WZ☆I 

78FG/84FS
司令官 ジョン ランダース大佐・搭乗機
1945年夏
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タミヤ

2006.05.16完成



2006年の静岡合同展示会に持っていこうと計画していた「アセンダー」が不慮の事故の為、展示できず、
出展作品が減ったので、急きょ作りかけのキットを探し製作を再開しました。



そのままでは色気がないので、又プロペラを回す事にしました。
前回のFw190−A−3ではパイロットを乗せず、ベース上でプロペラを回すと異様な感じを受けたので、
今回はパイロットを・・・確かマッチボックスのどこからか持ってきて改造しました。
ネタをバラスと・・これ、操縦桿を付けていないんです。覗いて見る人も居ないからね。




このキットの製作にあたってのテーマは「銀塗装の訓練」と「広面積デカール貼りの練習」でした。
銀は光の関係で、下地の些細な傷も容赦せず、ミクロのホコリも存在を明確にするので、どの様にミスをリカバーするかの実験でした。

デカールは「カルトグラフ社」製で、評判通り良い物でした。
何しろ発色が良いですね。日本では許可されていないインクを使っているとか。




タイヤカバーを開けてみたのはよいけれど、ステーが長すぎて切りました。
タミヤはこの様なミスはほとんど無いので、私の作り方が間違っていたと思いましたが、他のサイトでも指摘されていたので、キット自体の「ミス」のようです。
本当に、タミヤらしからぬミスです。
例によってブレーキパイプにエナメル線を使ってモーター(携帯の振動モーター)の導線として使っています。




銀は普通のグンゼの「8」番。チョット厚塗りしすぎて光沢がボテッとなりました。
実機の主翼は目止めをしてドープを塗っているのでこれ位でちょうど良いです。
トーンを変える為、フラップにメタリックを使ったが、これは暗すぎました。
主翼の機銃点検パネルは「アルクラッド」を塗りました。
このシンナーは模型用ではない普通のラッカーシンナー、それも強力なタイプで、多めに吹くと下に塗った塗料を侵しました。
その修正にも手間を取り、貴重な体験ができました。



ふと、「in action」誌を見ると、この機体が表紙にありました。
  
翼端のチェッカーが3段ではなく、1段です。キャノピーにはバックミラーもある。
P42を見ると、どうもバックミラーは無いらしい。
増槽も大型だけれどこれは付け替えが自由だから、無視。
キャノピーとアンチクレア塗装の間には「赤」線はないみたい。
・・・と言う事で、この部分のデカールは省略。
本当は風防をマスキングした状態ではココのデカールを貼れなかったからです。
「線」の周りの透明ニス部分を切り取れば貼れましたが、タダでさえ細くカールするデカールだから
ニスの切り取りは避けたかったです。
最悪、線を筆塗りする事を考えましたが、資料で線がないらしいので、省略しました。

サイトで、この機体の飛行可能なレプリカが載っていました。
他のキットで、博物館の実機を取材し、その機体独特の特徴をキットで再現してマニアに批判された事が、タミヤでありました。
この塗装もそうしたミスと思っていましたが、念のため他の資料を見たら・・・


  
「ゲッゲッ・・・有る!」タミヤのデカールと同じ機体がある。
翼端のチェッカーは確かに3段。
どうも終戦直後、何かの記念に塗り替えたような。
垂直尾翼の上部は黒く塗っていない時期もあるので、いろいろなパターンがある機体みたいです。




浜松・松風会はジオラマ禁止ですが、電池ボックスとして会長に大目に見てもらっています。
プロペラ可動の3号機です。