ハセガワ

B-25J





2014.02.03

 B-25は前輪式の為、尻もちさせない為には機体前部に重りを置かなければなりません。
コックピットパーツを金属製に換えれば新たに重りを付ける必要もなくなるだろうと
ホワイトメタルを通販で購入しました。
しかし、床板のパーツは入っていず、その時にはキットは接着していたので、
メタルパーツは使うことができなくなりました。
メタルパーツはキットのパーツを単にメタルに置き換えただけで、ディテールアップなど
の作業はしてありません。大変安直な製品です。
ホワイトメタルはプラより柔らかくて、脚柱等は簡単に曲がって使い物になりません。
それでもキットより格段にディテールが向上していればそれなりに評価できますが、
先ほど指摘したように単なるパクリなので、価値がありません。ひとつ長所を挙げれば
オレオ部分を磨くだけでクロームの輝きが表現できることくらいでしょう。

仕方なく、鉛のブロックを計器盤と隔壁の間、前輪収納部に張りつけました。
前輪の扉は車輪を降ろした時、最低限しか開いていなくて中はほとんど見えません。
床下には前後をつなぐ通路が有りますが、こちらは前から見えそうなので、
鉛を付けることを避けました。






 爆撃手のパーツはメタルを使い、床下のあいた個所も鉛の板をはりつけました。






 重りは念のために艶消しの黒を塗ります。



2014.02.14

 ハセガワB-25Jの不満の一つはエンジンにプッシュロッドが付いていない点です。
一体で整形するとプッシュロッドが壁状態になるのが嫌われる理由とおもいますが、
1/72では前から見ると違いは感じません。
それより、ロッドのない方が違和感を感じます。仕方がないので、伸ばしランナーで
ロッドをつけました。別売りの細いロッドも製品の太さにバラツキが有るので伸ばしランナー
を使いました。





 銀を塗り、黒の墨入れをしました。




銀を吹きつけで塗ると、オモチャぽく単調な塗装面になります。・・・
と私が感じるだけでしょうが。
試しに、胴体を筆塗りして細かいペーパーで磨いた後にティッシュで
擦ったら金属っぽいなかなかいい輝きになりました。
 
この作品はこの方法で完成まで行こうと思います。




2014.02.14


2014.03.05

 爆撃手席は下部パーツの接着が不適切だった為に
透明パーツを接着するとわずかな隙間ができました。
隙間には黒色ランナーを伸ばして充填しました。




 機体から飛び出しているパーツは金属に換えます。
ピトー管と機首上部のアンテナです。








 機銃の銃身は特注のジュラルミン管にします。
これはキットの銃身に合わせて外径0.8mm、内径0.5mmとしました。
0.7mm外径の方がより良いですが、穴開け加工を考慮して少し大きめに注文しました。
横に開ける穴は0.3mmが望ましいですが、ドリルがすぐに折れそうなので0.35mmを使いました。
前はもっと安い0.4mmのドリルを使っていましたが、開ける穴が所定位置より少しずれただけで
管が折れてしまうので,0.3と0.4の中間で工作しています。







内部はこれで十分。
これ以上にディテールアップしてもキャノピーを被せれば内部は見えなくなってしまいます。 






2014.03.05


2014.03.23


機体内部色を最初に塗ってから機体色を塗ります。




 着陸灯の透明パーツはネイルアート用のパーツに換えました。






 左側面の国籍マーク部分に大きなバルジがあったので
デカールに切り込みを入れて密着を試みたら破れてしまいました。
タッチアップ後に艶消しクリアーを吹いたらほとんど目立たなくなりました。







第486爆撃飛行隊所属機 1944年3月





 大変作りにくい機体でした。
キットそのものは出来が良くてパーツの合いもgooですが、
機銃があちこちから出ていて不用意に触れません。

アメリカの爆撃機を銀色で揃える計画でこの塗装にしました。



 動翼部は艶消しにしました。
銀のスプレー塗装は単調なオモチャっぽくなるので筆塗りを試みました。
一部思うように行った箇所もありますがムラが多くて反省点も多いです。

筆ムラが出ると思っていた黄色の塗装部はスプレーしましたが、筆でも
筆目が目立ちません。





 爆弾倉と昇降ハッチは閉じて工作を省き、完成を急ぎました。

着陸灯の透明カバーは厚くて内部が見えないのでポリテープにしました。