豊川駅

- 豊川駅舎の今と昔 -

 この写真は、旧豊川駅です。
 1931年(昭和6年)に建て替えられて、豊川の市民にはもちろん、豊川稲荷へ参拝に来る全国の人たちからも愛されていた駅舎ですが、駅舎の老朽化が進んでいたことと、豊川市が豊川駅周辺の都市計画を実施に移すことになったことから、1995年(平成7年)に取り壊されました。

 これは、豊川駅舎を取り壊す前に駅舎を市民に開放した際に配られていたビラです。 
 2日間のさよならイベント中には、写真撮影会や資料展のほか、使われなくなっていた映画館での映画上映、落書きコーナー、昔の遊びコーナーなどいろいろな催しがされ、大勢の人でにぎわっていました。
 第二次世界大戦中に起こった豊川海軍工廠(現在は日本車輌の工場などが建つ)への大空襲からも逃れ、多くの人に愛されてきた豊川駅舎が64年間の長い歴史に幕を閉じるにふさわしいイベントでした。

 旧豊川駅の解体作業中の模様です。
 豊川駅の工事期間中は、仮設の改札口を写真左手(新城・飯田方面)に設けて営業をしていました。
 この写真は「ふ〜てんのゆうさん」を管理されている西崎さんより頂いだいたものです(少し加工させて頂きました)。 

 新しく建て替えられた豊川駅です。
 飯田線の線路を挟んで東西を行き来できる自由通路が設けられ大変便利になりました。また、体の不自由な方でも利用しやすいようにとエスカレーターやエレベーターを備えた駅に生まれ変わりました。そして、駅前のロータリーもきれいに整備され、近代的な街へと変わったのでした。

おしまい...

 


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