2人がタイムを更新できなかったことから考えると、おそらくアタック中に何らかの”いさかい”があったのではなかろうか?
 そしてチェッカーの後、メランドリはビアッジに向かって「オマエ、イカレてんじゃねーか?」みたいなアクション(アタマを指さす)を見せる。(*レースのインタビューでは「『おかしな走りしてるね』って言った」とのことだが、そんなナマやさしい表現でなかったことは、この写真から明らかだ)

 自分より10歳も若い”コゾー”にナメられながらも、グッとこらえてメランドリの横を通り過ぎ、ピットに戻ろうとするビアッジ。しかしなおもメランドリはマックスに何か言っている(言おうとしている?)のがこの写真からわかる

 ビアッジがシケインを”普通に”切り返そうとしているところ、メランドリがビアッジのインに入ろうとする
 もちろん、すでにアタックは終了しており、こんなタイミングでオーバーテイクする必要などまったくない
 しかーし!、メランドリはインに突っ込んできた

 ビアッジの鼻先をかすめるように強引に抜いていくメランドリ。繰り返すが、これはクールダウンラップ中の出来事で、こんな強引なオーバーテイクの必要性はまーったくナイ!

 しかも…!

 このメランドリの走行ライン、というか、マシンの向きに注目してほしい
 「オマエはこのままスポンジバリアに走っていく気か!」と言われても仕方のないようなあり得ないラインだ。しかも、映像を見るとここでマシンをグイとビアッジの方へ寄せているのがわかる

 ココに至り、遂にビアッジの”魂のゴング”が鳴った

 左肘でマルコメを一喝!するはずが、その瞬間にマルコメの右膝に迎撃される。両者の位置関係から見るに、おそらくマルコメのヒザはビアッジの左ハンドルバーをヒットしたのではないだろうか?
 握っていないハンドルバーを蹴る…バイク乗りなら、想像しただけで背筋が凍るような悪魔の所業をサラリとやってのけるマルコメ…「テメェの血は何色だぁ〜!!」

 

 激しく振られるフロントに、あわや転倒寸前までバランスを崩しながらも、クラッチレバーの破損だけに被害をとどめたビアッジ。さすがである
 このあと、両者が互いに両手を広げて「マンマ・ミーア?!」のポーズ合戦をしたことは言うまでもない

 そして下された処分は…「ビアッジだけ5,000ドルの罰金」だって。ウソだろ?
Winner Valentino Rossi Y
2nd Marco Melandri H
3rd Colin Edwards Y
PP Valentino Rossi H
Fastest Lap Valentino Rossi Y

 こんな出来事の後じゃ、ビアッジがヤル気を無くして当然…というか、レース中不気味なほどおとなしかったのがむしろコワい
 何しろ次は”ライダー殺し”のラグナ・セカ。ビアッジの狙いすました一撃がコークスクリューで炸裂するのか!?
 おーい、メランドリ。コークスクリューのアウト側は谷だぞーー!!

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motoGP 2005'
  Round-6

カタルニアGP (バルセロナ)



おーい、コーリン!どこだぁー?

 何レースか前にテレビ放送のゲスト解説やってたノリックが「ロッシ以外のヤマハ勢が不振なのが気がかりだ」って言ってた
 ま、見てた人間のほぼ全員が「そりゃ去年のオマエのことだろ!」ってツッコんだわけだが、さすがにこのレースを見てると、「ヤマハ、ホントに大丈夫か?」と思わざるをえない

 とりあえず結果が出てるんで、欠点が見えにくくなってるんだろうけど、もしロッシがいなかったらどうなるのか?

 このいい例が日本にある


 JSBではタイトルを獲得し、8耐では常に優勝候補のKENZ。ところが今年エースライダー(といっても1人体制だったけど)の北川圭一が世界耐久に参戦してしまい、そのかわりに梨本圭が乗ったら…

 要するに、1人の”超人”が、常人には考えられないレベルでマシンを走らせているだけなのかもしれないのである

 ヤマハだってロッシが出て行った後、WCMとバトルすることにならない保証なんてない。そうならないためにも、コーリンの成績を現実のマシンレベルとして開発をするべきだ
 

Winner Valentino Rossi Y
2nd Sete Gibernau H
3rd Marco Melandri H
PP Sete Gibernau H
Fastest Lap Valentino Rossi Y

    

 さて、今回魅せてくれたのはニッキー・ヘイデン
 motoGPマシンに乗り始めたころのロッシのようなマシンコントロールで最後まで表彰台争いを繰り広げた
 このタイヤに厳しいサーキットで、あの走りが通用したというのは、これからの季節に向けて新しい可能性を見たような気がする

