お召し列車

- お召し列車 -

 昭和54年5月26日、愛知県南設楽郡鳳来町(現:新城市)にある「愛知県民の森」で「第30回全国植樹祭のお手まき行事」が開催され、昭和天皇・香淳皇后がED62 15号機牽引のお召し列車で飯田線(行き:豊橋→三河槙原、帰り:本長篠→豊橋)を利用されました。

 当初は、国道151号線を使って車での移動が計画されたようですが、警備上の問題からお召し列車の運行が決まったようです。大海駅横の長篠踏切では、車での移動時の走行性向上のため、横断部が木造からコンクリート舗装に改良されたそうです。

 この写真は、帰りの途中駅(新城駅)で挨拶を受けられた際のものです。

 行幸啓記念誌の行幸啓御日程によると、御着14時49分〜御発14時49分30秒の30秒間でした。※新城駅以外では、豊川駅に30秒間停車しています。

 飯田線をお召し列車が走ったのは,飯田線60年余りの歴史の中でもこの一度きりです。

【豆知識-全国植樹際】

 緑を大切にする気持ちをもっと高めようと、毎年開かれる全国的行事。式典では天皇・皇后両陛下がお越しになり、お手植え、お手播きをすることになっている。


[ 戻る ]