ユンカース
Ju288C





フーマモデル


参考資料

  

クローズアップシリーズは発売と同時に購入しました。
キットも無く,作る予定も無かったが、今回大変に助かりました。
でも、載っている内容は限られていて、マイナーな機体の限界も
感じました。



 

フーマモデルはプラモデルのレベルとしては最低限をクリアーしていますが、筋彫りが
大変モッサリしていて制作意欲は沸きません。そして、パネルラインが飛行機ではまずない
「田の字」をしていたので、修正しました。太い筋彫りに超音波カッターの刃を当てると熱で刃が
食い込んだ分、樹脂が盛り上がってきて細く、深い線が作れます。手作業ですので、最後は
パテで仕上げなければならないのが今一ですが。


プロペラは左右で回転方向が逆です。しかし、キットのプロペラブレードは左右で同じ物を
基部の形状を変えて傾きを変えています。ブレードが単なる板ならそれも有りですが、実際は
ひねりが有るので、左右部品の共通化は出来ません。平面形状も空気を切る側と反対側では
微妙に形が異なります。



キットのランナーを伸ばしたり薄くしたりした物を使うので、材質的な堅さは同じで、
後の作業性は楽ですが、注意しないとブレードに反りが出るの難点です。




主脚は隔壁と一体化しているので、後の画像に出ているように切り離して、
塗装後に接着する手順にします。






青丸が切り離した主脚基部です。
赤丸のところに切り込みが有り、カバーが開く構造になっていましたが
切り込みは下の画像に示したように脚カバーに有ると思うので改造します。
後から本を見ると、そう言った写真も有りますが、複雑な主脚構造を説明した
図面から赤丸のところにも切り込みがあったかも知れません。
とにかく、試作機一機一機違った構造をしているので、良く分かりません。




ユンカースは地上時に脚カバーが閉まる構造をしている印象です。
矢印の箇所は引き込みロッドをクリアーするためと思います。
これも最初と脚の構造が変わったから苦肉の策と推測します。




尾輪に泥よけカバーがあったので、プラ板をヒートプレスして追加しました。



1/72では排気管の開口部はつや消しの黒で塗るだけで、十分ですが、
メチャ小さい回転刃物を手に入れてからは彫り込むようにしています。
最近では別売りパーツで、こう言った部品もありますが、自分でやっても
大した作業ではありません。



カウリング開口部のエッジが鋭すぎたので、プラ材を貼って丸めました。




フットバーはハセガワのJu188から流用しました。
革製のベルトが再現されていないので薄いプラ板で作りました。
ホビースペースの0.14mmのプラ板を流し込み接着剤で付けたら、折れる?
切れてしまいました。材質の堅い物を曲げて接着剤を浸けると微細なクラック
で折れる現象です。熱湯で曲げてからの接着剤試みましたが、部品があまり
小さすぎるので、上手くいきませんでした。少し厚めでしたが、エバーグリーンの
板に粘性の高い接着剤を着けて柔らかくした後、曲げてパーツに追加しました。



 

側面にプラ板に計器板を書いた物を貼り付け雰囲気を出します。
爆撃照準器と爆撃手の位置が遠すぎて違和感があります。




  

キャノピーのマスキングは普通、右画像の黒い部分に使っているポリ製のテープを
使っていましたが、模型店で見つけたタミヤ製のテープより薄めで、伸びるという画像
左のテープを試してみました。ポリ・テープは下地が良く確認できてその点では言う事無
いですが、接着力が弱いので、エッジが剥がれやすい欠点がありまあす。試したテープは
接着力は強いし伸びますが下地のフレームの確認はし辛かった。まあ、なれれば何とか
なるレベルですが。




スプリンター迷彩は明るい色塗った後にマスキングして暗い色を吹くのが定石ですが、
二つの色堺に塗料の微かな段差が出来ます。今回、それを避けるために境界部を
2色交互に吹いて段差を最低限に抑える試みをしました。



  

アマゾンの箱で収納箱を作るのが最後の楽しみです。
長期保存にスポンジを使うには厳禁です。塗料と反応して溶けます。




 

いつもはするウェザリングマスターを塗る作業を今回していません。
フラットクリアーを簀の子状に吹いた後、艶を整えるために真鍮ブラシ
を掛けて磨きました。落ち着いた艶になって気に入っています。

迷彩パターンを探しましたが、資料で全てパターンは違っていました。
作例はユンカースJu88,188から推測しています。資料の写真で確認を
試みましたが、色の違いかパネルの違いか良く分かりませんでした。
出版物では無くて、実物の生写真なら差が分かると思いますが、それを
日本で求めても無理でしょう。



残念ながら、微かに吹き付け塗料の侵入がありました。
十分注意はしていますが、どこかに隙間があったのでしょう。






 

脚カバーの引き込みリンク逃れはこの様になります。



 

マーキングは全てカッティングマシーンで作ったマスクを使って塗りました。
小さな文字も何とか使えます。

使いやすさなら、ローランド製を、小さな文字を切るならシルエットカメオ
をお勧めします。