ボーフォート

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2009.09.22


スペシャルホビー


最近では、バキュームや古いキットしかなかったアイテムに、チェコなどから簡易インジェクション・キットが出てきて、作品を増やすのに楽になりました。・・・それにしては増えるスピードが遅いと言う突っ込みはご勘弁!

内容は、簡易スチロールのメイン部品とレジンのディテールパーツ、エッチングが少々。
デカールも色が「?」ですが、チャンと入っています。




イギリス機は迷彩境界線が余りぼけていない特徴を持ちます。
最初、型紙を使って迷彩をしていましたが、胴体付近で、やりにくくなったので、
方法をハンドピースのフリーハンド吹きに変えました。

口径を0.3mmから0.2mmに換え、空気圧も絞って接写で噴きます。
都合の良い事に、このボーフォートは迷彩境界線がはっきりしていません。


      


塗装終了後、上面は黒を追加したフラット・ブラウンで、下面はダーク・グレイでスミを入れました。

パステルをペーパーで削り、刷毛でサッサーッとハイライトとシャドウ、退色した表現に挑戦しました。
定着にフラットクリアーを掛けながら作業をしたので、艶消し塗面にパステルの粉が残ってくれて、
自分の思う様に仕上げが調節出来ます。
作品を見て、その効果を感じられないなら、それは私の技術が未熟な為です。







ソコソコ、透明度はよいでしょう?
実は、パーツの透明度はもっと良かったですが、キャノピー接着時に掃除をする最後の工程で、
小さなゴミを吹き飛ばす為に使ったエアーダスターで、ミスをしました。
思いっきりボンベのエアーダスターを吹いたら、それは隣に置いてあった瞬間接着剤の硬化促進剤でした。
・・・その瞬間、頭の中は真っ白!

硬化促進剤のボンベを手にして、すぐ拭こうか?
それとも乾かしてから処置をしようか考えました。






拭こうにもすでに半ガワキ状態になっていたので、
完全に乾いてから、ペーパーや各種コンパウンドを駆使して、原状復帰を試みました。
画像では判別出来ませんが、プラの分子間に染み込んだ促進剤の為に、
見る角度によって気泡の薄いモヤが見えます。








魚雷の色が分かりません。
博物館の展示品は赤と青に塗っていますが、実戦ではその可能性は低いと判断し、
作例の様に面白みのない塗装となりました。




 
左右エンジンの排気管は対象形か同一位置と思っていました。
何回写真を見ても、ボーフォートの排気管は右が斜め下、
左が真横に思えてなりません。
プロペラが邪魔をして、位置確認が辛いので、間違いかも知れません。






完成した着陸灯。







翼端灯はレンズ効果で電球が歪んで見えます。







銃座を囲むパネルは接着時に段差が出来て、処理に手間取りました。







一部、ボーファイターから推測した脚周り。
適当に彫ったカバー内部の構造もそれらしいです(笑)。







文字関係のデカールはキットのモノを使いました。
機体ナンバーを貼った位置がフラットな場所で、わずかな段差でも目立ったので、
クリアーを厚塗り、強制乾燥、ペーパー掛け、を繰り返し、塗り込めました。
尾翼の国籍マークはアンリミに丁度良い大きさがなかったので、イギリスの別のデカールから持ってきました。
白の部分が明度を落としてあって、アンリミとは少し差が出ました。