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完全なる簡易金型です。お値段は2,900円也。 収入の先細り感のある今ではその内容から決して買わない製品です。 RSの製品を作ればゴミとして捨てても惜しくない物ですが、手を入れる 価値も無いので、ストレートに作ってそれなりに楽しみたいと思います。 |
エンジンポッドです。 肉厚が均一では無くて、薄いところは問題が出そうです。 特に吸気口部は接着しても円形にならずに修正に手間取りました。 |
吸気口から覗くと見える円錐状の突起物はキットに無かったので流用です。 しかし、一つ見当たらないのでもう一つはそれらしく適当に作りました。 普通の手順では,上記のパーツを挟んでポッドを貼り合わせるのですが、開 口部を円形に整形する過程で突起パーツが邪魔になるので、ポッドの上を 開けて,ポッドを成形した後に付けました。 |
おもりはハンズで買った太い紐状の鉛(ハンダ?)を切って入れました。 脚収納口からホコリが入るのを防ぐ為に隔壁を設けました。 |
これが第二次大戦のジェット機の翼断面形? デタラメで、左右で形が違っています。 モウ、本当に嫌になるキットです。 |
主翼を胴体に付けたら前進翼の様になってしまいました。 疑問に思ってスコヤを当てたら直角が出ていません。 ここでもいい加減なキットである事が証明されます。 |
脚収納口の形が左右で違っています。 プラの端材を使って形を整えます。この後、ポッドを仮組みしたところ、 ポッドが本来より太すぎるので、脚収納部に被さってしまいました。 仕方が無いので、脚が付くギリギリの大きさまで収納部を縮小しました。 |
2015.09.04
2015.09.09
重ね合わすと垂直尾翼は左右で大きさと外形が微妙に違っています。 ビックリしたのは動翼部の大きさが明らかに異なっていました。 狭い方が実機に近いと思います。 それでも他のキットに比べると動翼は大きい傾向にあります。 「ちゃんと原型を作ってくれよ」と突っ込みを入れたくなります。 |
メタルのシートは出来損ないの海水浴場の椅子みたいです。 さすがに使えません。仕方が無いので、プラ板でそれらしく作りました。 今、HPの更新をしていて、シートの色はRLM66・ブラックグレーの方が 良かったかな? と思いました。 |
操縦席前部はキャノピーのカーブに会わせた凹んだラインをしています。 計器盤を覆う丸みを帯びたカバーを付けました。 |
磨いたら透明パーツはそれなりに使えそうです。 肉厚は均一ではありませんが特別像が歪むほどではありません。 切り口を黒く塗ると部品の厚みを隠す事が出来ます。 |
前輪の収納口は右画像の様に修正しました。 主脚の収納口が出来たので、エンジンポッドも付けました。 このポッド、太すぎと、空気取り入れ口が小さすぎて気に入りませんが 3キットの差を残す為にも修正はしませんでした。 |
2015.09.09
2015.09.15
「脚の本」又は「足の本」。ドイツ機にはこう言った便利な資料があるんですよね。 メーカーごとに分類されて随分網羅されています。He280の項目では右図の様に なっていますが、テスト中のV3号機とは構造が少し違っている印象です。 巻末に各機のタイヤの寸法がリストになって載っていますが、He280は有りません でした。ソレで、適当に作りました。 |
メインはマッチボックスのテンペスト? 前輪はハセガワ・Bf109E 。 前輪は良く調べず選んだので、少し大きめでした。 キットの入っているメタルの脚よりはまだマシでしょう。 |
2015.09.21
年数も随分経っているのでデカールは別売りの物か自作物を使う事考えていましたが、 そうするとメーカーの差は無くなってしまって3機も作る意味も薄れます。 特にMerely Modelsのデカールは保存状態が悪かったのでひび割れ箇所が広く、使うのに 躊躇しましたが、強行しました。 主翼上面の国籍マークはひび割れしていましたが、何とか無事に張り終えました。 胴体右側面のデカールはひび割れ程度が進んでいたのでバラバラになってしまいました。 寄せ集めて形にした後、出来た隙間を塗料でタッチアップしたら意外に目立たなくなりました。 しかし、水に浸してフィルムを分離したらのりの成分が「塊」になってデカールに凹凸が 出来てしまいました。 この症状は糊が乾くと透明になって目立たなくなったので助かりました。 小さいデカールは糊を水で洗い流して使いましたが、大きなデカールは破れそうなので、 仕方なく,「塊」の処理を省きました。 |
墨入れはタミヤエナメルのジャーマングレーを使い、ウェザリングはタミヤの ウェザリングマスターAのライトサンドを使いました。 鍵十次は大過ぎるし,白縁も太すぎです。 |
ジェットノズルはウェーブの薄肉プラパイプ6mmを使いました。 太すぎますが、エンジンカウル側の径が太いのでバランスを考えてこの径を選択しました。 |
エンジンポッドが太すぎますね。 |
前脚からゴミが入らない様に隔壁を設けます。 |
部品精度が低いので、伸ばしランナーやプラの端材で隙間を埋めます。 翼が異様に薄いのは我慢します。修正すればRSとの違いが無くなって フーマキットの存在価値が無くなります。 今まで棚上で放置していた手間の掛かるキットです。形状の修正は基本、 しないつもりです。 |
2015.09.15
