XP-67

XP-67 MCDONNEL  「BAT 」

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レア・プレーン




試作機なので時期によって細部に違いがある。
史料を探索中。






何とか形になりました。
サイトでXP-67を検索しても同じ写真ばかり。
どれだけ待っても資料が出てきそうもないので、作り始めました。

プロペラは左右外向きに回るはずですが、同じ向きのぺらが2枚入っていた。
片方自作か、両方自作か?






ピトー管はアメリカ機独特の途中に「矢」形状の突起があります。
0.2mm厚の真鍮板をハンダ付けしています。
プラ板に瞬間で接着した場合、作業中に破損する確率が大きいです。


キャノピーはキットの塩ビのバキューム成型品です。
予備も1個有って何とか使えました。
接着は最近発売になった、「黒色瞬間接着剤」です。
キャノピー後部と胴体とのつながりが悪かったので、パテとしても使いました。



エンジンナセル左右のインテーク(気化器の空気取り入れは上?)もキットにはなかったが、
写真に載っていたのでやはり光硬化パテで、作りました。
部屋を暗くして作業をして、盛り上げたら、蛍光灯に近づけて数秒・・・これで硬化。
夢のようなパテです。タダ出来て間もないので、経年変化が少し心配ですが。




前から見ても超格好いい!
エンジン左右のインテークは左エンジンでは良く確認できなかった。
少なくとも、取って付けたような真新しい部品では無い事は確実。

上半角は何とか修正をしたが、迎え角が左右で違ってしまった。
キットのスジ彫りなどを信じたのが失敗の原因。
それとこう言った要素は製作が進み、形が見えてこないと気づかないのです・・・と言い訳(苦笑)。
気付いた時点で修正するのが本筋ですが、機体が機体で、分からない事ばかり。
何しろ現物はエンジンのオーバーヒートで燃えてしまったから無い。

実機はエンジンの冷却以外は結構性能が良かったという記事もあれば、
とりわけ特徴も無い性能だったという記事もある。






本当に「アッサリした」下面。多分、点検用のハッチ類も多いと思うが・・・。
脚収納口は嘘でも良いから「らしく」手を入れる事も考えたが、完成を重視して止め、艶消し黒でごまかした。
収納口とカバーは左右で位置も大きさも違うという「とんでもない」モノ。

スピナーがメタル製なので、錘を機首に入れなくても何とか尻餅は着かない。これが唯一の長所。