グラマン F6F ヘルキャト


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ハセガワ F6F-3






F6F−3 第27戦闘中隊 空母プリンストン(CVL−23)搭載機 1944年5月

ハセガワの説明書と「世傑」を一部参考にしました。
結論的に・・・大失敗!
最初から3型を作るつもりだったので、説明書に従って前に倒れたアンテナとカウリングの横に膨らみを付けました。
どうもこの「キャットマウス」の部隊は3型でもアンテナは5型同じく垂直型で、カウリング左右の膨らみも無い様です。
説明書のイラストをよく見ると、それ風に描かれていますが、3型でも「キャットマウス」にするには注意する様には書かれていません。
私の持っていたキットは古いので、今流通しているキットには改善されているかも知れませんが。



上面は水性アクリル絵の具でドライブラシを掛け、凸のパネルラインを浮き出させる事を試みました、
乾きが遅いので、エナメルよりやり易かったです。
デカール部分はエナメルのサンドイエローを凸線に沿って書き込みました。


こちらの面はデカール部分の書き込みをしていないので、パネルラインがはっきりしません。




デカールが劣化していたので、機首の「キャットマウス」は手書き、国籍マークはマイクロスケールの別売りデカールを使いました。機体番号の「2」は細かな亀裂が入りましたが、キットのデカールを使い、上からクリアーを掛けて補強しました。
翼端灯は電球に色が付くタイプなので、透明アクリルに穴を開け電球を再現しました。


下面は白にサンドイエローを加えてベースを塗り、白でドライブラシをしてパネルラインを浮きだたせる事を試みましたが、明度差がない為か、思った成果が得られなかったので、方法を変えました。
線をニュートラルグレーにピースコンで吹き、下面色の白で可能な限り細くなる様に修正しました。
F6Fはパネルラインが多いので、この方法では「ウルサく」感じます。
1/48や1/72でもパネルラインが少ない機体には使えるかも知れません。

【総括】
完成すると、それなりに何とか見られる物です。
凸線を彫り直しをせず「繊細で迫力のある作品」を目指すにはまだまだ合格点にはほど遠い作品です。
特に下面の塗装を「表現がオーバー」と松風会の会長から指摘を受けました。
「その通りです」。凸線で凹線に墨を流した様な効果が得られる技法を考える必要を感じます。
全て凹線に彫り直せばよい事でしょうが、其れでは「面白くない!」
次回作の宿題です。