ラボーチキン
La-5FN

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KP (チェコ)





上のレッドブラウンより、幾分落ち着いた感じ。

第1ウクライナ方面軍 V・I・ポプコーフ大尉機
親衛第2襲撃航空団親衛第11戦闘飛行師団第5戦闘機連隊所属

オスプレー誌に載った写真をよく見ると、星の白縁は更に赤い縁が着いたタイプの様だ。
今更気付くのも間の抜けた話です。

全体は凸線でしたが、パネルラインは凹で彫り直しました。
組む時ジャマにならなかったので、排気管後部の側面外板は凸リベットを残しました。
実機のリベットはこれほど目立ちません。

デカールは譲ってもらった、「エデュアルド」のデカール。
初めて使うデカールなので心配したが、案の定ミスをした。
このキットを今まで作らなかったのは、一つに資料がなかったからと、キットに入っているオリジナルデカールが、
全く使える物でなかったからです。
シート全体がニス部分。厚く黄ばみがスゴイ。赤、白の発色が悲惨。

エデュアルド・デカールの特色
1.とても薄い。
2.チョット堅め。
3.軟化剤はよく効く。効き過ぎて、とても小さいシワが出来る。
4.表面が塗料をはじく。

このデカールを使うに当たって気になった事は、「白」と「赤」が微妙にずれている点です。
特に「赤星の白縁」です。
手持ちのデカールを探しても白縁の外に更に縁の赤い線がついている物ばかり。
仕方がないので、エデュアルドの物を修正して使う事にしました。
白縁の広いところは幾分カットして、白縁の狭いところは透明ニス部分に白色の塗料で幅を広くして修正をしました。
白を塗ると薄目の塗料をハジイタので、ビックリしました。
何度も塗る事で何とかなりましたが、塗膜が厚くなりました。

念のため、貼り始めはミスをしても目立たない下面からとしました。
カットしたデカールを水に浸したところ、カールしたので、ティッシュペーパーの上で、真っ直ぐ伸ばしたらデカールが割れてしまった。
デカールの質も硬いが、11月の中旬、暖房のない部屋で、冷たい水を使ってデカールを貼った私に第1の非があります。
デカールを貼るには「ぬるま湯」を使うのが常識です。

デカールのひび割れを防ぐには、水に浸す前にクリアーラッカーでオーバーコートする方法があります。
デカール自体がチョット薄すぎる気がしたので、この方法を採ろうと思いましたが、
デカールの表面がラッカー塗料でも弾く性質があるのを思い出し、別の方法を採る事としました。
水に浸す前のデカールにマークソフターを塗り、やはり弾くので、裏からも塗り、
水にデカール紙を浸したからでもマークソフターを塗ったら、フィルムの部分を触っても割れる事が無くなりました。




爆弾押さえは金属に換える。



ソ連機は翼上面に国籍マークがないので、デカールの「白化」を心配しなくて済む。



迷彩パターンはエデュアルドの説明書によったが、正しいかどうかは確認できる写真を見た事がないのではっきり言えない。
3色のブチ猫の様な迷彩はこの機体しか知らない。本当にあったかチョット心配な気もします。



タイヤ収納部分は深めに彫り直す。
下面の墨入れはガンダムカラーの水性墨入れペン(ダークグレー)で。
はみ出しは消しゴムで消す。
この技法は「コンキー」の夏目会長の紹介です。

作り始めた時、本当に完成まで持って行けるか全く分かりませんでした。
デカールさえ手配出来れば、プロペラも、スピナーも、キャノピー、脚部分もチョット手を入れれば使えます。
ソ連機は手付かずの世界で、面白い機種が多いのですが、キャノピーを絞る必要があったり、脚、タイヤを他所から流用する必要があります。
さて、次は何を作ろうか?