イタレリ
2013年11月のタミヤフェアーで買いました。 協賛で出ている展示会は5月のホビーショーと違ってお客さんが少ないです。 参加クラブ数も少ないので、クラブに充てられたテーブル面積は広く余裕があります。 何もせずにお客さんを待っているのも辛いので毎年内職をしています。 今年は会場で買った上の製品とゼロ戦を作っていました。 |
プロペラは挟み込み式だったので、後から差し込むように変更しました。 真鍮パイプと棒を使い、プラパイプを機体側に接着する方法です。 |
ラジエターの後面パーツ(青線で示す)を赤矢印部分に貼る様に説明書 は指示してありましたが、どう考えても合点がいかないので、フラップを切り取り、 緑部分に移しました。 空いた穴にプラ板を貼り、光硬化パテで成形したのが右画像です。 |
透明度は文句ないキャノピーも、赤丸で示した個所が フレームになっていなくて潰れています。 フレームも位置や数がおかしい。 摺り落としたのが右画像、細かいペーパーやコンパウンドは まだ行っていない。 |
車輪は後から差し込めるように切り込みを入れます。 車輪カバーに隠れるのでこれでOKです。 |
水平尾翼の支柱は後ろの方が前より幅広になっているので、 伸ばしランナーをはって修正します。 |
2014.01.02
2014.02.02
機体内部色はこの段階でハンドピースのノズルを 差し込んで吹きつけます。 |
隔壁は取り付け部を一部削ればなんとか差し込めました。 後部座席のシートベルトは塗装しただけです。 1/72ではこんなもんで十分と思います。 |
キットの窓枠は間違っていたので修正します。 キチットした仕上がりを期待するなら窓枠を細切りテープで 位置決めするのが筋ですが、手抜きをしてフリーハンドで 窓枠を書きました。 これを参考にしてマスキングテープを切り貼りします。 キャノピーの隙間はパテと内部色を混ぜたものを充てんします。 アンテナ支柱の位置が違っていたので、前方に移動しました。 後部機銃の取り付け位置は円の中心ではなくて、縁にありますが、 修正困難なためにスルーします。 |
マスキングの都合で、脚は手塗りしました。 |
上面の滑り止めはでカールのテカリを嫌って塗装します。 滑り止めを塗装後、マスクして上面を塗ると滑り止め部分が 一段低くなります。それではまずいので、上面全体をマスク する手間を省くためも有って筆塗りしました。 |
細く飛び出ている部品はマスバランスを除き 金属に替えました。 |
キットの機銃は単なる棒だったので、エデュアルドの ディテールアップパーツに替えます。 |
破損しやすいのでマスバランスはまだ着けていません。 墨入れ後につける予定です。 今回、最後に付けたのは脚根元のサイレン用プロペラでした。 写真で見ると、マスバランスはキットのようにL字ではなくて、 V字の様になっていましたが、スルーしました。 |
キットには無い翼の機銃をつけます。 アルミパイプの先端を広げて作りました。 強度がいらない事と材質が柔らかいので 真鍮パイプより加工し易いからです。 |
今回、クレオスの色鉛筆を使ってウエザリングを試しました。 はみ出た部分は消しゴムやエナメルシンナーで修正できるので、 1/72の様に小さい作品にも向いている気がします。 完成品の画像ではキツメに写っていますが、実際はほとんど分からない 位です。 |
キットには多くの不満がありましたが、デカールは薄く、延びて最高でした。 デカール柔軟剤は強力タイプよりクレオスの普通タイプが向いています。 タミヤフェアーの会場で買って、すぐ作り始めて簡単に完成するはずでしたが、 以外に手間取りました。 お手軽に作るにはタミヤ純正か、ハセガワが良いですね。 |
キットは例によって筋彫りが浅く広いので、超音波カッターで切り こんで細く深くしました。 超音波カッターは切り込み部が摩擦熱で溶けて盛り上がるので それを利用したわけです。 直線は意外に上手く行きますが曲線部は使えません。 |
今回の失敗は光硬化型の瞬間接着剤が劣化のために 紫外線で硬化しなかった事です。 タミヤの光硬化パテはずいぶん長い期間使えたので、 安心していましたが、瞬間は違うのですね。 |
キャノピーの透明化処理を十分しなかったので、 ガンサイトや機銃も良く見えません。 |
下面に色々ぶら下がっているので、取扱注意です。 |