 でも、次はアッセン。雨かなぁ…


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motoGP 2005'
  Round-5

イタリアGP (ムジェロ)

 今シーズン大躍進のメランドリを見てて、ずーっと「誰かに似てる(存在感や雰囲気が)なぁ…」と思っていたけど、やっとわかった。ジョン・コシンスキーだ  

 小柄な身体
を目一杯リーンさせて走るスタイルもどことなくダブる。願わくばマシンをコースサイドの側溝に放り投げてクビになるようなことはしないでほしい…

 それにしてもビアッジだ!
 このレースを見てて、もしかしたら自分は熱狂的ビアッジファンかもしれないと思った
 それくらいこの日のビアッジはカッコよかった

 某巨大掲示板で”先生”と呼ばれるスムーズで美しいライディングをかなぐり捨て、熱く激しい走りで攻め続けたビアッジ。それはまるで強大なる兄、ラオウとの戦いにおいて”柔”の拳を封印し、”剛”の拳で勝負したトキのように凛々しかった

 結局、トキがラオウの秘孔にわずかに届かなかったように、ビアッジもロッシにあと一歩届かなかった
 でも、最後に和解し、認め合った北斗の兄弟のように、ビアッジは勝てなかったレースをめずらしく「いいレースができた」と語った

 はたして、この二人を超える”ケンシロウ”になれるのは、メランドリなのか、それとも…


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ビアッジ完全復活!
それとも切れる前の蛍光灯か?

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
Max Biaggi

H

3rd
Loris Capirossi
D
PP
Valentino Rossi
Y
Fastest Lap Max Biaggi H
motoGP 2005'
  Round-4

フランスGP (ル・マン)



確執に終止符。そして新たなステージへ…

  ロッシの大きな大きな掌の上から、やっとジベルノーがはみ出してきたと思ったら、それに続いてニッキーとコーリンまでもが飛び出しそうな勢いだ

 
これでメランドリが突き抜ければ、90年代前半のクレイジーなバトルの再現…とは思うけど、99年末あたりのケニー、ビアッジ、ノリックのバトルでも同じように期待してアレな結果だったからなぁ…
 それにしてもビアッジ…ケガのせいだよな?もう限界じゃないよな?万全ならメランドリなんか秒殺だよな??で、いつ万全になるんだよ!

 そしてジベルノー。スパートするロッシにまったく遅れることなく、それどころか何度も勝負を仕掛ける…何より、その光景がまったく違和感のない”当然の速さ”に見えているのが今年の彼の”違い”を表している

 フィニッシュ後、ロッシが差し出した手にジベルノーが触れるまでの、まるで永遠とも思えるような長い”間”…これは決して『和解』ではない。新たなる『闘争』の幕開けであることは明らかだと思う

 そして、それはこれまでのような『確執』がベースになったものではなく、勝利への『欲望』から沸き起こるさらに高いステージでの戦いである

 あー、早く次のレースが見てぇーー!


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Winner Valentino Rossi Y
2nd Sete Gibernau H
3rd Colin Edwards Y
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
motoGP 2005'
  Round-3

中国GP (上海国際)

 ここ数年、ケニー・ロバーツ(いわゆるジュニア)を見てると、あのフレディ・スペンサーを思い出す。いや、天才的なライディングスタイルとか、圧倒的な速さを思い出すんじゃなくて、晩年の言い訳・泣き言オンパレードの”嘘つきフレディ”(by 片山敬済)の方なんだけど…

 このレースもお約束の序盤ダッシュ&何らかの異常でスローダウン…
 毎度毎度、調子がイイときはパァーッっと走って、「あ、ダメだ…」と思ったら、とたんにペースダウンして「マシンがあーたら…」とか「ケガの具合がどーたら…」とか…
 もう、スズキも引導を渡すべきだろう。加賀山でいいジャン

 それとセテ…中盤以降、なすすべなくトップグループから置いていかれ、しまいにゃメランドリにもかわされて、フィニッシュ直後にマシンを止めての「トラブルだよ」のアピール…
 「ドライだったら…」って思ってるんだろうけど、条件はみんな同じなんだよ

 さて、レースを盛り上げたのは急遽エントリーのオリビエ・ジャック。
 新しい舗装の雨のレースでもジャック・アタックは健在!何度もマシンを横向きに走らせながらもロッシを最後まで苦しめた
 思えば250のときも、ロッシにただ一人真っ向勝負を挑んでいたジャック。これを機にGPに帰ってこないかなぁ…レプソルやヤマハのBチーム(笑)の連中よりは確実に結果出せると思うけど…

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*注意:殴り合っているのではありません
健闘をたたえ合っているシーンです(念のため)

