東三河の津波ハザードマップ
 

■自分の住んでいる土地の標高がわかりますか?
■地方が独自の防災基準を設けることができない。 2011/05/03
■津波ハザードマップ 豊橋市・豊川市・田原市・蒲郡市 2011/05/03

《戦国時代、豊橋市に津波の被害があっただぞん》

【三河武士がゆく】
 

■自分の住んでいる土地の標高がわかりますか?

《豊橋市地震防災マップ》には、「東南海・南海地震に係る津波浸水予測」というPDF版を見ることができます。

「津波浸水予測について」次のように書かれています。

三河湾側の地域では、標高1メートルに満たない低地が広がっており、堤防が被災した場合、津波の影響を受けるおそれがあります。
下図については東南海・南海地震が発生した場合、万一の事態に備えるべきという防災上の観点から、最悪の状況を想定して、海岸堤防がまったく存在しない「堤防なし」の条件で国が「津波予測図(浸水深1メートル以上)」を作成しました。


続いて、【津波浸水予測図】があり、津波被害が予測される地域が着色されています。

これを見て気になったのは、東北大震災と同じ規模またはそれに準ずる規模の津波(地震ではなく)が来た場合、どうなるのかということです。これは、防災計画を立てるときに三河湾は大丈夫だろう(同程度の津波は来ない)という事を前提にするかしないかという問題なのです。

災害時の避難場所は、学校や市民館となっていると思いますが、避難場所の耐震強度はどうなのでしょうか?どの程度の津波に対応できるのでしょうか?

自分が住む地域の標高を知っていますか?
避難場所の標高を知っていますか?
避難場所の施設の高さを知っていますか?
避難場所の収容能力を知っていますか?

例えば、マピオンという地図のサイトでは、表示された地図上で右クリックをすると該当地点の標高を知ることができます。国土地理院のサイトで〈基準点・測地観測データ〉から水準点や三角点を調べる方法もあります。

■マピオンMapion
http://www.mapion.co.jp/

■国土交通省>国土地理院>基準点・測地観測データ
http://www.gsi.go.jp/kizyunten.html


■地方が独自の防災基準を設けることができない。 2011/05/03

東海地震・南海地震・東南海地震が予測されるという話を聞いてから久しいのですが、豊橋市に住む者としては、今来たらどうしようか、防災対策は大丈夫なのかという不安があります。

いつ来るのかわからないから怖いのですが、直接住民の安全を図る豊橋市として、東北大震災後、防災対策(とくに津波に関する)についてどのような動きをしているのか気になりました。

豊橋市は大震災を受けて、防災対策の見直しを検討しているようです。

但し、豊橋市独自で津波に対する基準を設定することは難しいようです。

これは、国の機関である中央防災会議で防災対策の基準が示され、それが愛知県に下り、さらに豊橋まで下りてくるまで独自の基準は出せないということなのです。政府がチャンとしなければ、下の組織が動けないということです。

また、沿岸地域は豊橋市のみならず、広い範囲であるため、豊橋市だけが基準を設定して動くことができないのだそうです。

近隣の三河湾・太平洋沿岸の豊橋市・豊川市・田原市・蒲郡市などで、検討した結果を持ち寄って防災対策をおこなう動きも(現時点では)ないそうです。

いつ来るかわからないから、早く動いて欲しいと思いますが、このようなシステムになっている以上、動きたくても、独自または近隣市町村と連携して動くことができないのでしょう。できる範囲でしっかりやっていって欲しいと思います。また、国政レベルで、地方が動きやすくなるような制度改革をおこなう必要性を感じました。


■津波ハザードマップ 豊橋市・豊川市・田原市・蒲郡市 2011/05/03

太平洋や三河湾沿岸の自治体サイトで「津波ハザードマップ」を調べてみました。 2011年5月3日現在

【豊橋市】

トップページ上部にある検索窓に「防災マップ」と入力して検索すると「豊橋市地震防災マップ」ページが1番目にヒットします。ここから、「津波浸水予測」を見ることができます。

「津波ハザードマップ」と入力してもヒットしません。「津波」であればヒットします。

■豊橋市防災マップ(ハザードマップ)



【豊川市】

トップページのGoogle検索窓の下にある「防災・当直医・不審者・相談」欄に「防災マップ」とあります。ここから、《豊川市防災マップ》を見ることができます。防災マップには〈マップ版〉と〈航空写真版〉があります。防災マップ上で《津波危険区域》を確認することができます。

したがって、「津波ハザードマップ」を入力しても、トップページ最上部にあるGoogleのサイト内検索ではヒットしません。「防災マップ」であればヒットします。

■豊川市防災マップ


【田原市】

トップページ上部にある「救急・災害」または、その左斜め下にある「防災・緊急」をクリックすると《救急・災害》のページに移動し、「防災マップ」から田原市防災マップを見ることができます。マップ上で《津波浸水危険区域》を確認できます。
ます。

トップページにあるサイト内検索窓に「防災マップ」と入力すると、《防災マップ》のページがヒットします。

トップページの検索窓に「津波ハザードマップ」と入力してもヒットしません。「津波」で検索すると「津波浸水マップ」「津波浸水分布」といった関連ページがヒットしますが、上部ページとのつながりがよくわかりません。

■田原市防災マップ


【蒲郡市】

トップページ右上にある検索窓に「津波ハザードマップ」と入力して検索すると、1番目に〈蒲郡市ハザードマップ〉がヒットします。ここでは、「想定東海地震による震度分布」、「想定東南海地震による震度分布」、「想定東海・東南海地震連動による震度分布」が見られ〈津波浸水予想地域〉を確認できます。

また、トップページ左上方の「緊急・災害・防災」から「防災」に入ると、津波に関する項目がいくつか見られますが、項目が多くて見づらいので、《安全安心課》のページを開きます。ここでは、〈蒲郡ハザードマップ〉のほか、〈津波浸水予想図〉〈津波避難計画〉〈津波予報発表に伴う避難勧告等の基準〉が見られます。

〈津波浸水予想〉では、「津波浸水予測図」が見られます。
〈津波避難計画〉では、「東南海・南海地震及び東海・東南海地震連動に係る津波浸水予想地域」お地図で確認できます。

■蒲郡市ハザードマップ


 

■豊橋市の津波ハザードマップ 2011/05/02
■地方が独自の防災基準を設けることができない。 2011/05/03
■津波ハザードマップ 豊橋市・豊川市・田原市・蒲郡市 2011/05/03

《戦国時代、豊橋市に津波の被害があっただぞん》
 

【三河武士がゆく】