TV Watching (テレビ観戦、時々サーキットにて・・・)

MotoGP 2010
  Round-18

バレンシアGP (バレンシア)

(;TдT;)


 ホントはね、このレースはチェッカー直後に見るのやめちゃってた。『あー、ロッシやっぱりもうダメポ…』って思ったから

 でも最近(ちなみにレースから4ヵ月後)になって初めて最後までじっくり見てたら、なんとロッシがM1をコース脇に止めて…あぁなんという美しい光景…リアルタイムで見てたら号泣していただろう

 しかしその走りは今回もロレンゾに完敗だった

 去年までのロッシでさえ一旦逃がしたら捕まえられないストーナーを相手に、ジリジリと追い詰め、キャッチし、そして突き放すロレンゾ…
 一方ロッシはそのストーナーに為す術なく抑え込まれてしまう…

 ハッキリ言ってしまえば、もはや”格が違う”というくらいのレベルの差がこの2人にはついてしまった、のかもしれない


 でも、年明けのテストの結果からもわかるとおり、2011シーズンはストーナー中心に回っていくんじゃないかと思う


 総合力はヤマハ+ロレンゾがダントツだろうけど、純粋な速さならストーナーが一番だと思う。ロッシやロレンゾとは質の異なる底の知れない速さ…
 とにかくパワーさえ十分あるマシンなら、 あのマシンコントロールで結果を出してしまうだろう。ケガさえしなければ…

 対抗は当然ロレンゾになるけど、ヤマハがどこまでロレンゾ好みのマシンを作れるのか…傑作800ccM1も、2010シーズン終盤にはそのアドバンテージを失いつつあったわけで…開発ライダーとしてのロッシの存在の大きさを実感するんじゃないだろうか?

 そしてダニ…ストーナーの加入は、ラテンの血をさらに過熱させるのか、それともクサらせるのか…2011も開幕はガチバトルだな!

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Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Casey STONER

D

3rd

Valentino ROSSI

Y
PP Casey STONER D
Fastest Lap Dani PEDROSA H

 

どうか最後の表彰台になりませんように…

MotoGP 2010
  Round-17

ポルトガルGP (エストリル)

 
 ついにロッシが負けた

 いや、別にリザルトだけなら近年よくあるコトだったんだけど、このレースでは120%で勝負して、その結果が”完敗”…これは去年のフィリップアイランド以来だと思う

 でもあれはバトルの結果として、キャリアベストの走りを見せたストーナーに一歩譲った、という”負け”であり、それは言わば”時の運”的なものだった

 しかし今回の相手のロレンゾは、ただバトルに勝ったのではない
 一旦離されながら、再びロッシに迫り、追い詰め、予定通りにオーバーテイクし、そして突き放してチェッカーを受けたのだ。それも同じマシンで…

 この17ラップ目のワンシーンだけで、どっちのライダーが”王者”なのかは明白だった


歴史的瞬間
Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Valentino ROSSI

Y

3rd

Andrea DOVIZIOSO

H
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Jorge LORENZO Y


 自分がレースを見るようになってからは、”世代交代”は常に”無血革命”だった

 ケガでシーズンを棒に振ったローソンは、カジバへ移籍することでレイニーにその座を譲った
 そのレイニーもまた悲劇的なクラッシュでシュワンツ、ドゥーハンに王座を明け渡した
 そして満身創痍のドゥーハンはついに燃え尽き、やがてロッシがその座を受け継いだ

 だから、この日のように完全に力で王座を”奪い取る”という光景はあまりにも衝撃的だったし、その座を奪われたライダーが翌シーズンも走る、というシーンが想像できない  

 果たして、赤いロッシは来シーズンどんなポジションにいるのだろう…

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MotoGP 2010
  Round-16

オーストラリアGP (フィリップアイランド)

こんなコトばっかりやってると嫌われるゾ!


