真空管式カーオーディオ計画 測定編 (2005.10.9)

仮電源でのテスト(2005.9.4)

 安定化電源が完成していないので、抵抗で代用した点と、室内では12V電源がとれず、DC-DCコンバータが利用できないことから別のトランスから交流で6.3Vをとった点が完成予定とは異なりますが、アンプ部の配線ができましたので、仮電源で利得や雑音を測定してみました。
 負帰還なしでの利得は5.5倍でほぼ予想通りでした。負帰還を3.9dBかけて利得を3.5倍とした場合、残留ノイズは0.14mVでした。また、この時のダンピングファクタは2.78になりました。ほぼ、目標とする性能が得られているようです。

 心配される点は、発熱が大きい点で、1時間ほどで、ケース全体がかなり熱くなりました。放熱穴をあけたり、フロントパネルをもう少し離してみる等熱対策を考えてみたいと思います。
仮電源での歪率測定(2005.10.2)
 仮電源の状態で、1KHzの歪率を測定してみました。3.65%の歪で7Wが得られており、目標の出力は得られているようです。
周波数特性の測定(2005.10.9)

 電源部が完成したので、組み付ける前にシガーライターソケットからDC12Vをとって周波数特性を測定してみました。組み付けてしまうと、ダミーロードに接続できないので、こういった測定はいまのうちにしておくことにしました。残留雑音は、CH-1が0.115mV、CH-2が0.135mVになりました。
 価格の安いトランスでしたので、他のアンプほど高域特性が伸びず、40KHz付近にピークがあります。出力段のパラレル接続も高域特性に対して不利ですので、まあこんなものでしょう。それでも、10Hzから30KHzまで-1dB以内におさまっています。
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