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1. 依存症が引き起こす問題とは

 「薬物依存症」は国際的に認められている精神障害のひとつです。覚せい剤・シンナー・大麻などの薬物を使い続けているうちにコントロールを失い、様々な面で問題が生じているにも関わらず薬物の使用が止まらなくなってしまう障害です。依存症者自身の身体・精神上の問題はもちろん、家庭内暴力や家庭崩壊などの家族問題、職場や友人知人との対人関係における問題、仕事や学業、借金など社会生活上の問題など、依存症は家族や周囲の人々に対しても様々な問題を引き起こします。

2. 依存症が家族にもたらす影響

 依存症は「家族の病」ともいわれています。最初は「きっと、ほんの遊びのつもりだろう…」と楽観的にとらえていた薬物や飲酒の問題が段々とエスカレートしてくると、家族は必死になって依存症者本人をコントロールしようと試みます。それでも依存が深刻化し、薬物やアルコールを使用した結果として次々と引き起こされる問題を家族が本人に代わって対処しているうちに、家族への負担はどんどん増し、心身共に疲弊し、正常な家族としての機能さえ失われていくことになります。

3. 依存症は「回復が可能な病」

 依存症は決して完治することのない病気であるといわれています。しかし一方で、適切な治療とリハビリテーションを受けていけば、回復が可能な病です。長年にわたる薬物やアルコールなどの使用により、本人は身体的、精神的、社会的、そして霊的(スピリチュアル)に悪い影響を受けています。薬物やアルコールの使用を止め始めてから本人が回復していくためには、充分に時間をかけ、じっくりと継続的に治療・リハビリに取り組んでいく必要があります。

4. 回復のために家族ができること

 まず第一に「依存症」という病気・障害について学び、依存症と本人に対する理解を深めることです。次に、依存症者本人への対処の仕方を学ぶことも必要です。例えば、仕事・人間関係上のトラブルなど、薬物やアルコールの使用によって生じた問題をご家族が本人に代わって対処してしまったり、本人が作った借金を肩代わりしてしまったりすることで、知らず知らずのうちに本人が問題へ直面する機会を奪ってしまっている場合もあるのです。また、もっとも大切ともいえるのは、ご家族自身が元気を取り戻し、幸せを優先させるということです。

5. 家族の相談が回復へのチャンス

 薬物やアルコールを使用している本人が自分だけの力で依存症から抜け出すことが難しいのと同様、ご家族も本人たちだけで問題を解決していくことは大変に困難です。ぜひ、ダルクやダルク家族会などの相談機関、アラノン/AL-ANONやナラノン/NAR-ANON(※1)などの自助グループなどにつながって、問題や悩みを抱え込むことなく、元気を取り戻していきましょう。

※1 アラノン/AL-ANON、ナラノン/NAR-NONとは、アルコール依存者、薬物依存者の家族・友人のための自助グループのことです。

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