 もうね、ストーナーは宇宙一速いと思う

 ロレンゾ、結構ギリギリで追ってたように見えた。ロッシだって3位に上がった時は『もしかしたら…』って思ったかもしれない

 しかしストーナーの走りは凄過ぎた
 もうリアのスライドなんかはミリ単位でコントロールできそうだったし、アクセル開けるタイミングは音聞いてるだけで『え、ソコでオンなの?!』ってくらい恐かった

 4輪のF1じゃあるまいし、オープニングラップ回ってきてコントロールラインで2位に1.5秒差って何だよ

 この世の中に、ロッシやロレンゾをこれほどまでに簡単に離していけるライダーがいるとは…去年のココでの走りがストーナーのキャリアベストのライディングだと思ったが、今年はアレ以上…というか、コレができるライダーがタイトル1回というのがむしろ不思議なくらいだった


 それと対象的なのがロッシだ


 またまたやってしまった右サイドアタック…この行為の善悪は置いておくにしても、こう何回もロッシがコレをやらなくてはならない、ということが問題なんだと思う

 ノーマルなロッシなら、コレをやらなくても前回のマレーシアにように颯爽とかわしていけハズだし、逆にあのカタルニアやラグナのようにスーパーなオーバーテイクもアリだ

 しかし、今回も”単なる強引な差し”…

 ラップタイムやリザルトよりも、このライディングの変化が如実に”衰え”を現しているんだろうか…・・

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Winner Casey STONER

D

2nd

Jorge LORENZO

Y

3rd

Valentino ROSSI

Y
PP Casey STONER D
Fastest Lap Casey STONER D

 

MotoGP 2010
  Round-15

マレーシアGP (セパン)

 
 ロッシが勝った

 開幕以来の今期2勝目、新鋭ドヴィとの接戦を制し…ではなかったと思う

 たぶん、欠場前のロッシ、というか本気で勝ちにいってる時のロッシがこの日のコンディションだったら、毎ラップ1秒くらい離して独走して勝ったと思う

 伸びるエンジン、吸い付くようなタイヤ、痛くない肩
 『あれ、適当に走ってたら後ろドヴィしかいねーでやんの。もうちょっとペース落とすか』てなもんだったろう

 ロレンゾは安全走行、ストーナーはクラッシュ、ダニはいない…これで本気で走れというのが無理な注文だろう
 RC211Vで走っていた頃のロッシのレース、というかシュワンツ引退後のドゥーハンみたいな勝ち方を久しぶりに見た気がした


何?この観客の入りは!
Winner Valentino ROSSI

Y

2nd

Andrea DOVIZIOSO

H

3rd

Jorge LORENZO

Y
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Valentino ROSSI Y


 さて、いろいろあったチャンピオンシップもやっと決着したわけだが、はたしてコレが『ロッシの長期離脱があったおかげ』と言われてしまうのかどうか…

 それは今後のロレンゾの走りに懸かってる、のではなく、むしろロッシのこの後の走りに懸かっていると思う

 2006年や2007年と違い、去年のカタルニアの後、ロッシは圧倒的な力でレースを制するというシーンを見せていない
 このセパンでもこれだけ調子が良かったのに、ロッシは”流して”走ってしまった

 残りのレースでもこのまま鳴りを潜めてしまうなら、一つの時代がついに終わる、ということだろう

 でも、来シーズンドカで圧勝したりして(笑)

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MotoGP 2010
  Round-14

日本GP (ツインリングもてぎ)

ソコまで喜ぶほどの成績なんだろうか…


 正直言って、見るのがツラかったなぁ…

 もう何を見ても富沢のことしか考えられないのはレース前からわかってたし、それは走ってるライダー達からもヒシヒシと感じられた

 それに輪をかけてツラかったのが、だいたいいつもこういう時は”気合”ってカラ回りする、ということを経験でわかっていることだ

 あの2003年の悲劇の後、8耐は完全に『大治郎に捧げる』モード一色だったけど、主役のはずのHRCは総コケで、最後はスズキのトラブルでやっとホンダ陣営転がり込んだ勝利で『大治郎が勝たせてくれた』って…(その鎌田ももういないのがまたツラい…)

 アラゴンに続いてガチガチになっているロレンゾを見て、思わず『いいから楽に走れ!』と言いたくなった


 そのロレンゾを表彰台から弾き出したロッシ…アレは相手がロレンゾだからやった故意犯だろう


 昔、草レースでブレーキとアクセル握ってる右側に強引に突っ込まれ死にそうになった経験がある自分は、あういう接触の際は脊椎反射で右側のライダーが悪い、と判定する。だって、ヒジと肩で踏ん張ったって絶対勝てない。引くしかない


