SMTP認証サービスとは、メール送信時に、SMTPサーバで、ユーザー名とパスワードによる認証を行うことにより、
不正な第三者からのメール送信(メールサーバーの不正利用)を拒否するサービスです。
従来はメールを受信した後に送信する(Pop Befor smtp)ことでメールサーバの不正利用防止をしていましたが、送信時に認証することにより受信する前に送信することができます。但し、対応メールソフトが必要になります。
通常のメールサーバーと言うのは、何処からでも、誰でも、そのプロトコルがわかれば
発信できるものです。しかしそれでは、悪意あるユーザーが一つのメールをサーバーに
投げ込む事で、千件、いや一万件ものメールを自分が送らずしてすべてサーバーで
処理してくれる、というとても危ない部分が潜んでいます。
これがSPAMと言われるものです。最近ではこれを防ぐために、「自分の中の
システムからのみメールを出せるように・・・・」とか、「許可して数分間のみ有効」という
手法が取られてきています。
資源の無駄使いを防止するというのでしょうか。そこで出てきたのがsmtp認証と言うモノです。
メールサーバーに接続して来た時に、このユーザーは自分のユーザーか確認するために、
ユーザー名とパスワードを使って認証させ、認証出来ればメールを送信出来る。
と言う方式です。従来のPop Befor smtp に対して、かなりのセキュリティが向上します。
ユーザーには直接関係のないことのようにみえますが、スパムメールの踏み台に
されますと、サーバーのパフォーマンスが下がったり、酷いときには動作しなくなったり
することもあります。
メールソフト | SMTP AUTH対応 | 実際に使ってみました↓ |
Windows |
||
AL-Mail32 1.12 | −※1 | |
AL-Mail32 1.13 | ○ | |
Becky! Internet Mail 2 | ○ | |
Datula 1.52.01 | ○ | |
Eudora 4.1J | − | |
Eudora 5.0J | −※1 | |
Eudora 5.1J | ○ | |
EdMax 2.85 | ○ | |
Microsoft Outlook 98 | ○ | |
Microsoft Outlook 2000 | ○ | |
Microsoft Outlook 2002(XP) | ○ | |
Microsoft Outlook Express 4.0 | − | |
Microsoft Outlook Express 5.0 | ○ | |
Microsoft Outlook Express 5.5 | ○ | |
Microsoft Outlook Express 6.0 | ○ | |
Netscape Communicator 4.51 | ○ | |
Netscape Communicator 4.75 | ○ | |
Netscape 6 Mail | ○ | |
Netscape 7 Mail & Newsgroups | ○ | |
Shuriken Pro2 | − | |
Shuriken Pro3 | ○ | |
PostPet 2.0 | − | ←私のは、ver.2.0です。駄目です |
PostPet V3 | −※1 | ←お試し版をダウンロードしたのが、2004/9/9です。V3.37になっていました。SMTP認証利用できました♪ |
Winbiff 2.4.1 | ○ | |
鶴亀メ−ル 2.05 | ○ | |
電信八号 32.1.3.1 | ○ | |
Opera6.03 | − | |
メイルドール V4.01 | − | 2003/7/24にダウンロードしたものですが、設定項目がないみたい。 |
【表の見方】 | ||
− | ・・・ | 未対応 または 利用できません。 |
○ | ・・・ | 利用可能(実際に検証をおこなったもの) |
※1 | ・・・ | 設定欄はありますが実際には利用できません。同メールソフトをバージョンアップする事でSMTP AUTHを
利用する事ができるようになります。 PostPetに関しましてはバージョンver.1〜3.01までは対応していません。 |