平成29年度 講座の様子

 はつらつセミナー

第4回  7月14日 おんな城主 井伊直虎物語
              講師 中野 豊光 さん  (三遠地方民俗と歴史研究会) 

     

4回目は「おんな城主 井伊直虎」です。

 講師は三遠地方民俗と歴史研究会 豊橋支部長の中野豊光さん。

 受講者は前回同様80名でした。

 スクリーンに映し出される史跡や歴史的遺物などの画像を見ながら、お話が進みます。(講師の中野さんはこれらの写真を全部ご自分の足で歩かれて、撮影しておられます。すごいですね。)

 この地方は歴史に登場する地名も多く、こういうお話も身近に感じますね。

例えば、直虎の祖父直宗は田原城(吉田城?)攻めで討死。

 直虎の本来の許婚(いいなずけ)であった直親の嫡男、虎松(後の徳川四天王と呼ばれた内の一人直政)が、幼少期に鳳来寺(新城市)に身を寄せていた。

 そして、直虎の出身地、井伊谷(いいのや)は、現在の浜松市引佐町なので言わばお隣。  と、やはり豊橋市民にも馴染みがあります。

 また、歴史は正史を知ることももちろん大切ですが、秘話を知る楽しみもあります。

 直虎の没年が本能寺の変が起きた天正10年、信長より3歳下くらいだそうなので、ほぼ信長と同時代を生きた人なのでしょう。

 女性に生まれたがゆえに幼いころから様々な運命を受け入れ、紆余曲折を経て城主になるもわずか4年で家督を譲り、50歳前に生涯を閉じた一人の女性。かの時代に思いを馳せた90分でした。



第3回  6月30日 かしこい医療機関のかかり方
              豊橋市健康政策課 
     

3回目は「かしこい医療機関のかかり方」です。

 講師は健康政策課(ホイップ)の 阿折隆広 さん

 受講者は80名でした。

 冒頭で、阿折さんは、自らの体験をお話されました。その体験とは…

 ある休日、お腹の大きなしこりに気付いた阿折さん。まずは「癌」を疑ったそうです。とっさに豊橋の市民病院に行くことを考えましたが、ふと、自分が担当している「休日緊急医」のことを思い出したそうです。さらに自分の症状をネットで調べ、当直の外科医を受診したところ、その場で手術を受け、あくる日には予定していたバーベキューに参加することができたそうです。

(びっくりですね!!)

 バーベキューはともかく、阿折さんは事なきを得て本当に良かったのですが、

 実はこの話の顛末にはいろいろな意味が含まれます。

 ご存じのように、昨年4月から「選定医療費」(5,400円)といって、市民病院のように重篤な患者を受け入れることのできる地域の中心的な病院をいきなり受診すると、特別な費用がかかることになりました。

 選定医療費を払って受診しても専門医が不在の場合、様子を見て後日また来てくださいということにもなりかねません。

 ですから、まずは月ごとに指定されている緊急医の受診がを考えてくださいとのことです。そのためには広報を取っておくこと。阿折さんのように、症状を調べて受診科を決めるためにインターネットをすることも役に立ちます。

 また、緊急でもないのに休日夜間に受診する人がときどきいますがそれもやめましょうとのことです。これからは医師不足の時代。医師も高齢化しているのです。現在でも名古屋や浜松から駆けつけている医師もいるそうです。

 本当に必要な患者さんが十分な医療を受けられるよう(いつかは自分に返ることかもしれません)診察時間内に受診しましょうとのことでした。

 もうひとつ、かかりつけ医をもつことも大事です。日ごろから緊急時にどうすればよいかを相談しておくと、いざというときにも慌てません。ポイントはなんでも相談できる「ウマ」の合う医師だそうです。

 さて、2部では、皆さんにあらかじめ書いていただいた「生きててよかったこと」をどんどん、ボードに貼っていきました。「健康であること」「人との出会い」「子や孫がいること」「旅ができること」「仕事に恵まれたこと」「年金をうけれること」などなどが挙がりました。

 これらのことを享受できるのも心身ともに健康であるからですよね。そこで、気になるのが、「認知症」です。前回でも学びましたが、認知症は治すことは難しいけど、予防や進行を遅らせることはできます。2025年には700万人が認知症になるという試算もあるそうです。

 少しでも長い期間を元気で過ごし、いざというときに家族が困らないようにと、以下の事柄を提案されました。

 *なんでも相談できる人を見つける

 *人と出会う回数を増やす

 *元気なうちに「覚書」(リビングウィル=生存時の遺言書)を書いておく

 ※財産のことだけでなく、終末医療をどうするか なども

 ※年齢とともに内容(気持ち)が変化することもあるので、

    タイミングごとに書き換える必要があります。

   ※ 一人暮らし高齢者等は、救急医療キットを備えておく。

    (申請先は地域包括センターや長寿介護課)

そして、どの方も「住まう」ということを一度考えてみてはどうでしょうか?という話も出ました。今までのように家族が基本、面倒を見られなくなったら施設へという考えだけでなく、例えば、ハウスシェア(一軒の家を複数の他人で住む)など、その人に合った生活の仕方を一度よく考えてみるということもこれからの高齢者には必要なのかもしれませんね。

富山出身の阿折さんは「富山は雨や曇りが多いが、豊橋は天気予報が雨でも晴れる時もある。だから豊橋では出かけるのにも気持ちがよい。」とおっしゃていました。なるほど、市民がなかなか気づかないそんな良いとこが豊橋にはあるのですね。

大いにお出かけして、身体を動かし、人と会い、語り合いましょう!