 『飛びたかったらそのまま引かずに頑張ってれば?』
 ロッシの再三のアタックは、タイトルの懸かったロレをそう言って脅しているようだった

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Winner Casey STONER

D

2nd

Andrea DOVIZIOSO

H

3rd

Valentino ROSSI

Y
PP Andrea DOVIZIOSO H
Fastest Lap Valentino ROSSI Y

 

MotoGP 2010
  Round-13

アラゴンGP (アラゴン)

 
 このレースを見てて確信したコトがあった

 『ロッシは…たぶんフライアウェイの太平洋ラウンドは欠場するんじゃねーか?』と…

 もう全然ヤル気なし

 肩の痛み、マシンの不調(ヤマハへの不信?)、連続出場記録からの解放、モテギはまたワタルに乗ってもらって…そりゃ早く肩手術して、ドカのテストに全精力を注いだほうが誰の目にも明らかなんだから…

 と思ったら今日の新聞に『ロッシエストリルとバレンシア欠場か?』と載っていた

 ということは、もてぎ、セパン、フィリップアイランドのどこかで勝ちを狙ってる、ということだろう。フフフ、わかります。フィリップアイランドですね。期待してますよ


走りの方もショーヤに捧げてくれよ、ロッシ!
Winner Casey STONER

D

2nd

Dani PEDROSA

H

3rd

Nicky HAYDEN

D
PP Casey STONER D
Fastest Lap Dani PEDROSA H


 そしてロッシ同様、マシンに苦しんだロレンゾ…


 昨年からパワー、ハンドリングのバランスで優位を保ってきたM1だが、遂にドカとHRCにそのアドバンテージを食われてしまった

 思い出すのは86年→87年のNSRとYZRの戦闘力の逆転である

 その後のヤマハはローソンとレイニーという傑出した才能の持ち主がなんとか勝ってただけで、ホンダのパワーに苦戦し続けた

 ロレンゾにすべてを賭けたヤマハの運命やいかに…

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MotoGP 2010
  Round-12

サンマリノGP (ミザノ)

まさかこのとき…バルベラもやりきれないだろうに…


 インターネットなんて知らなかった93年、放送の冒頭にいきなり告げられた若井伸之の死はただただ愕然とした

 奇跡を信じていた加藤大治郎の時は、ただただ悲しかった

 ネットで偶然目にしたノリックのニュースは、しばらくの間何がなんだかわからなくて、現実のこととして受け止められなかった

 そして生中継された富沢祥也の事故…それは、これまでにテレビや動画サイトなどで見たどのクラッシュシーンよりも酷いものだった

 それでも、富沢と”死”というものがつながるとは思えなかった
 とびきり明るくて人懐っこい彼なら、アラゴンは無理かもしれないけれど、もてぎにはケロっと戻ってきて、サクっと勝利をもぎ取っていくんじゃないか…そんなふうに思っていた

 M
otoGPのレースまでは…


 そして悲しみに輪をかけるのがその後のイザコザだ


 オーガナイザー、サーキットドクターの判断、死亡時刻や訃報の告知…これらが悲劇をなくす方向ではなく、責任の所在をわかりにくくする方向に向かっているように思えてならない

 サーリネンとパゾリーニ、それにセナの件がトラウマになっているかのようなイタリア当局…サーキットの事故に県警の交通課がやってくる日本より格段に進化しているはずのこの国が出す”結論”はいったいどういうものになるんだろうか・・・

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Winner Dani PEDROSA

H

2nd

Jorge LORENZO

Y

3rd

Valentino ROSSI

Y
PP Dani PEDROSA H
Fastest Lap Dani PEDROSA H

 

MotoGP 2010
  Round-11

インディアナGP (インディアナポリス)

 
 中野の解説は面白いね

 原語ではなんと言ったしらないけれど、ベン・スピーズのおっかさんが息子のコトを語ったときの話で『ちょっと聞いてよ、うちのベンがねぇ』って訳には笑った。コレはMIKIOさんもウカウカしてられないね(笑)

 そのスピーズがついに魅せてくれた
 今シーズン、いわゆる4強を食って表彰台に立ったのはこのベンとドヴィだけ…なのだが、最強ワークスマシンに乗ってるドヴィがズルズル落ちながらもなんとか表彰台、ってイメージなのに対し、スピーズはサテライトで大奮闘!に見えているけど、実際のところはどうなんだろう?

