座布団の作り方
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銘仙判座布団
側サイズ 55cm×59cm(口開きが寸法の長いほうです。)
中綿375グラム3枚入れ

おことわり

この製作方法は、あくまでも作り方の一例であることをご理解ください
ふとんの作成結果については当方では責任はおいかねます。
ご自身の責任においてお作りください。

多分座布団を初めて作る方は文章だけではなかなか理解しにくいとは思いますが
頑張ってチャレンジしてください。

写真の中で綿が色が違って見える部分がありますが、これは打直しをしたお客様の綿に
新しい綿を足して作った為にこのようになっています。ご了承ください。

今回の作り方は、つばくろ張りという座布団製作方法の一つです。


A
D
C
このアニメーションは、座布団を作る場合の綿の張り方を表しています。
アニメーションの中に点線が出てきますが、綿の折れ線を表しています。 わたは、本だたみです。

まず右ひざを立てた状態で自分の前に座布団生地を左口開き右が輪になるように置きます。

始めの綿の張り方は、アニメーションの青色です。 綿を横方向(AからCの方向)に生地より4センチ綿をだして左右方向に綿を張ります。次に縦方向(DからBの方向)へ同じように生地より4センチ張り出して赤色のように張り、左右に綿を広げてます。 これで青赤と綿の持つ繊維の方向を90度替えて同じ大きさで2段綿を張ることが出来ました。

同じ要領で綿を横・縦・横・縦・横・縦・と綿をアニメーションのように順番に少しずつ、綿の張り方に4センチ程差をつけながら張っていきます。
この段階で綿を40センチ程残しておきましょう。 後で被せとして使用します。
B








台張りが完成した後は、左図のように黄緑色の斜めの直線を下の座布団生地のラインと想定し、曲線のように角から角へ生地より4センチ程中へ入るように手で綿に折れ線をつけ中心方向へ折り曲げます。
次に反対方向のDCの角から角へ同じように折れ線をつけ中心方向へ折り曲げます。

上図の説明がこの写真です。
反対方向のDCの角から角へ同じように折れ線をつけ中心方向へ折り曲げます。
中心部分を右ひざで押えてAD方向に手で折れ線をつけます。 
中心方向へ綿を折り曲げ角作りの工程へと進みます。
いよいよ角作りの第一歩。
綿の角を布の角と位置が同じになる様に脇折を調節します。
角綿の一番上の綿を写真のように両側へ開きます。
左手を添えて着物を着る時のように綿を交互に合わせていきます。
右側の綿を写真のように合わせます。
続いて写真のように自分から見て左側の綿を重ね合わせます。
これで一つ座布団の角が出来上がりました。


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