医療費を減らして、元気なシニアライフを満喫しましょう!!



第2回 
 6月16日 脳の若返り教室
              豊橋市長寿介護課 
     

第二回目は「脳の若返り教室」です。

 内容は

 ・認知症と認知症の予防についての話

 ・脳を鍛えるゲーム

 講師は地域包括センター作楽荘の看護師高須美和さん

 受講者は84名でした。

 現在85歳以上の方では4人に1人が認知症様の症状があるそうです。その原因はさまざまですが、発症してから治る方法はまだ発見されていません。

 でも、適切な処置で進行を遅らせることはできるそうです。また、認知症によく似た症状で、早期発見することで完治する病気もあるとのことです。

 「ひょっとして認知症かな?」と思ったときには迷わず受診されることをお勧めします。

 さて、今日はいろいろなゲームを楽しみました。文字の中から都道府県の名前を探し出すのはなかなか難しかったですよ。右手と左手で違う動きをするゲームでもかなり頭を使いました。この「考える」ということが大切で、楽々できてしまうことにはあまり意味がないそうです。

 さて、認知機能の低下を予防するには栄養をしっかり取り、外に出て歩くことが大切。筋肉には水分をためる働きもあるので、筋肉が増えればその分脱水症状も出にくくなるそうです。

 なんでも、小股でちょこちょこ歩く人は、大股で歩く人に比べて認知症にかかるリスクが2.5倍もあるそうです!これは覚えておきたいですね。

 また、高齢になると食事がおろそかになるものですが、少しずつでもしっかりと、特に魚や野菜は摂りましょう!

 さらに、いろいろなことに興味を持つことも脳の活性化につながります。市民館の講座に来られる方はいろいろなことにチャレンジしていらっしゃる方が多いですよね。皆さん若々しいはずです。

 最近は市民館の自主グループで活動したいという、お問い合わせも増えています。皆様じゃんじゃん活動して元気なシニアライフを満喫しましょう♪

 (男性も来てね♪)



第1回
  
6月2日  落語で学ぶ出前講座
                 講 師  微笑亭 三太 さん    (豊橋落語天狗連)
     

H29年度のはつらつセミナー(高齢者セミナー・全7回)が始まりました。

 本年度の第一回目は「落語で学ぶ消費生活講座」、講師は豊橋天狗連の「微笑亭さん太」さんです。ここのところ、毎年受講申し込みが増えてはいたのですが、とうとう今年は百人超え、110名のお申込みがありました。これはきっと、『さん太さん人気』も手伝っていることでしょう。

 そして、さん太さん、お話ももちろんウマいのですが、ずいぶん創作落語の台本を書いておられて、数々の賞を受賞されています。だから、プロの方々にも台本を提供をされているのだそうですよ。

 さて、今日のお題は「悪質商法撃退落語」です。

毎日のニュースでもよく聞かれるように、悪質商法にだまされる高齢者はあとを絶ちません。

 受講者のみなさんにも注意喚起を促して、騙されないようにしていただくと同時に、万が一の場合の相談窓口のご紹介などを東三河広域連合の担当者にしていただきました。

 ※この講座は東三河広域連合・消費生活課が提供している出前講座です。

 はじまりは、落語のお囃子(CD)とともにさん太さんの登場です。にわか作り(ステージ上に机を置いて、緋毛氈を敷き、さらに高座用の座布団を敷いていただきました。)の高座に上がると、あの飄々とした調子で落語が始まりました。

 あまりネタばらしをしてもいけないのですが…、

 娘の忠告も聞かずに、つぎつぎと要らない商品を買い込む主婦を主人公に、催眠商法(無料の景品を配るといって特設会場などに大勢の人を呼び込み、最終的に高額な商品を購入させる)、点検商法(屋根工事や消火器購入)、その他さまざまな手口やからくりを教えてくださいました。とうとう息子までがデート商法にかかって、高額なネックレスを買わされていて… こんな人がいたら大変ですね。^^;

 とにかくさん太さんの落語は面白くて楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。 なんでも本当は60分の予定なのに、お客のノリがよかったので、15分も延長してくださったのだそうです。

 受講者のみなさんは笑って、笑って、勉強して。よき時間となりました。

 高齢者の皆様、くれぐれも口車に乗って「口座」の残高を減らされませんように…「高座」の「講座」は大成功!! お後がよろしいようで…。