 もしかしたらM1は素でめちゃ速くて、212Vはダニとドヴィが驚異的なテクで走らせているのかもしれない。だって、ほかの212V総崩れじゃん

 ま、それも来シーズンにははっきりするだろう


あのさ、ヤバイよ、そのアングル
Winner Dani PEDROSA

H

2nd

Ben SPIES

Y

3rd

Jorge LORENZO

Y
PP Ben SPIES Y
Fastest Lap Dani PEDROSA H


 そのベンに比べてニッキー…


 得意の高速左コーナーもひざパッドがなきゃ…もうグダグダな走りになってて痛々しかった
 ケニーが走ってた頃は、センサーとして軽く擦るって使い方だったのが、ハイグリップタイヤの成せる技で今じゃ加抜重やバランス取るのに欠かせないんだろうなぁ…


 いつのまにかストーナーも復調しちゃったんで、すっかり影の薄いニッキー

 はたしてロッシ仕様のデスモは彼にとって吉と出るのか…やっぱ凶かなぁ…

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MotoGP 2010
  Round-10

チェコGP (ブルノ)

似てるような似てないような…
(左はドカのドメニカリ、右がF1のドメニカリ)


 ロッシはやっぱりドカか…フェラーリに乗るのあきらめてないんだな

 もし来シーズンで10回目のタイトルと獲ったら、契約満了を待たずに2012のフェラーリ入りも可、とかいう条項が契約にあるんじゃないかなぁ
 それにドカなら誰はばかることなく堂々とフェラーリのテストドライブもできるもんなぁ

 そうそう、そういえばドゥカティ・コルセの代表がクラウディオ・ドメニカリ、フェラーリチームのマネージャーがステファノ・ドメニカリって、二人とも”ドメニカリ”っていう苗字なんだよね

 もしかして親子?兄弟?誰か教えて、エロい人
(ついでにブリヂストンの山田宏さんとモータースポーツジャーナリストの山田純さんの関係もお願いします)


 しっかしロレンゾは速いなぁ…ダニが決死の覚悟で追っても、すべてのセクションで離してしまう


 でもって、フォームがだんだんエディ・ローソンに似てきて、勝った後のパフォーマンスはどんどん滑りはじめる(笑)

 はたして、こんなヤツと物静かなスピーズが同じチームでやっていけるのか?

 『お願いだからピットを壁で仕切ってくれ』って言うんじゃないか、スピーズが

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Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Dani PEDROSA

H

3rd

Casey STONER

D
PP Dani PEDROSA H
Fastest Lap Jorge LORENZO Y

 

MotoGP 2010
  Round-9

US GP (ラグナセカ)

 
 ウチの街には『植田のコークスクリュー』っていうS字カーブがある(言ってるのはオレだけだが…)

 
上り直線路を走ってきて、フラットな橋を渡り終えると同時に下りながら左・右と切り返すこのコーナーは、自分が初めてバイクのステップを擦ったコーナーだ

 そんな記憶と一昨年のロッシのオーバーテイクで”伝説”になったラグナのコークスクリュー…しかし、ロッシが砂煙を上げながら切り替えしたイン側が見事に舗装されているじゃあーりませんか?!

 まぁ安全上は正しい改修かもしれないけど、もう二度とここでは”伝説”は生まれないのか、と思うとちょっと寂しかったりする


これじゃただのショートカットだよ
Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Casey STONER

D

3rd

Valentino ROSSI

Y
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Casey STONER D


 今回最大の見所、それはプーチさんの表情だった
 前回、ロレンゾに仕掛けた強引なオーバーテイクの後、そして今回クラッシュした後と、2回とも国際映像がバッチリ表情を捉えていたんだが、結果は正反対だったのに、見事に同じ表情だった


 ここから先は推測だが、ストーナーの移籍のこともあって、もうダニはプーチの言うことを聞かない、というか、『ボクにはボクの理想があるんですぅ!』とか言ってるんじゃないかと…

 そんな愛弟子の暴走が、苦虫ツブしながらも心配でならない…

 もうしばらくの間、プーチ劇場から目が離せないな、こりゃ!

