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ジーベル Si 204D-1

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2012.01.02




  
下面のマスキングを除去すると、不安が的中しました。
タミヤタイプのマスキングテープを使った箇所で、塗装面がテープに持って行かれました。




主翼翼端でもトラブルが発生しました。
このまま、塗料を吹き付けても、残った塗装部と剥がれて地肌が出た箇所で段差が出来ます。
剥がれた箇所にビンの塗料を筆で置く様に埋めました。
塗った直後は盛り上がり気味でも、溶剤成分が飛ぶと凹みます。
微かに盛り上がった状態で乾燥させ、ペーパーで元の塗装面と均一にします。
色調が変わり、リカバーした箇所が目立つなら、部分的に吹き付け塗装をするつもりでしたが、
パネルラインにシャドーを入れて塗装をムラ状に塗っていたので、そのままでも意外に目立ちませんでした。







国籍マークは適当な大きさのデカールがなかったので、デカールを自作するより、
マスキングテープを使って塗装にチャレンジすることにしました。
イラストレーターで鉄十字を書くことを試みましたが、上手く操作できなかったので、
CADソフトをインストールして、DXFファイルでイラストレーターに送って下絵を作りました。






念のため、数%大きさを変えた物も作っておきました。
この紙に、荷造り用の透明テープを貼り、その上でポリのマスキングテープを切りました。






  
白の部分は右画像の様に、少し大きめにした下絵を作って合わせやすくしました。





上の白十字も同じ方法で塗装しました。
写真の状態で塗装すると多分微かな塗料がマスキングテープの外に着くと思い、
穴を開けたサランラップを通して、且つ、噴く圧力を落として塗装しました。
その為、たまに失敗する、「思わぬ所に塗料が回り込む」ことはありませんでした。

下面のマスキングで、テープに塗装面を持って行かれたので、ポリテープを余り強く擦って密着することを控え、
補助に両サイドに貼るテープもノリの弱い青色のテープを使いましたが、・・・ダメでした。





 
吹き込まない様にエッジを密着させた箇所にトラブルが発生しました。
ポリテープは普通のテープに比べて糊のベタ付きがないので、ノリが弱い様に思われますが、
爪などで強く密着させると意外にしっかり着いています。

今回、トラブルが多発したのは、表面の除脂と言うか、脱油処理をサボったからです。
密着性の高いサフを下地に噴いているので油断しました。

塗装する前に、中性洗剤で洗うのがベストでしょうが、横着な私は、クレオスのシンナーで拭いたり、
眼鏡クリーナーを使ったりしていました。
少し前は、塗装面の拭き掃除にはタミヤの水性シンナーを使っていました。
今の私のスタンダードはファインモールドの「ご機嫌クリーナー」です。
塗装面を溶かすか怖々使い始めましたが、今まで塗装面が熔けたトラブルはありません。
念のため書くと、塗料はクレオスのラッカーです。
他では試していません。






  
近くで良く見ると粗も見えますが、離れるとそれほど分かりません。





尾翼の鍵十字は自作デカールを作りました。
試作品のとても薄い透明デカールを手に入れ、試しましたが、
プリンターの熱で台紙から剥離して使い物になりませんでした。
印字の設定を変えることで、良くなる可能性はあります。
尾翼の鍵十字位の大きさではファインモールドの透明デカールでも厚みをそれほど感じません。
小さな注意書き等のデカールを作る時はベースが薄いことに越したことはありません。






  
何とかそれなりになりましたが、「白色」がとても強く感じるので、スモークをオーバースプレーして明度を落とすつもりです。



2012.01.02

2012.01.10



引き込み用のアクチュエーターをプラ棒と0.5mmの洋白線で作りました。
洋白線はメッキ線と違って、素材全体が金属地金で、塗料が着いてもカッターで擦れば輝きが復活して好都合です。




  
実際に組むと、ほとんど見えなくなりました。脚カバーを付けると自己満足の世界です。







マーキングの白部分にスモークを吹いてて明度を押さえ、全体を半艶消し材で整え、
今回はスポンジタワシで表面を擦ってアクセントを付けました。






垂直尾翼内側の塗り分けは想像です。
Do217の塗装が似ていたので、参考にしようと本をいくつも見ましたが、ハッキリ塗装の状態が分かる写真はありませんでした。
沢山あるDo217でさえそんな状況ですから、Si204等全く分かりません。
塗り分け線が分からないと言うことは1色で塗られていた可能性もあります。



マーキングを塗装でしたので、デカールを使った時より、フラットクリアーの効果がよく出て、塗面に均一性が増しました。



胴体下面にはアンテナが幾つか着くようですが、分からないし、製作に飽きてきたのでトボケました。



  
キャノピーのマスキングを除去する時は内部の汚れを覚悟しましたが、それほどゴミはなく、ホッとしました。
透明部にタミヤのワックスを爪楊枝で塗ったら、透明度が随分増しました。
















横着をして、ソフトストロボモードで撮っているので、キャノピーが光って内部が良く見えません。

日記を見たら、昨年の9月末から作っているのですねえ。
製作開始時はこれほど手間が掛かるとは思っていませんでした。
金型の痛みが各所にあってその修整で、サラッと作って終える目論見は崩れました。

プラモ人生も残り僅かとなりました。手間の掛かるキットは敬遠していかねばと思いますが、
アイテムで選ぶと手間の掛かるキットが多いです。

次作は双発、双尾翼の3兄弟で行きましょうか?