Mr.Billの台湾プロ野球事情



第1回 ― プロローグ ―

1990年3月17日の午後、王貞治の始球式で台湾プロ野球が幕を開けた。
そして台湾は、アメリカ・日本・韓国・オーストラリア・メキシコに継ぐ、6つ目のプロ野球を持つ国となった。


第2回 ― 台湾プロ野球とは ―

台湾プロ野球リーグの正式名称は、「中華職業棒球聯盟」(中華プロ野球連盟)(Chinese Professional Baseball Leauge)、通称CPBL。 所属球団は全部で4球団。それでは、ここで4球団を紹介しましょう。

 ・味全龍(Wei-Chuan Dragons)
  チームカラーは赤、親企業の味全食品は大手食品会社。
 ・統一獅(President Lions)
  チームカラーは緑、親企業の統一企業も大手食品会社。
 ・三商虎(Mercury Tigers)
  チームカラーは青、親企業の三商行はいろんなものを経営しています。
 ・兄弟象(Brother Elephants)
  チームカラーは黄、親企業の兄弟飯店は文字通りホテルです。

@ 試合方式(開幕当時)
 延長戦は制限なし。ただし、試合時間が2時間50分以上になると、次の延長回
 へ入らない。
 (9回終了で、試合時間が2時間50分以上の場合は、延長へ入らない)

A 優勝決定方式(開幕当時)
 Jリーグ同様、前期と後期に別れ、各球団は1期45試合のペナントレースを行
 う。 (2期で、計90試合)
 前期と後期の優勝は、10月または、11月の「Champion ship」で決する。
 (全7戦4勝先取制)
 「Champion ship」を制した球団が、年間王者となる。
 前期・後期ともに、優勝球団が同じ場合、「Champion ship」を待たずに年間王者
 が決定する。


第3回 ― 台湾プロ野球開幕 ―

1990年3月17日、「 清新健康 」(さわやかで尚且つ健康)のコンセプトの元に、CPBLが開幕した。台湾は、アメリカ・日本・韓国・オーストラリア・メキシコに継ぐ、6つ目のプロ野球を持つ国となった。

開幕の日の午後2時(日本時間、午後3時)、台北市立野球場に開幕式を行う、満員の中で、王貞治の始球式で台湾プロ野球が幕を開けた。

その後、すぐに行われた開幕戦では、統一獅が4−3で兄弟象を破りました。この日から、全180試合の公式戦の熱戦の火蓋が切って落された。