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MotoGP 2010
  Round-8

ドイツGP (ザクセンリング)

いつもながら見たくない光景…


 その昔、鈴鹿へF1を初めて見に行こうとした時、ふと思った

 『26台しか走ってないんだよなぁ…退屈しないかなぁ?』

 ま、実際は2輪より30秒も速く周回してくるワケだし、図体もでかいのでスタンドで見ていても結構満腹になったのだが…

 MotoGPはコレでいいのか?
 出走17台、第2ヒートに至っては12台しか走ってねーでやんの
 それもマシン、ライダーとも走れる状態なのにレギュレーションで止められたのが3人もいるって…

 フラッグ・トゥー・フラッグだの、下位カテゴリーの予選時間短縮だの、テレビを含めた観戦者向けにずいぶん大ナタ振るってきた割にはドコか抜けてるんじゃないか?ドルナさん?


 さてロッシの復帰だが、いきなりストーナーがめちゃめちゃ厳しいアタックでロッシを弾き飛ばすという手洗い歓迎ぶりには笑った
 これができるくらいなら、ストーナーの今シーズン残りのモチベーションは大丈夫だろう


 同じようにロレンゾに対して厳しいオーバーテイクを何度も仕掛けたダニ…

 やっぱりこの2人が来年のチームメイト、ってのはないような気がするなぁ…プーチさんも困るだろうし

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Winner Dani PEDROSA

H

2nd

Jorge LORENZO

Y

3rd

Casey STONER

D
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Dani PEDROSA H

 

MotoGP 2010
  Round-7

カタルニアGP (カタルニア)

 
 カタルニアって、一応スペインなんだよね?
 2輪レースが国民的スポーツで、今年は11年ぶりの自国の世界チャンピオン誕生濃厚な…

 それが…どうだ、この客の入りは!
 メインスタンド含めてすべてガラガラ…ついにレースバブル崩壊キターーーー!かと思ってしまうのだが…

 ここはバルセロナ。地元の英雄たちが大挙出場しているサッカーのワールドカップ、そのスペイン戦が前日にあったワケだから、そりゃわざわざサーキットには来ない…のかなぁ?このサーキットって、結構街から近かったような気がしたけど…


 何となく90年代以降の8耐が頭をよぎるのである


やっぱ過剰供給じゃねーのか?ドルナさん!
Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Dani PEDROSA

H

3rd

Casey STONER

D
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Andrea DOVIZIOSO H


 しかし吉川よ…まー予想はしていたが…厳しいなぁ
 80年代にスポットでヨーロッパに行って周回遅れにされた藤原がテレビ解説っていうのも何か因縁じみてたなぁ


 こうなると逆に日本人でMotoGPに行くべき奴は誰だ?ってのを考えるのも面白い

 まー、国内組を除けば、間違いなく富沢なんだろうけど…
 今こそ清成か、それともMoto2で健闘した手島か、いや、やっぱり国内組の雄、酒井か…

 うーん、久しぶりに8耐でも見に行こうかな!

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MotoGP 2010
  Round-6

オランダGP (アッセン)

BSよ、こんな看板を許していいのか??


 何でフィニッシュの時、ロレンゾが「3」のポーズをしているのか不思議だったんだけど、125、250、そしてモトGPの”ハットトリック”だったワケか!…つーか、誰も覚えてねーよ、125のコトとか(笑)

 そんな速い人たちのコトは置いておいて、問題はスポットで走ってた秋吉のことだ

 ワークスマシンに乗っていながら、周回遅れ…
 テストライダーならテストライダーなりの仕事がある以上、単純に結果だけでは物を言うのもはばかられるが、少なくとも”レース”!している姿は見たかった

 かつてのように同じカテゴリーの国内選手権があるわけじゃなし、いきなりで「トップに絡め!」とは言わないが、MotoGPを走りたくても走れない連中(ホッパー!元気か?)なんかの気持ちを考えると、日本人としてなんとも歯がゆいのである