キャノピーの方が幅が少し広いので、胴体に伸ばしランナーを貼って修正しました。 右は削ったランナーをクレオスの流し込みタイプで溶かして段差を消す作業中。 面状体になると溶剤の揮発が遅くなるので、カッターで切れ込みを入れて溶剤の 逃げる道を作っています。パテを使うより今はこちらの方法を好んで使っています。 |
計器盤の裏にランナーを貼り付け、持ち手とします。 それを「J」字状に曲げたピンセットでつかみ、開口部から所定の位置に接着します。 計器盤は胴体を貼り合わせる段階で付ける様に指示されている場合が大半ですが、 こちらの方が、作業性が良いと思っています。 計器盤に貼ったメーターデカールは硬く、厚みがある様に思ったので、機体に貼るデ カールは 他から持ってきた方が無難かも知れません。 パイロットはマッチボックスから流用したと思います。雰囲気が第一次大戦風なので、 どのみち流用するならエアフィックスから持ってくれば良かったのに。 写真を撮り忘れましたが、シートは随分小さめです。形はそれらしいですが。 |
2015.09.21
墨入れはクレオスのMr.ウェザリングカラー・グランドブラウンを使いました。 キットの線が太くて浅いので拭き取りを注意深くしても「やり過ぎ」の印象が強くなります。 拭き取り作業中は可能な限り細くなる様に拭き取ったつもりでも,離れてみるとオモチャ ぽくなるのは泣けてきます。 ウェザリングはウェザリングマスター・サンドを使いました。 主翼の国籍マークに黒縁が無いのは疑問です。 未知のデカールにはどの軟化剤を使うか悩みましたが、モデラーズ(グッドスマイルレーシング) の強力軟化剤でフィットできました。 |
垂直尾翼はデカールも大きいですが、キットの方も小さすぎです。 |
RS MODELS
2014年に翔バナイ会の展示会を訪問した際 、岐阜コックピットの会員さんに連れられて 模型店のガネットさんを訪ねました。 在庫の消化を最優先にしている最近ではキットの購入を極力控えていましたが、見切り品 の値段につられて,つい、買ってしまいました。 |
資料はワッヘンアルゼナールです。 このシリーズは一機一冊に纏められていて便利ですが、ドイツ語と写真が不鮮明なのが 欠点です。 |
前輪式なので,可能な限り前の方におもりを入れます。 ブロックの鉛を削って効率良く詰め込みます。二液性のエポキシで動かない様に固定します。 |
試作機のV3は機銃を積んでいないので伸ばしランナーで溝を埋めます。 |
タイヤカバーのパネルラインが無いので調べましたが分かりません。 地上ではカバーが閉まっているし、飛行中の写真も不鮮明で腹のパネルラインは良く 分かりません。作例は推測でラインを彫りました。 |
胴体のキャノピーが載る位置は 風防パーツとの摺り合わせが全くされていないので、 計器盤カバーを丁寧に削って摺り合わせをしました。 見えなくなりそうなので、計器盤は省略しようと思います。この時点ではシートと操縦桿も 付けていません。 |
小さいのであっという間に形になりました。 内部も外皮も全面RLM02・グリーングレーなので、脚カバーまで付けてから塗装に入ります。 |
2015.08.18
2015.08.30
キャノピーのマスキングも終わり、全体をタミヤの水性用シンナーで拭いて 汚れと手の脂を取り除いて,塗装開始直前まで来ました。 昔、汚れを拭き取らずに塗装をしていた時はマスキングテープを剥がすと塗料 もテープ側に付いて剥がれる事故が多発しました。お風呂で中性洗剤を使って ジャブジャブ洗う猛者も居ますが,そこまでする勇気はありません。 ファインモールド社のご機嫌クリーナーで拭いてから水を含ませたティッシュで 拭く時もあります。 |
2015.09.15
3機、塗り始めました。 塗ると表面の修正忘れの箇所がそこら中に現れて、その処理に振り回されます。 前輪式なので重りを入れていて意外に重量があります。 脚の弱いキットもあるので長期保管には不安なので、治具を作りました。 |
2015.09.21
国籍マークは主翼と胴体とも同じ大きさの物を使う仕様になっています。 主翼、小さすぎ。胴体、大き過ぎ。 貼る位置も「?」ですが、キットの指示に従いました。 |
胴体の国籍マークが大きすぎる為に全体の貼る位置が後ろにズレました。 他のキットが「GJ+CB」でセットになってるの比べて、RSの製品では 「GJ」 「+」、「CB」の3をつなげる構造になっています。 主翼下面では「GJ」の間に「+」が入るのにデカールは「GJ」と続いていたので、 一文字ずつ切り離しました。 デカールの質は最新製品ですから貼りやすいです。軟化剤はモデラーズ製品は 強すぎてシワが出来てしまいました。弱いクレオスの軟化剤が向いています。 墨はクレオスのマルチグレーを使いました。手元で作業をしている時は入れた墨 を意識できないほど目立ちませんでしたが、離れてみると丁度良く,上品な印象を 受けます。 そのままでは単調になるので、マッドを少し擦り付けました。 |
デカールを貼る時は可能な限りトリミングをしてから使うのが、常でしたが、 材質に不安があったので、トリミングせずに貼って、シルバリングした様な 目立った箇所のみ、事後トリミングをしました。 デカールの不要部を切り取る為にナイフを入れると,エッジが微かに浮いて 白化するのは 泣ける所ですね。 |
今回発見した事!
タミヤエナメルは同じタミヤの水性アクリルシンナーでは溶けませんが、
クレオスのMr.ウェザリングカラーはエナメルシンナーでも水性シンナーでも拭き取れました。
クレオスもエナメル系と思っていましたがどうも違うようです。
ガラスケースに並べて保管します。