|
中空スラブ工法(ボイドスラブ)
*一方向中空スラブと二方向中空スラブ
一方向とはボイドを一方向に配列した中空スラブであり、荷重は主にパイプに平行方向
に流れI型断面の集合体として考えられます。
二方向中空スラブとはボイドを表題の写真のとおり相直交する二方向(場合によって他
方向)に配置した中空スラブであり全体が版として考えられています。一方向の梁的な
ものと大きく異なり、周辺を梁や壁で支持される二方向中空スラブは、一般的に一方向
より経済性にすぐれ振動に対しても有利です。
*中空スラブ(ボイドスラブ)の遮音性と振動について
当社が取扱う栗本鐵工所はスラブ躯体メーカーとして、初の品確法の特別認定の評価を
取得しており床衝撃音の実測物件は600件を超えています。
遮音面でイメージされやすい中空部(空気層)の影響に付いてもボイド内に発泡剤等を
充填する等の各種実験により重量衝撃音では全く影響が無い事が報告されています。
*予測計算
床衝撃音の予測計算方法は遮音測定の実績をもとに円形・楕円の特性を考慮した修正イ
ンピーダンス法にて計算を行っていて設計時に提出した重量床衝撃音予測計
算値と実測値が誤差の少ないものとなっています。
*各種実験例
UR都市機構(旧都市基盤整備公団)にてスラブの長期たわみ。遮音性能確認実験を行
っており、長期たわみは構造計算時より安全側に収束しています。
*設計・施工・改装時のメリット
ボイドスラブは小梁による間取りの制限がなく、お施主様のご要望にお応えできるフリ
ープランが可能となり、フラットなスラブの為、大工工事・鉄筋工事・内装工事が容易
になります。更にリフォーム時に上記メリットから自由なプランが可能になります。
*中空マットスラブ
在来の直接基礎は一般的に地中梁で基礎剛性を確保する為、地中梁の高さを大きくし、
耐圧版・地中梁・上部スラブとで構成される二重スラブ工法です。
二重スラブ工法での基礎性能を、一枚の必要厚さのスラブとする事で構造耐力を確保し
同時に掘削・配筋・型枠の作業に於いて、工期短縮・コスト削減を目的に開発されたの
が中空マットスラブです。
|