新畳
畳の台である床を含めたすべてを新しくすることです。
床は古くなってくるとでこぼこしてきたり、糸が切れてふかふかしたり、薄くなってきたり、また隙間が出来てしまいます。
床のでこぼこやふかふかがひどくなってきたり、薄くなって敷居との段差や隙間が目立つようになってきたら替え時です。
目安としては20年ぐらいですが、日当たりや部屋を使う頻度によって変わってきます。
手直しによって隙間やちょっとした凹みなどは直せますが、全体的なでこぼこ感や薄さなどは直りきりません。
ワラ床や建材床などいろいろな種類があります。
表替え
床はそのままで表(ござ)と縁を新しく替えることです。
表にもランクがありいろいろな種類がありますので、見本を見て決めるのがいいでしょう。
日焼けなどでござがささくれてきたり、ござの汚れなどがひどくなってきたら替え時です。
ちょっとした隙間や凹みは直せますが、新品のようにはなかなか直りきりません。
目安としては10年ぐらいですが、日当たりや部屋を使う頻度によって変わってきます。
裏返し
今ついている表(ござ)をひっくり返して、その裏側を使う方法です。
ござは古いままですが縁は新しくなります。
あまり年数が経って古くなってしまったござですと裏返しをしても、あまりキレイにはなりません。
またシミがある場合ですと裏返してもシミが出てしまい、穴が開いているものは出来ません。
目安として、5年ぐらいまでなら裏側も割りとキレイな状態(ついてる表のランクにもよります)だと思われます。
いろいろな畳・畳表
縁つき畳 | ・・・・・・・・・・・ | 一般的に目にする畳です。やはりこれが一番。 |
縁なし畳 | ・・・・・・・・・・・ | 縁のない畳で半畳にして市松模様に敷くことが多いです。おシャレな感じになります。 |
琉球表 | ・・・・・・・・・・・ | 普通のい草とは違う草で出来ています。強度、香り共に強く、独特な雰囲気です。 |
和紙表 | ・・・・・・・・・・・ | 和紙で出来た表で色が変わらないので旅館や飲食店などに使われることが多いです。 |
カラー表 | ・・・・・・・・・・・ | 和紙などで出来た表を色染めしたものです。一風変わった部屋に。 |
デザイン畳 | ・・・・・・・・・・・ | 和紙のカラー表等を使用して作るデザイン調の変わった畳。 |