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
Olivier Jacque

K

3rd
Marco Melandri
H
PP
Sete Gibernau
H
Fastest Lap Alex Barros H
motoGP 2005'
  Round-2

ポルトガルGP (エストリル)



いつまで続く、この確執…

 バロス…いつのまにかGPで地位を確立してるなぁ。なんかただの”ベテラン”なんかじゃなく、一昔前のエディ・ローソン的なポジションに座ってる気がする。なんだかなぁ…

 いくら8耐にマメに参戦して、熱い走りを見せてくれても、日本人ライダーにとっての文字通りの”壁”として、阿部や宇川を悩ませてきたイメージがジャマして、イマイチ好きになれなかった
 それに88年に日本GPを見に行ったとき、鈴鹿のボーリング場で当時の250の世界チャンピオンだったカルロス・ラバードのパシリみたいなことをやってるのを見たんで、なんか”グランプリの頂点”にいる実感がしないんだ…

 でも、今回のバロスの走りにはちょっと感動した
 しだいに濡れていくコースで、ロッシとビアッジの追い上げにも果敢な攻めの走りで逃げ続け、最後までスキを見せなかった堂々としたレース運び…勝てる環境(マシン・体調)が整っているときのバロスは本当に強い。真面目にロッシの対抗馬最右翼だと思う

 そしてジベルノー…トップ独走中のクラッシュ。そんなにロッシに意地を見せたかったのか…

 でも、このスピリットがあれば、もう1段階高いステージに到達するのも時間の問題だろう

 シーズンはまだ始まったばかり。大バトルの予感がする

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Winner Alex Barros H
2nd Valentino Rossi Y
3rd Max Biaggi H
PP Alex Barros H
Fastest Lap Alex Barros H
motoGP 2005'
  Round-1

スペインGP (ヘレス)

 怒ってるんだろうナ。スペイン人
 マドリッドやバルセロナあたりじゃ、イタリア大使館にペットボトル投げたり、イタ飯屋のカンバンが壊されたりしてるんじゃないかな?でもって、警官がそれを黙認してたり…このへんでやめておこう

 レース自体は予選のときに感じたまんま、昨年からさほど勢力バランスが変わらず、最終ラップの残り半周までは、正直退屈ささえ感じるものだった
 しかし、ロッシがフロントを滑らせてジベちゃんにパスされてからはまるでスーパークロスを見ているかのようなTボーンアタック連発で、最終コーナーではついにロッシのブレーキレバーがジベちゃんのアバラに本当にメリ込んじゃった

 レース後のパルクフェルメでは視殺戦まで演じるヒートぶり。でも、逆にここまで徹底してロッシとヤリあう気迫がなけりゃ、タイトル争いなんてできないだろう
 冗談抜きで命かけてやってるスポーツなんだから、”フェアに”なんていうキレイ事が通用しないときもあって当然。昔、125でチャンピオンになった坂田和人は、予選でブロックした相手のピットまで怒鳴り込んで「殺すぞ!」みたいなポーズしてた



コエー(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル!

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
S. Gibernau
H
3rd
M. Melandri
H
Fastest Lap
Valentino Rossi
Y

 でも、表彰台でわき起こる「セテ・コール」に引きつりながらも笑顔を見せたロッシ。この余裕があるかぎり、やっぱりチャンピオン最右翼なんだろうな

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motoGP 2005'
  Round-1

スペインGP 予選(ヘレス)



ま、合格点かな

 なんか知らない間にいろいろとレギュレーションが変わってたようで、今年から予選は土曜の一発勝負らしい
 
これは、年々「まさかこんなバカなレギュ変更はしないだろ」というのがアッサリ実施されてしまうF−1に比べれば、至極マトモな変更だと思う。特に雨の多い日本のファンにとっては朗報の気がする

 さらに今年はNHKが放送を撤退してしまい、日本テレビ系の衛星放送局の”G+”(ジータス)ってのが土曜の予選から放送してくれる(録画だけど)ことに
 これまで「千年屋(TVO)〜柄沢(WOWOW)〜田中(NHK)」とGP放送では病気レベルの職人アナウンサーが担当してきたので、さぞや違和感のある放送なんだろうなぁ…と思っていたけど、意外とマトモな実況で一安心。見たくもない巨人ガラミの番組が8割を占める1,000円/月の有料チャンネル。これからも頼むぞ!

 あ、肝心の予選。なんか去年とあんまり変わってないなぁ…ロッシが速くて、ジベちゃんが追っていて、ビアッジは期待をハズし、ニッキーは伸び悩み、ときどき日本人が頑張る…なーんて感じが見えてしまったような…

PP V. Rossi Y 1'39.419
2nd S. Gibernau H 1'39.915
3rd M. Melandri H 1'40.179
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