麻真田(洋風帽子の材料)

  

日本の麻真田工業は明治36年頃から始まり、明治39年に川崎の鳥養彦次郎が試作、
明治41年には横浜の上流合資会社が工業化に成功した。
豊橋に麻真田製造を伝えたのは、横浜で習得してきた八町の吉浜勇次郎を先達として、
大正元年頃には市内にもかなり普及して業者の数も増えつつあった。
麻真田は主にフィリピン産のアパカ植物の葉幹を繊維化したもので、絹のような光沢と耐水性、
耐摩擦性に富んでいることから婦人用帽子などに使われ、日本の重要な輸出商品となった。
全国のおよそ30%を豊橋で生産していた。

 



麻巻き糸





真田機





真田機 13本打、17本打





真田機 17本打




平巻き機




真田紐

  

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