2006 稲刈り

10月14日土曜日から開始しました。
本当は木曜日くらいからぼちぼちやっていこうと思っていたんだけれど、いろいろやらなければならない事やなんかがあって
ほとんど手付かずのまま稲刈りに突入してしまった。何時もお休みの日にみんな(総勢8人)でやるのだけれど、
このみんなが手をつける前にフライングしてやる稲刈りが実は好きだったりする。
風の音や鳥の声を遠くに聞きながらざくっざくっといういう鎌の響きを体に感じる。
籾殻がパラパラ落ちているところでは小さな足跡を探して後を追ってみたり、巣を探してみたり・・。
そして迷路を作ってみる。どんどん刈り進んでいって稲の中にいると自分がすごく小さくなった気がする。
おひさまと稲と自分だけの世界。
そういう時足元を駆け抜けていくクモなんているとこいつ達も生きてるんだなぁって思ったりする。
まあ、実際のところ作業的にはあまり役立っていないと思う。でも、とても好きな時間ではある。


  稲刈り準備

  鎌を人数分用意する
  はざの準備(去年立てたのを使う)
  紐の用意(わらの備蓄がないのでコンバイン用の紐で結束する)

ほんとはゆるい場所をよく確かめておかなきゃいけなかった。
そして排水の溝をしっかり掘っとくべきだった

 当日 曇り

 今年は自分のところの田んぼを1枚と、使ってくれといわれた分の田んぼを1枚のと合わせて2枚の田んぼ で作リました。
まず、自分ちの田んぼから開始。単純に近いから。

水道(みずみち)があるのか年中ぬかっている天然ビオトープを避けながら稲刈り開始。ここではドジョウやヤゴたちが冬越しをする
なかなか面白い場所なんだけど下手に踏み込むと抜けれなくなってしまう危険な場所でもある。
まず、刈り束を作って10ほど溜まったら縛っていく。このやり方がわたし的に楽。この田んぼはよく乾いていて足が楽だった。
よく実っているようで刈っていくのが楽しい。私達が刈ってきつく縛れない子達がはざまで運んでいく。
この田んぼはこの日で終了。結果10個ほどのかやねずみの巣を発見した。内1個は中身入りだった
今までたくさんの巣を見つけたけれど中身入りは初めて。少し毛の生えたこねずみが5匹入っていた。見つけたのは子供達。
もしかして今まで分解してなかったから見つけなかったのかなぁ。これで  『たぶんかやねずみの巣』から『正真正銘のかやねずみの巣』
と確証できました。すごいです。あんなにちっこいねずみがこんなに真ん丸な美しいものを作るなんて。
あとたくさん見れるのはクモたちです。いろんな種類がいて「たいへんだー。」と走り回っています。


 2日目 晴れ

 しまった。2枚目の田んぼは排水がうまくいってなかった。
1/3位までは足元がしっかりしていたんだけどそれ以降は田植え状態になってしまった。
足元の不安定感と実入りの少なさでこちらの田んぼはわくわく感が少ない。
この日はバインダー紐も亡くなったこともあって午前中少しやってお終いにした。
もう少し乾いてくれるといいんだけどな。


3日目 晴れ

 「さあ、バリバリ働こう」という事で秘密兵器のブルーシートを引っさげて開始。
おまけに長靴を脱いだので怖いものなし。どんなぬかるみもへっちゃらだし、泥遊び感覚がプラスされてちょっと楽しくなってきた。
足がずぶずぶ沈んでいく。そんな場所に稲藁を置くわけには行かないので、ブルーシートの上におく。
こっちの田んぼの稲は軽くて細いのでのでひとつかみで二株いけてしまう。おかげで作業が早い。
どうしてこんなに差が出たのかなぁ。
田んぼの端まで行くとおたまじゃくしがうごめいていた。このこたちはかえるになれるのかなぁ。稲の陰にやせたトノサマガエルがいた。
やせガエルってこれの事かと感心するくらいのやせっぷリ。暖かいといってももう10月だもんねぇ。早く冬眠したほうがいいんじゃないのかな。
この日、昼過ぎに稲刈りとはざ架け終了。みなさまご苦労様でした。
あとは、お日様にお任せ。