 で、次からは青山のリプレイスに吉川和多留…
 早くも「テスト」「データの蓄積」などというコメントがメディアを通じて聞こえてくるわけだが…


 かつて伊藤真一や岡田忠之がスポットで出て行ったときみたいに、実は親しい関係者には『一丁カマしてきますよ。見ててください』って言ってた、とかいう後日談が聞けるような結果を見せてほしいなぁ…

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Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Dani PEDROSA

H

3rd

Casey STONER

D
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Dani PEDROSA H

 

MotoGP 2010
  Round-5

イギリスGP (シルバー・ストーン)

 
 やっぱりねぇ、フランスといえばポールリカール、ドイツはホッケン、イギリスはシルバーストーン、っていうのがグランプリのイメージなんだよなぁ(ついでにベルギーのスパも)

 しかしドニントンはいいコースだと思うけど、なんかクラッシュシーンばかりが記憶に残っている

 派手に宙返りしたり、オイルで滑って転んでフラッグ振ってたシュワンツとか、バロスに下りの超高速コーナーで芝生に押し出されたノリック(クラッシュはしなかったけど)とか…

 で、帰ってきたシルバーストーンは…なんじゃ、こりゃ?
 あのシンプルなレイアウトはドコへやら、ザクセン顔負けのカートコース…みたいだけど、どうなんだろう?面白いのか?ココ?


 とりあえずオレは放送途中で寝ちゃった(苦笑)


コレも…ブーイングされなきゃいいが?
Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Andrea DOVIZIOSO

H

3rd

Ben SPIES

H
PP Jorge LORENZO Y
Fastest Lap Jorge LORENZO Y


 それにしても…やっぱり思うのは今シーズンのクラッシュの多さだ


 青山に至ってはウィームアップ走行中の転倒…それでコレだけの大事になってしまった

 パドックで取りざたされているという”BSタイヤの特性(熱が入りにくく、冷めると急激にグリップダウンする)”という話も、こうなるといよいよ真実味を帯びてくる

 いよいよ撤退フラグ?じゃなきゃいいんだけど…
 

 

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MotoGP 2010
  Round-4

イタリアGP (ムジェロ)

このままフェラーリに…なんてことはないよな?


 15年、230戦…
 これだけの間、休まずに走り続けてきたロッシがついにヘリコプターでサーキットを去ってしまった

 そのシーンを最初に見たとき、彼の特徴のひとつであるツナギとブーツのことがふと気になった

 今でこそ普通に見られるようになったけど、ロッシはブーツを履いて、その上にツナギの裾を被せるようなスタイルで走っている
 すると…コレは完全な推測なんだけど、ブーツの足首から上の部分って、結構薄い素材と造りになっているんじゃないか?と思うのだ

 もしそうだとしたら…
 もし、スタンダードなブーツのようにゴツいプロテクターが付いていたら…

 今となっては一刻も早い復帰を願うばかりである


 その主役不在のレースで強烈な逃げを見せたダニ


 昨シーズン後半あたりから、どうもダニの走りというか、レースに対する考え方が変わってきたように感じる

 『いい加減、”先行逃げ切り”とか言うな!』という怒りや、『オラオラ、誰かバトルする相手はいないか!』というような殺気を見ていて感じるのだ  

 結果として今回は”先行逃げ切り”になったけど、今日のダニにロレンゾでもストーナーでも、そしてもちろんロッシでも…最終ラップまで絡んでいたら、ダニはもっともっと強くなったんだろうけどなぁ…

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Winner Dani PEDROSA

H

2nd

Jorge LORENZO

Y

3rd

Andrea DOVIZIOSO

H
PP Dani PEDROSA H
Fastest Lap Dani PEDROSA H

 

MotoGP 2010
  Round-3

フランスGP (ル・マン)

 
 ホンダは最高のタイミングでケイシーにオファーしたなぁ…

 だって、どう見てもストーナーは今年のドカのマシン信頼してないもん
 おっかなびっくりマシンを寝かしこみ、曲がりかかったところで後はパワー勝負でなんとか…という感じで、痛々しいほどツラそうだ

 ところがニッキーが乗れてるし、ストーナーも競り負けてない(転倒→リタイヤ)から、マシンに問題があるとは(ストーナー以外)誰も思ってくれない


 そんな枯れかかった心の花を目ざとく見抜いたデザトリアン、HRC…あ、完全にホンダを悪者にしてしまった(笑)


