Model Graphix 広告画像

★ 月刊 モデルグラフィックス
(1989年4月号表紙)
発行 (株)アートボックス社




―1/72 「メッサーシュミット Me109 G-2」フィンランド空軍 ―
ハセガワ社製 Me109 G−6改造)


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今回、アートボックス社のご厚意により、月刊「モデルグラフィックス」1989年4月号より、写真の一部を使用させていただきました。



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今回の作例はキットが主役ではなくて、フィンランド製のデカールが主役です。フィンランド製
と言っても製造はイギリスだそうです。このデカールは意外と薄く、また大変丈夫でキットに
デカールを置いてからアッチコッチ移動しても破れる事はありません。頼まれたのは一機でしたが、
国籍マークを他から流用して4機出来ました。4機のキットはすべてG−2タイプですが、修正
の程度が異なります。G−6からG−2への最低の改造だけの機体とハセガワキットの欠点を
最大限修正した作例も作りました。艶のあるレーサータイプの塗装なら少しはその違いも分かった
と思いますが、迷彩塗装ですから違いはほとんど分かりません。スキャナーが上手に出来なかった
ので画像では一層分かり難くなりました。


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 この作例の後、ハセガワのBf109はマイナーチェンジされました。Fw190が完全新金型
と比べ残念です。Fw190はプロポーションが変で不格好だったので新金型に、Bf109はそ
れなりに格好良かったので部分修正で済ませたでしょうか? ハセガワのBfはスピナーの直径が
小さいので、どれだけ欠点と言われた機種のラインを修正しても修正しきれる物ではありません。
作例の「機体番号1」は機種ラインの修正を試みましたが、スピナー形を修正していないのでその
成果かが出ませんでした。それどころか、全体のバランスが崩れ 機種ラインを修正していない
作例の方がキレイにまとまった感じがします。


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 主翼が薄すぎるのもハセガワキットの欠点の1つです。主脚も貧弱で「エレール」のキットから
流用出来れば良くなります。今、プロポーションが一番良いと感じる1/72のBf109は
イタレリのキットです。ただし、このキットは主脚基部の間隔が広すぎる欠点を持っています。

 



ドイツのBf−109