心はもうレプソルカラー?
Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Valentino ROSSI

Y

3rd

Andrea DOVIZIOSO

H
PP Valentino ROSSI Y
Fastest Lap Jorge LORENZO Y


 ただねー、ストーナーを”レイニー・タイプ”だと思っている自分としては、やっぱりヤマハに乗ってほしいなぁ…
 序盤から猛然と攻めていく展開、クイックな切り返し、勝負に懸ける執念…もしマルボロと一緒にヤマハに移籍したら泣くね、オレは


 でも、たぶんホンダへ行くんだろうな
 誰か”RACERS”のvol,04の八代さんの特集の全訳をストーナーに見せてやってくれないかな?

 

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MotoGP 2010
  Round-2

スペインGP (ヘレス)

ツナギにメット… マジで『死ぬぞ!』と思った


 88年だか89年だかに鈴鹿にF1を見に行った時、セッションが始まる前になるとピット裏の池(今よりだいぶ大きかった)の逆バンクのところに酸素ボンベを背負ったダイバーがゴムボートでやってきた

 『ドコの道楽バカが…モナコのクルーザーのつもりか?』などと思っていたが、目の前で1台クラッシュしたときにふと気づいた
 『あ、コレってコース飛び出して池ポチャしたドライバーの救助部隊か!』

 とりあえず、これからロレンゾの走るレースにも彼らは同行するべきだろう

 そんなコトはさておき、いよいよ大変なことになってしまったのがロレンゾの速さだ

 速いのは間違いないが、限界を超えると見事に宙に舞っていた昨年がウソのような強烈な走りには唖然とした


 そのロレンゾがロッシを追い上げていたときの解説の岡田さんのコメントがなんとも”らし”かった


 『ボクなら最終ラップまで待ちますよ』
 おいおい、コレは”2位”争いだよ。もうちょっと向こうにトップが見えてて、まだ中盤なのに、もうあきらめるのかよ!

 そしてロレンゾはあっさりロッシを抜いて、そのままトップにいたダニも抜いてしまった  

 ホンダの身内だから、という気もしないではないが…それほどミック・ドゥーハンは遥か彼方、2位でもすごかった、ということか…

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Winner Jorge LORENZO

Y

2nd

Dani PEDROSA

H

3rd

Valentino ROSSI

Y
PP Dani PEDROSA H
Fastest Lap Dani PEDROSA H

 

MotoGP 2010
  Round-1

カタールGP (ロサイル)

 
 ヤバイなぁ…ベン・スピーズ

 アメリカ時代の走りを見てないんでハッキリとはわからないけど、このライダーの速さってのは今まで見たことがない質のモノのように思う

 マシンにムチを入れるでも、フィジカルでタイムを削るでもなく、かと言ってセットアップが抜群というふうにも見えない

 端的に表現すると『限界が見えない速さ』である

 タイトルを獲った年のストーナーもこれに近かったけど、ストーナーの場合はマシンを手なずけようと必死にもがいているシーンを見せる時もあった

 しかしSBK時代からスピーズの走りは一貫して”普通にとんでもなく”速い

 コレはまた厄介な(笑)ライダーが現れたもんである


8耐じゃないんだから…
何もライダー自らドナドナしなくても…
Winner Valentino ROSSI

Y

2nd

Jorge LORENZO

Y

3rd

Andrea DOVIZIOSO

H
PP Casey STONER D
Fastest Lap Casey STONER D


 対照的に他のライダー…特にロッシ以外のワークスのライダーのヒートっぷりは別の意味でヤバかった


 何というか、MotoGPマシン+BSタイヤのポテンシャルを、多くのライダーの能力が超えてしまった…というか『要はマシン使い切って、後はどれだけ限界から超えられるかが勝負』みたいな走りになっているような気がする

 MotoGPレギュレーションが発表された頃、『200馬力超えたらジャイロ効果でマシンはリーンしないんじゃないか?』なんて言われたこともあったのに…いやはや”人間の可能性”恐るべしである

 でも、身体は変わってないんだから、気をつけてね(特にロレンゾ)

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